プロフィール

研究テーマ

 過去から現在まで、主に「地質図・野外調査」に関係した研究テーマに携わっています。野外調査では自分の専門分野に限らず、地域の地質及び自然を幅広く理解することが求められます。例えば、ある地域に特有の地質災害や地形、動・植物に関する知識も、その道の専門家ほどではありませんが身につけていきます。また、地質学・地球科学を社会一般に普及する仕事にも取り組んでいます。
 2014年度からは、宇都宮大学の非常勤講師 (客員教授) を務めています。

略歴

  • 1966.4. 栃木県宇都宮市に出生。
  • 1970年代後半 宇都宮市周辺の化石産地に出没。
  • この頃の目的は化石収集。特に海なし県の栃木県で海棲の貝化石が見つかることを喜んでいました。
  • 1980年代前半 栃木県内の第三系を見て回る週末巡検。
  • この頃は主に堆積岩の地層に関心がありました。チャネル構造を見つけては不整合だと考えていました。しかし、受験戦争の末ようやく入学した高校に、地学の授業がなかったことにショックを受けたのを覚えています。
  • 1985.4. 筑波大学第一学群自然学類に入学。
  • 3年生以降、初めて専門的な地球科学の世界に触れ、その奥深さにますます惹かれました。
  • 1989.4. 地質調査所に入所。
  • 仕事として地質学に携わり、一生を勉学に励むこととなりました。国家公務員研修を終え、配属されたのは地質部岩石地質課でした。以後、部課名は変更になることもありましたが、仕事の内容はほぼ変わりませんでした。
  • 2001.4. 独法化に伴い、地質調査所から産業技術総合研究所地質調査総合センターへと組織変更。このときも、所属部署名は変更になることもありましたが、仕事の内容はほぼ変わりませんでした。
  • 2008.1. 管理関連部門である地質調査情報センター地質調査企画室へ異動。連携調整主幹という肩書きでしたが、多種多様な用務のために奔走しました。この際に、多くの人の野外調査の内容を見聞きしたり、様々なアウトリーチ活動に携わったり、見聞を広めることができました。特に、日本ジオパーク委員会の立ち上げや運営など、全国規模の活動と、それらを通じた人との交流に強い影響を受けました。
  • 2009.7. 異動により地質情報研究部門へ復帰。それまで続けていた成果の取りまとめを進めました。
  • 2010.1~3. ユネスコの「国際惑星地球年」の終了に際し、国際惑星地球年日本 (International Year of Planet Earth: IYPE日本) の事務局を担当しました。「社会のための地球科学」というスローガンの下、数多くの機関や研究者の方々と一緒に仕事をすることができました。
  • 2012.4. 再び管理関連部門の地質調査情報センター地質・衛星情報整備企画室へ異動。
  • 2015.4. 組織再編に伴い、地質情報基盤センター整備推進室へ異動。
  • 2017.4. 組織再編に伴い、地質情報基盤センター (次長) へ異動。
  • 2018.4. コンプライアンス推進本部 (総括企画主幹) へ異動。

  •  所属部署は何度か変わりましたが、研究では1989年以来、一貫して地質図の作成に従事し、日本の地質を明らかにする研究を続けてきました。近年は、地質の研究成果をいかに広く社会で使ってもらうかを考えています。大学の学部卒業と同時に就職してしまいましたので、修士も博士ももっていませんが、モットーは「とにかく広く」で、いつまでも地質学の様々な専門分野を偏食なく見渡していきたいと考えています。
     作成に関わった地質図類は、「地域の地質と仕事」のページをご覧ください。

最近の発表類

公表された主な論文類

  1. 吉川敏之 (2017) オリジナル地質図のすゝめ. GSJ地質ニュース, vol. 6, no. 5, 158-165.
  2. 吉川敏之 (2017) 新しい地質図の利用例. GSJ地質ニュース, vol. 6, no. 3, 100-107.
  3. 吉川敏之 (2012) 汎用ポータブルPCを利用した野外調査の現状の利点と課題. 地質学雑誌, vol. 118, no. 3, 184-189.
  4. 吉川敏之・巌谷敏光 (2012) 野外調査におけるデジタル入力の可能性と期待. GSJ地質ニュース, vol. 1, no. 8, 237-243.
  5. 吉川敏之 (2008) 3.5.1 塩原地域. 日本地方地質誌 3 関東地方, 朝倉書店, 232-234.
  6. 吉川敏之 (2006) 栃木県北部に分布する中新世珪長質火山岩の形成年代. 地質学雑誌, vol. 112, no. 12, 760-769.
  7. 吉川敏之 (2006) 福井県大野市南方、平家平付近の第三系と地すべり. 地質調査研究報告, vol. 57, no. 3/4, 121-126.
  8. 吉川敏之 (2006) シームレス地質図サポートページ-知られざる地図、地質図の普及と認知のために-. 地質ニュース, no. 626, 7-8, 32-40. 
  9. 吉川敏之 (2006) 韓国の白亜系の地質-韓国と日本の地質図作成グループの研究交流-. 地質ニュース, no. 619, 18-25. 
  10. 吉川敏之 (2005) 栃木県の地盤. 地質と調査, 土木春秋社, '05, no. 2, 65-71. 
  11. 吉川敏之 (2005) 栃木県塩原地域の中新統鹿股沢層の堆積環境変化と年代. 地質学雑誌, vol. 111, no. 1, 39-49.
  12. 吉川敏之・高橋雅紀・岡田利典 (2001) 足尾山地東縁部に分布する中新世火山岩のK-Ar年代. 地質学雑誌, vol. 107, no. 1, 41-45.
  13. 吉川敏之 (1998) 栃木県宇都宮地域に分布する新第三系の地質と層序. 地質学雑誌, vol. 104, no. 5, 346-356.
  14. 吉川敏之 (1997) 大阪東南部、二上層群の中新世火山岩の放射年代. 地質学雑誌, vol. 103, no. 10, 998-1001.
  15. 吉川敏之・赤井博之 (1995) 遺跡の石の起源を求めて―茨城県千代川村下栗野方台遺跡の例―. 地質ニュース, no. 494, 26-32.
  16. 吉川敏之 (1993) 兵庫県篠山地域の下部白亜系篠山層群の層序と構造. 地質学雑誌, vol. 99, no. 1, 29-38.

  1. Kano, K. and Yoshikawa, T (2005) Subaqueous eruption and emplacement of OT2 in the Middle Miocene Iizuka Formation, Noto Peninsula, Japan. Jour. Volcanol. Geotherm. Res., vol. 147, 309-328.
  2. Akahane, H., Furuno, T., Miyajima, H., Yoshikawa, T. and Yamamoto, S. (2004) Rapid wood silicification in hot spring water: an explanation of silicification of wood during the Earth's history. Sedimentary Geology、vol. 169, 219-228.
  3. Kano, K., Yoshikawa, T., Yanagisawa, Y. Ogasawara, K. and Danhara, T. (2002) An unconformity in the eraly Miocene syn-rifting succession, northern Noto Peninsula, Japan: Evidence for short-term uplifting precedent to the rapid opening of the Japan Sea. The Island Arc、vol. 11, 170-184.
  4. Hoshi, H., Tanaka, D., Takahashi, M. and Yoshikawa, T. (2000) Paleomagnetism of the Nijo Group and its implication for the timing of clockwise rotation of Southwest Japan. Jour. Mineral. Petrologic. Sci., vol. 95, 203-215.
  5. 松浦浩久・吉川敏之 (1992) 兵庫県東部に分布する前期白亜紀篠山層群の放射年代. 地質学雑誌, vol. 98, no. 7, 635-643.

ウェブページ制作

 絵を描くこと、写真を撮ることなど、グラフィクスを扱うのが好きだったことから、さまざまなウェブページの制作に携わってきました。以下のウェブページ・データベースは、今でもよく人にお勧めしています。

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〒305-8560
 茨城県つくば市梅園 1-1-1
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 コンプライアンス推進本部
 TEL: 029-861-2467
 E-mail : t-yoshikawaに@aist.go.jpをつけてください。

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