論文紹介

by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST

目次

文献リストなど

論文ななめよみ

角閃石

  • Anderson&Smith(1995) 角閃石圧力計.酸素分圧や温度の効果も考慮
  • Bachmann&Dungan(2002) 角閃石の累帯構造を用いたマグマだまりの温度・圧力履歴の推定
  • Buckley&Sparks etal(2006) 上昇中のマグマ中でおきる,角閃石の分解反応
  • Browne&Gardner(2006) 上昇中のマグマの中でおきる角閃石の分解反応を知るため,スフリエールヒル火山の最近の噴出物について,角閃石の分解組織を観察し,分解前後で鉱物やガラスの量比と化学組成がどうなっているのかを調べた.
  • Yamaguchi(1969) 空気中で加熱された角閃石の結晶構造および光学的な変化.

黒雲母

噴火メカニズム

マグマの破砕
  • Zimanowski&Wohletz etal(2003) 火山灰はマグマや母岩が細かく破砕されてできる.どうやって破砕するか.
  • Buchanan(1974) 高温の液体と,低温で気化する液体とが混合したときに起きる激しい爆発のメカニズムについて.


マグマ混合
  • Browne&Eichelberger etal(2006) マグマ混合がどのように起こるのか調べるため,雲仙火山の噴出物に含まれる斜長石斑晶の累帯構造の観察と化学組成分析を行なった.


泡沫(フォーム)の性質


マグマの揮発性成分

マグマだまり〜噴火直前の成分量
  • Papale(2005) 噴火直前のマグマに含まれる揮発性成分
  • Stix&Layne(1996) Cerro Toledo流紋岩の斑晶ガラス包有物および石基ガラスの揮発成分を分析


起源
  • Goff&McMurtry(2000) 世界中の高温火山ガスのδD,δ18O,トリチウム分析
  • Kiyosu&Miyajima etal(1993) 火山ガスや温泉の活動があまり盛んでない背弧側の火山は,あまり研究されていなかった.そこで,妙高山の噴気を調べてみた.


CO2
  • Mysen&Virgo(1980b) 炭酸ガスは水に次いでマグマ中に多く含まれる揮発成分であり,マグマの発生プロセスに影響を与える.この論文は硅酸塩溶融体へのCO2の溶解メカニズムを,ラマン分光法を用いて調べた.

付録:文献入手の手助け

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検索用データベース



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  • 火山ガスの真下を通過しているところ.2005.08.09 宮城撮影
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