接続方法

GPSを使用する場合は、WR-AOTSVer. 2.10 アプリケーションソフトウェアを起動する前に、GPSをパーソナルコンピュータに接続する必要があります。

GPSは、USB接続可能でNMEA規格対応であれば基本的に使用可能です。USBを介してパーソナルコンピュータに接続する方法は、GPS付属の取扱説明書に従って下さい。

接続時または接続後に設定が必要な機種の場合、以下のように設定して下さい。

  • シリアル通信
    • ビットレート 4,800
    • データビット 8
    • パリティ なし
    • ストップビット 1
    • ハンドシェイク なし
  • サンプリング 1 Hz
  • センテンス  GGA

あらかじめ、GPSに付属のデータ受信ソフトなどを使用して、測位可能であることを御確認下さい。

GPSが測位可能であるためには、少なくとも4機以上のGPS衛星からの電波を受信できる必要があります。使用可能は場所は、空を見渡せる屋外に限ります。

接続方法ここで終わり

装着方法

ここでは、GPSを訓練生に装着する方法を説明します。

GPSは、地面に対する訓練生の頭部の位置を計測するために用います。しかし、頭部の方向は計測しませんので、頭部に固定する必要はありません。頭部近くの、GPS衛星の電波を受信しやすい場所(肩の上など)に固定して下さい。

この図は、ヘッドホンを装着した訓練生が、GPSを左肩の前側に乗せている図です。
装着方法ここで終わり

校正方法

実行の前に、GPSの校正が必要になります。

Wii®リモコンプラス™を同時に使用する場合は、Wii®リモコンプラス™の校正も必要になります。Wii®リモコンプラス™の校正もほぼ同じ手順ですが、詳しくはWii®リモコンプラス™の校正方法を読み下さい。

  1. GPSチェックボックスをチェックします。

    メインウィンドウ上で、GPSチェックボックスにチェックが入っていることを確認して下さい。

    この図は、GPSチェックボックスにチェックを入れる図です。
  2. 訓練開始状態で訓練生を静止させます。

    GPSを装着した訓練生を、訓練が開始できる状態で静止させて下さい。この時の訓練生の頭部の位置が、訓練環境内における初期位置(訓練環境の原点)となります。

    また訓練環境内の訓練生は最初は南を向くように設定されていますので、校正の際は、実際に方位磁針などでできるだけ正確に方位を計り、訓練生を正確に南方向に向いて静止させて下さい。

    この図は、GPSを装着した訓練生が、訓練開始状態で南を向いて静止している図です。 この図は、訓練環境モニタ内で、訓練生の頭部の位置と方向が、訓練環境内での初期位置(訓練環境の原点)と南方向(訓練環境の上方向)であることを表している図です。
  3. いよいよ校正します。

    準備ができたら、校正ボタンを押して下さい。校正しますか?という質問ウィンドウが開きますので、OKを押して下さい。これで校正が開始されます。校正に2秒間ほどかかりますので、その間はGPSを動かさないで下さい。

    この図は、校正ボタンを押す図です。 この図は、校正の質問ウィンドウでOKボタンを押す図です。
校正方法ここで終わり

移動方法

訓練環境内の訓練生を移動させるには、実行されている状態(実行ボタンが押されて動作インジケータが実行となっている状態)で操作を行います。GPSを使った移動には、平行移動のみがあります。

この図は、再生ボタンが押されている図です。 この図は、動作インジケータが実行となっている状態の図です。
  • 平行移動(場所を移動します)

    安定操作モードが無効の場合、GPSインジケータの表示が点灯している(つまり、受信衛星数が4機以上で測位可能である)時に、GPS本体を平行移動すると、その動きと同じ方向及び距離に訓練環境内の訓練生が平行移動します。この場合、頭部の方向と移動方向は同じである必要はありません(斜め歩きや横歩きもできます)。

    ※ 受信衛星数が4機以上であっても、測位誤差が大きい場合は、GPSインジケータの表示が赤にならないことがあります。

    GPSに含まれている計測誤差により、平行移動の様子が実際とは異なる場合があります。その場合には、安定操作モードを有効にして、GPSは使用しないで下さい。

    この図は、GPSインジケータの表示が赤で、受信可能衛星数が4個を示している図です。
    この図は、GPSの本体が平行移動している図です。 この図は、訓練環境モニタ内で訓練生が頭部の方向と別の方向に平行移動している図です。
移動手順の説明ここで終わり