音声命令

最近、音声で操作できる情報機器が増えてきました。アクセスに困難を持つ人(例えば画面が見えない人、キーボードやマウスが使えない人など)にとって大変便利です。しかし、音声命令が統一されていなかったり、音声認識の性能が低いと、情報機器が音声命令を理解できない可能性があります。このような問題が起こらないようにするために、音声命令に関するいろいろな標準を制定しました。

この図は、音声命令の標準化の概要です。音声命令の標準がないと情報機器が音声命令を理解できない可能性があることを示しています。次の行は図のタイトルです。
音声命令の標準化

アクセシビリティ設定

ISO/IEC 24786:2009は、最新技術に対応できるように、ISO/IEC 20071-5:2022として改訂されました。

現在の情報機器(主にコンピュータ)は、アクセスに困難を持つ人(例えば画面が見えない人、キーボードやマウスが使えない人など)にも操作できるように、幾つかのアクセシビリティ機能を持っています。それらの機能はISO 9241-171によって定義されています。しかしながら、それらのアクセシビリティ機能を有効にし設定するユーザインタフェースがアクセシブルではないという問題を抱えています。

この図は、アクセスに困難を持つ人達(例えば視覚障害者、上肢障害者など)がアクセシビリティ設定ができなくて困っている様子を表した絵です。次の行は図のタイトルです。
文字が見えない!クリックできない!--- アクセシビリティ設定がアクセシブルではない!

この問題を解決してアクセスに困難を持つ人達が自力で情報機器を操作できるようにするために、ISO/IEC 20071-5:2022およびJIS X8341-7:2011では、アクセシビリティ設定のアクセシブルなユーザインタフェースの標準を定めています。