音源データのリスト

WR-AOTSVer. 2.10 で使用する音源データ(録音された音の波形データ)のファイルは、Soundsフォルダに格納されています。

この図は、WR-AOTS-209Jフォルダ内のSoundsフォルダの場所を示しています。
  • P0001.wav : 自動車
  • P0002.wav : バイク(小)
  • P0003.wav : ディーゼル車
  • P0004.wav : バイク(大)
  • P0005.wav : 救急車
  • P0006.wav : 静音車(低速)
  • P0007.wav : 静音車(微速)
  • P0100.wav : 足音
  • P0200.wav : チャイム(旅客施設の音案内)
  • P0201.wav : カッコー(音響信号機)
  • P0202.wav : ピヨピヨ(音響信号機)
  • P0210 .wav : ピヨ同時
  • P0211 .wav : ピヨ鳴交1
  • P0212 .wav : ピヨ鳴交2
  • P0213 .wav : ピピヨ鳴交2
  • P0215 .wav : カッコー同時
  • P0216 .wav : カッコー鳴交1
  • P0217 .wav : カッコー鳴交2
  • P0218 .wav : カカッコー鳴交2
  • P0220 .wav : ピヨ分離1
  • P0221 .wav : ピピヨ分離2
  • P0222 .wav : カッコー分離3
  • P0223 .wav : カカッコー分離4
  • P0300.wav : パチンコ屋
  • P0301.wav : ゲームセンター
  • P0302.wav : 縁日
  • P0303.wav : 学校
  • P9900.wav : 南からの環境音(市街地音)
  • P9901.wav : 北からの環境音(市街地音)
  • P9902.wav : 東からの環境音(市街地音)
  • P9903.wav : 西からの環境音(市街地音)
  • P9904.wav : 南からの環境音(白色雑音)
  • P9905.wav : 北からの環境音(白色雑音)
  • P9906.wav : 東からの環境音(白色雑音)
  • P9907.wav : 西からの環境音(白色雑音)
  • P9908.wav : 南からの環境音(桃色雑音)
  • P9909.wav : 北からの環境音(桃色雑音)
  • P9910.wav : 東からの環境音(桃色雑音)
  • P9911.wav : 西からの環境音(桃色雑音)
  • ReadMe.txt : 音源データファイルの説明書です。
音源データのリストここで終わり

音源要素のカード・フレーズ

訓練環境の編集の際に、カード・フレーズを用いて、音の種類を音源要素に指定する必要があります。ここでは、ファイル名とカード・フレーズ、及びカード・フレーズの意味について説明します。

ファイル名とカード・フレーズ

使用したい音の音源データのファイル名がXnnnn.wavである場合、カードはX(1文字のアルファベット)、フレーズはnnnn(数値)になります。

例えば、足音を使用する場合、音源データのリストでは足音のファイル名はP0100.wavですので、カードはP、フレーズは100を指定することになります。

カード・フレーズの意味

カード

1文字のアルファベットです。次のように割り当てます。

フレーズ

0〜9999の番号です。次のように割り当てます。

  • カードP, Uの場合(番号を4桁として、上2桁で分類、下2桁は通し番号)
    • 00** : 車両
    • 01** : 歩行者
    • 02** : 交通信号
    • 03** : 施設
    • 99** : 環境音
  • カードA, Bの場合(番号を4桁として、上3桁で分類、下1桁は通し番号)
    • 000* : 車両
    • 001* : 歩行者
    • 002* : 交通信号
    • 003* : 施設
    • 090* : 環境音

カードフレーズという概念は、2005年に開発した最初の聴覚空間認知訓練システム Ver. 1.0において、音源データを外部録音再生装置で管理していた方式に由来します。この装置には、2枚のメモリカードを挿入できるA, Bスロットがあり、1枚のカードには複数のフレーズの音を記録できました。この音源データの管理方法に対応して、訓練環境データ用のXMLの仕様が作られました。現在のWR-AOTSVer. 2.10では、音源データは全てコンピュータ上で1フレーズを1ファイルとして管理していますが、訓練環境データ用のXMLはその時に開発された仕様を用いています。従いまして、現在でもカードフレーズという概念が残っています。

WR-AOTSVer. 2.10 は、聴覚空間認知訓練システム Ver. 1.0の時代に作成された訓練環境データを使用できるように、カードAのフレーズ番号を、カードPのフレーズ番号に自動変換します。

音源要素の特性値ここで終わり

音源データファイルの仕様

音源データファイルの仕様は以下の通りです。

  • 形式 : WAVE形式(拡張子.wav
  • サンプリング周波数 : 44,100 Hz
  • 分解能 : 16 bit
  • チャンネル数 : 1(モノラル)
  • 時間長さ : 約30秒
  • 圧縮 : なし
音源データファイルの仕様ここで終わり

音源データ追加方法

自分で録音した音や、CDに収録されている音を、音源データとして使用することができます。以下に手順を示します。

  1. 追加したい音を、音源データファイルの仕様に従った形式のファイルとして、Soundsフォルダに保存して下さい。
  2. そのファイルに、音源要素のカード・フレーズで定めたルールに従って名前を付けて下さい。ユーザ追加の音源データですので、カードはUになります。フレーズの4桁の数は、ルールに従って他のファイルと重複しないように番号を決めて下さい。
  3. 訓練環境の設計の際、音源として使用する場合は、音源の特性値の設定の際に、カードUと、フレーズの4桁の数を指定して下さい。
音源データ追加方法ここで終わり

管理上の注意

  • ファイル名 P9900〜P9911.wavの12個の環境音は、遠方からの環境音として使用します。環境音は、環境音チェックボックスで使用/未使用を切り替えます。また、使用する環境音の種類、方向、及び音量は、環境音設定ボタンを押して、環境音設定ウィンドウを開いて設定します。
    この図は、環境音チェックボックスをチェックし、または環境音設定ボタンを押す図です。
    この図は、環境音設定ウィンドウの図です。環境音設定ウィンドウには、種類リスト、方向リスト、音量テキストボックス、取消ボタン、及び完了ボタンがあります。
管理上の注意ここで終わり