マンガで見る石のでき方

産総研
last updated 2023.10.31

このページでは、石のでき方をかんたんに紹介します。

全体図

四角をクリック 火山豆石 (かざんまめいし)<br>噴煙の火山灰は水にぬれるとくっつきあって大きくなることがあります。このうち落下してもこわれないくらい硬くなったものを火山豆石といいます。 溶岩 (ようがん) と 火山弾 (かざんだん)<br>火山から噴き出したマグマのうち、地表を流れたものを溶岩、空中を飛んでくるもの火山弾といいます。 マグマだまり<br>マグマは地下にあったとき、まわりの石をとかします。マグマからできた石にはそのとけ残りが含まれていることがあります。また、地下で割れ目に入りこんで固まったりします。 接触変成岩 (せっしょくへんせいがん) と 深成岩 (しんせいがん)<br>高温のマグマはまわりの石を加熱します。その熱のために石は組織が変わって、別の石に生まれ変わります。また、マグマだまりの中では重い結晶はしだいにしずんでゆくために、同じマグマだまりの中でも、下のほうと上のほうではできる石がちがいます。 溶結凝灰岩 (ようけつぎょうかいがん)<br>高温の火砕流に運ばれた火山灰や軽石は、ふりつもってもまだ熱く、やわらかいため、重さで押しつぶされてしまいます。 火山灰 (かざんばい) ・ 軽石 (かるいし)
        <br>火山灰や軽石は、噴煙から降ってきたり、火砕流に運ばれてつもります。長い時間がたつと、これらも固まって石になります。 化石 (かせき)<br>死んだ貝や魚や落ち葉は、砂や泥といっしょに埋まると、長い年月をへて化石になります。 タービダイト<br>洪水や海底地すべりで発生したにごった流れは土砂をはこびます。いくつもの地層としてつみ重なって、しま模様の石ができます。 メランジ<br>沈み込むプレートの上の堆積物は、大陸のプレートとの摩擦ではぎ取られ、寄せ集められます。これらを付加体、変形した堆積物をメランジといいます。 高圧変成岩 (こうあつへんせいがん)<br>プレートの運動で地下深くに沈んだ石は、高い圧力と温度の上昇のため、別の石に変わってしまいます。 チャート<br>海にすむプランクトンも死んでから海底に積もり、その硬い殻は長い年月をかけて石になります。 石灰岩(せっかいがん)<br>熱帯のあたたかい海では、サンゴや生物の殻がサンゴ礁の海につもって石になります。日本でもプレートに乗ってやってきたこれら南国の石が見られます。 隕石(いんせき)<br>宇宙から飛んでくる隕石には、地球上の石とはまったく異なる特徴をもつものが多くあります。
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