桜島の噴火映像(垂水市webカメラ)
by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST
火山灰の観察にあたり,ライブカメラの映像は役に立ちます.火山灰がどのような気象条件のときにどのような噴火によって放出されたのかを確認することが,非常に大事だからです.
そこで,垂水市が設置・公開しているウェブカメラの映像を,太陽が出ている時間帯に定期的にダウンロードしています.得られた多数の映像は,時系列に沿って動画として整理され,研究室に保管されています.
垂水市のライブカメラは,2007年から活動を再開した昭和火口と南岳山頂火口との区別つきやすい場所に位置しており,火山観測を行なううえで有利です.またカメラの設置されている部屋の窓ガラス清掃などもゆきとどいており,比較的質の高い画像が得られています.垂水市職員の方による日頃のメンテナンスに感謝します.
2011年
2011年6月〜
- おしらせ
昨年あたりから桜島は,噴火頻度の高い状態が続いています.
宮城は2008年以降桜島昭和火口の噴火映像を手作業で保存する作業を続けてまいりましたが,あまりに噴火頻度が高いため,作業時間の確保が難しくなりました.
今後も垂水市役所のウェブカメラによる噴火映像を研究室内の機器に保管し続けますが,個別の噴火映像をウェブサーバーにアップロードする作業に関しては,2011年5月31日をもって打ち切らせていただきます.
バックナンバー
- 噴火映像
- ちょっと一服
- 高岡公園(鹿児島県加治木町)から見た桜島
2010年3月22日 宮城撮影