センサグローブ(Sensor Glove)の研究

研究内容

関喜一が1994年から1995年にかけて手掛けた研究です。手で把持して操作する工業製品(例えばハンドルや手すり)の使いやすさを評価する手段の1つとして、手の表面の圧力分布を計るセンサグローブ(Sensor Gloveの開発改良に寄与しました。改良型センサグローブに用いられた高柔軟性を持つ新型の圧力分布センサの発明では特許を取得しました。また、センサグローブと、市販の手指関節角度計測装置などを組み合わせた総合的な把持評価システムも同時に開発しました。

改良型センサグローブの外観の図です。手袋の表面にシート状の圧力センサが張られています。次の行は図のタイトルです。
改良型センサグローブの外観

特許

  • 関喜一、下条誠、佐藤滋、分布圧力型センサ、米国特許、登録番号5799533.
  • 関喜一、下条誠、佐藤滋、分布型圧力センサ、日本国特許、登録番号2569433.

参考文献

  • Yoshikazu SEKI, Sigeru SATO, Makoto SHIMOJO, Akihiko TAKAHASHI, Development of a New Hand-Grasp Measurement System, Proceedings of HCI International '95 20B, 791-796 (1995).
  • 関喜一、下条誠、佐藤滋、高橋昭彦、高柔軟性をもつ把持圧分布センサの開発、計測自動制御学会誌 31 (9)、1528-1530 (1995).