- 1990年 秋田大学 鉱山学部 卒業
- 1992年 秋田大学 鉱山地質学専攻 修了(修士)
- 1995年 東京工業大学 地球惑星科学専攻 修了(博士)
- 1995年 東京工業大学 (学振 ポスドク)
- 1995〜7年 工業技術院地質調査所 (科技特 ポスドク)
- 1997 工業技術院地質調査所 環境地質部
- 2001年〜 産総研 深部センター
- 2002〜3年 産総研 国際地質協力室
- 2013年 産総研 深部コア グループ長
- 2014年〜 産総研 活断層・火山研究部門
仕上研磨用定盤。特許第5317095号。
この研磨盤の優れた性能については、下記Miyagi (2017) の図5をご参照ください(オープンアクセスのため、どなたでもダウンロード可能です)。
私の研究対象である火山噴出物は、硬度の異なる様々な物質で構成されており、これを化学分析のため平らに磨く作業は困難でした(∵ 石英→とても硬いので出張る;長石やガラス→ふつう;黒雲母や包埋用樹脂→とても柔らかいので凹む)。
この研磨盤は、ラッピングフィルムシートなどと組み合わせることで、硬度が不均一な試料を平面に磨けます。
2008年の発明以来私自身、この研磨盤の愛用者になりました。
この特許は、筑波光化学さんの協力で商品化され、顧客第1号はなんとNASAジェット推進研究所でした。現在もこちらで購入可能です→合同会社NOMUKIさんのページ
• Miyagi, I. (2017). A grooved glass surface-plate for making a flat polished surface. Earth Planets Space, 69(1):1–3. https://doi.org/10.1186/s40623-016-0587-x
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阿蘇のマグマ供給系
大規模カルデラ噴火をひきおこす珪長質マグマの生成速度を、中岳や桜島などで観察されている火山ガス放出量から、見積ることが可能になるかもしれません。
「いったん浅所に上昇した玄武岩質マグマが深部に戻って結晶化し、大規模な珪長質マグマを生じる」という世界初のモデルを公開しました。
• Miyagi, I., Hoshizumi, H., Suda, T., Saito, G., Miyabuchi, Y., and Geshi, N. (2023). Importance of Long-Term Shallow Degassing of Basaltic Magma on the Genesis of Massive Felsic Magma Reservoirs: a Case Study of Aso Caldera, Kyushu, Japan. Journal of Petrology, 64(3). https://doi.org/10.1093/petrology/egad009