Labms
by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST
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- Lab-MS
- レーザーアブレーション付き質量分析計
レーザーアブレーション付き質量分析計を使うと, mmサイズ以下の岩石片の酸素同位体比などを分析することができます
簡単な原理説明:
試料は写真中央やや下にあるガラス窓のついた容器(反応チャンバー)の中にはいっている.この中を真空に引いた後,五フッ化臭素(BrF5)を約100mbar充満させ,顕微鏡で試料を観察しながら分析したい部分に照準をさだめ,レーザーを照射する.するとその部分は溶融・蒸発する.この際,酸素より反応性の強い五フッ化臭素は,岩石の主要成分である二酸化珪素など,酸化物を還元する.その結果,酸素と四フッ化ケイ素が放出される.あとは極低温トラップで酸素を分離・精製し,二酸化炭素に変換し,補集したものを質量分析計にて同位体測定する.