初めてのトップアウト!!
離陸したところをはるか下に見下ろすのはおそるべき快感っ!!
ソアリングの魅力にどっぷりはまってしまいました。
さらなる獲得高度、滞空時間にチャレンジっ!!
さて、次はどんな困難が待ち受けているのでしょうか?
まだまだ続くソアリング入門編!!
お楽しみにっ!!
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【最終更新日:1999年 9月 22日】
このページは、C級コースのハングの講習に通った記録をご紹介します。
とりとめのない文章ですが、どうぞお楽しみください。
インデックス
- 山飛び 54本目 1999年 5月30日
今日は絶好のコンディション。
朝晩の気温は低いが、日中は晴れて気温が上がるパターン。
つくばの空は快晴。
足尾周辺にはぽこぽことおいしそうな雲がいっぱい。
14時半くらいに足尾に着いて、無線誘導イントラの某Yおさんのところに行くと、
開口一番「某Yのさん、朝飛んでまだ降りてこないよ。」。
あそこと指さされたところに、ごま粒ほどの大きさになったFUNが見えた。
すっ、すごすぎるっ!!すでにこの時点で5時間以上飛んでいるー!!
後で聞いたら、筑波山にも行ってきたらしい。
すごいっ!!
空中で遭遇しようと意気込んでテイクオフにあがる。
- 山飛び54本目
今日の作戦は出て左のリッジで高度を稼いで猿壁でサーマルヒットだ。
15時30分テイクオフ。
かなり東風が強かったので、猿壁手前でリッジをとる。
丁寧に何度もターンしてリッジをとっていくうちに初めてトップアウト。
うれしい。
そのまま、足尾山頂に張り付く。
足尾山は頂上にぽっかり穴があいていて神社の祠があるなんともいえない形をしていて感動だった。
やはり足尾山頂の上を飛ぶとトップアウトした実感が湧いてくる。
その時、西の方からノーズが赤で機体が白いグライダーが飛んできた。
やはり速度は断然速い。
相手は高度的にむちゃむちゃあせってるだろうなあと思いつつ手を振った。
足尾山をピカピカに磨いて620mくらいまで上がるが、それ以上はどうしても上がらない。
やはりリッジじゃあ、これくらいが限度かなあとか思いつつ、下にテイクオフしていく機体とか、
入れ代わり立ち代わりやってくるスピードの速いダブルの機体を眺めながら600mくらいをキープしていた。
時々、サーマルを探しに猿壁まで出ていくが弱いので、乗れずにまた足尾山にもどるのをくり返す。
そのうち、あきらめてまた足尾山頂を磨き出す。
しかし、だんだん同じことをするのも飽きてきたので、そろそろ滞空時間新記録かなと時計を見ると、
まだ、テイクオフしてから20分しかたってない。
1時間の壁を破ろうと思うと、このまま足尾山をピカピカにするのはちょっと空しい。
その時、スターターの某Iうえさんが無線で前に出るようにアドバイスを受けた。
もう一度、サーマルを探しに行こう、そう思って猿壁に出たら、+2m/sくらいのがあった。
結構大きいので回し出す。
旋回の間中バリオが鳴っているので、これは乗れてると思い、なるべく浅いバンクで丁寧に回す。
しばらくバリオも見ないで回していたので、どれくらい上がっているかわからなかったが、どんどん
あたりの景色が小さくなって、遠くまで景色が広がって見えるようになる。
回しながら霞ヶ浦の向こうに大平洋が見える。
下を見ると、テイクオフより西に東風にのって流されていた。
あまり西に流されると戻って来れなくなると思って回すのをやめて東に向かった。
このとき、高度計は1016mを差していた。
やったー!!1000mを越えた!!
いやー、下にいるハングが地面に張り付いているように見える。
同じサーマルに入ってきた2機のダブルは途中で消えてしまって辺りにはだれもいない。
とにかく東に向かった。
八郷の盆地(平野)のあたりでパラが一機上がっていたので、そこまで行こうと思った。
行ってみると、どうやらランディングの上あたりだった。
まだ高度は960mちかくある。
さっき無線で北風だって言ってたので、北方面にいたら簡単にもどってこれる。
よし、このままフルーツラインをつたって板敷のランディングに行こう。
そう思いたって、北に走り出すが、進まない。
実際は進んでいるのだろうが、高度が高いので、下の景色が流れることがない。
なんだか進んでいるのか不安になるが、真下の道路の位置は一応かわっている。
フルーツラインの道の板敷きに行く交差点を過ぎてしばらくのところまで来て、高度650mくらい。
加波山のふもとくらいまで来て、板敷ってどこだっけ?状態に陥り、恐くなって引き返す。
のんびりデコ山あたりを目指して飛んでいたが、丸山の麓で弱いサーマルに当たる。
高度は460m近くあったので、ランディングに帰るだけなら上げなおす必要もなく、
既に1時間以上飛んでへろへろだったので、見過ごそうかと思ったが、
何ごとも経験とばかりに回しはじめた。
これが涙が出るようなサーマルで、6周して上がったのがわずか6m。
まいったなあと思いつつ、しつこく回していると、だんだん強くなってきて、あっという間に
猿壁まで流されて、高度は600m近くまで回復。
そのまま猿壁を越えて、テイクオフに向かう。
テイクオフの前まで挨拶に来ると、某Kねこさんが離陸してきた。
後をつけて、猿壁までもどると、あたりはボコボコしていて、途端に気持ち悪くなってきた。
デコ山に着く頃には「吐く〜!!」状態になっていて、もう降りることしか考えなくなった。
ランディングの風は一番いやらしい北東。
東アプローチから、吹き流しをかすめたところで少し北にノーズを向けてターゲット近くにランディング。
タイマーを止めると飛行時間は1時間30分。
あー、疲れた。
特に首と肩がいたい。
でも、うれしかった!!
トップアウトするとハングが病み付きになる理由がわかった気がした。
最高獲得高度:1016m
飛行時間:1時間30分
最大上昇率:2.9m/s
- 山飛び 55、56本目 1999年 6月5日
今日は昨夜の湿度が高くて霞んでいるが日照もあってサーマル日和。
9時半くらいに足尾に着いて、10時くらいにテイクオフに上がる。
テイクオフは凄い機体の数。
車回収をしてくれる友達を連れてきたので、あれこれ説明していると、
どんどん離陸しだしたので、機体を組む場所ができてやっと組み立て。
- 山飛び55本目
猿壁とデコ山の間の北側で某Yのさんと某Kまつばらさんがいい感じで回しているので、
そっちに行こうと決めて11時テイクオフ。
久々に1m/sくらいの緩やかなアゲンストでのテイクオフ。
最近強風テイクオフばかりだったので、ひさしぶりに走った。
猿壁に行く途中で小さいのがあったので回すが、はずして高度ロス。
猿壁でもあったので回すが、小さくて掴みきれずに高度ロス。
結局、予定のところまで行く高度がなくなってしまいデコ山に向かう。
ここでFUNからはぐれた某Kまつばらさんの機体を発見。
後ろをついていく。
デコ山をうろうろしているので、行ってみる。
あるにはあるが、高度を上げられる程のサーマルではなく、あえなくランディング。
あんなにたくさんテイクオフしたのに、ランディングには数機しかいない。
こんな条件のいい時にぶっ飛ぶのはとってもくやしい。
急いでまたテイクオフにあがる。
- 山飛び56本目
13時半ごろテイクオフに戻ってくる。
もうテイクオフには機体がほとんど残っていなかった。
東風がとても強くなっていた。
これはリッジがとれそうだ。
テイクオフの上をFUNが飛び去っていた。 こっちもいかなくちゃ。(笑)
14時すぎ、4〜5m/sのアゲンストの中、テイクオフ。
リッジをとりながら猿壁の方に行くが、あまり上がらないので、引き返して
テイクオフの前を通り石切の方に向かうと、とてもいいリッジがある。
すぐにトップアウト。
高度600mくらいまでリッジで上げていると、無線で
「テイクオフ西側で積雲が発達しているのでなるべく前に(東に)出るように」との連絡が入る。
さっそくパラ山に向かって、高度550mくらいでパラ山頂上についた。
ここにはサーマルがあった。
+3.0m/sくらいの強いやつだ。
コントロールバーを引き込んで、かなり機体をバンクさせて急旋回をしているのに、
バリオは一周する間中鳴りっぱなしだ。
すごい。
吹っ飛ばされるように上がっていくと同時に、あっという間にCooテイクオフまで飛ばされていた。
高度は840m。
パラ山とCoo山の間はシンク地帯が広がっていたので、北に向かってテイクオフまでもどってくる。
そろそろ離陸してから40分近くになる。
まだまだリッジがあったので、またまた上げなおして、パラ山方面に向かう。
某Kねこさんと某Kまつばらさんの2機のSTEADYが離陸するのが見える。
猿壁からデコ山方面はさっぱりのようだ。
こっちのパラ山西側はまだまだサーマルが出続けていて、またまた700mを越える高度まで回復。
下にエクスタシーが1機回して上がってくるのが見える。
さて、このあたりから、ぼこぼこと小さく鋭い気流が多くなってきた。
上げられたり落とされたりで気持ち悪い。
平野に出よう。
パラ山から前の平野に出たが、あいかわらずぼこぼこふわふわして、気分が悪い。
だんだん吐きそうになってきた。
まずい降りないと吐く。
飛行時間を見ると、もう1時間を越えているので、もう十分。
急旋回で降ろそうとひたすら左旋回を続けるが、途中でバリオが鳴ってたりして、
550mくらいでちっとも高度が下がらない。
もう吐きそうになって、一時はヘルメットをはずそうとするが、なんとか堪える。
ランディング上空でひたすら急旋回を続けてやっと高度を落とす。
そのまま吐き気と戦いながらランディング。
最高獲得高度:840m
飛行時間:1時間12分
最大上昇率:3.1m/s
- ・山飛び 57本目 1999年 7月20日
-
ここのところ梅雨でちっとも飛べない。
今日も曇り空だが、朝晩の湿度がほんの少しだけ下がった(ような気がした)のと、
つくば市内では、時々日さすことがあったので、強引に足尾にやってきた。
足尾に着いてびっくり。
テイクオフが雲の中だっ!!
その雲の中から、1機ハングが飛び出して来た。
すごいっ!!
RCSだ。赤だったので、すぐに兼高さんだとわかる。
昼過ぎまで待って、ようやく無風から東風になりテイクオフが見えて来た。
そうなると、続々とテイクオフして、あっという間に全機飛んでしまった。
この曇り空でほとんどみんなぶっ飛びだったので、第二陣にあわせてテイクオフに上がる。
- 山飛び57本目
テイクオフは東風。
ちょっと南が巻いて入っているのかなあ?雲が北に流されている。
狙うなら猿壁か?
兼高さんが猿壁を狙ってテイクオフ。
弱いリフトがありそうだ。
5、6番目でテイクオフ。
猿壁の北側で、ダブルの機体が回している。
同高度でそこに到達するためには弱くて上がりはしないが沈下を抑えるために、
東風リッジを利用するために、山際ギリギリを飛んで猿壁を越える。
猿壁の北側に到達すると、思ったより高度が高い。
自分より下で回している機体の方が多い。
なるほど、弱いが少しバリオが鳴るので、回しはじめるが、一周鳴り続かない。
5、6周して、ゲイン10mくらい。
そのうち、ぱったりリフトが消える。
辺りを見回すと、速度の早いダブルが蜘蛛の子を散らすようにこの辺りから飛び去って行った。
1機取り残されて、高度は400m。
とりあえず、デコ山に向かう。
デコ山なにもなし。(T-T)
さっき散って行った機体もなにもなかったようで、すごい低い高度を這いずりながらランディングに
向かって行っており、結構同時侵入ぎみ。
無線でランディングは西と言っていたが、見たところ無風なので、みんなアプローチの方向がまちまちだ。
まだ高度があるので、だめでもともとのグランドサーマル(この天気であるわけない)狙いで、小学校の
上まで来るが、なにもなし。
あとの楽しみといえば、ターゲットだけ。
結果は2、3m南にずれた。
飛行時間11分。
あがいたけど、ぶっ飛びでした。
- 山飛び 58本目 1999年 7月24日
昨日関東地方が梅雨明けで、今日は晴れなので、喜びいさんで足尾に向かうが着いたら11時半だった。
今日の足尾は人が少ない。上空の風は南でテイクオフには巻いてアゲンストが入っているが、
巻いているだけに風向がばらばらだ。
正午くらいに一斉にテイクオフしだしたが、渋そう。
ランディング付近はブローがぼこぼこで、各機降ろすのと修正に苦労していたが、
1機すごいハイスピード&ハイバンクで降りて来て、ファイナルターンで翼端を地面にタッチするくらい
でランディングしたCSXにみんな驚いた。平林さんのハイテクニックでした。
それにしてもランディングは暑い。
南風をきらってみんななかなかテイクオフに上がらないので、荒れたランディング見学になっていた。
ようやくNASAバンであがる。
テイクオフは少し涼しくて日陰では快適なので、ちょっとダベってしまったが、機体を組む。
エクスタシーが猿壁リッジから足尾山頂、デコ山のルートで上げたので、これで行こうと決心。
T.O.1に行くと、もうでるの?もちょっと待ったら良くなるよと言われ、決心が緩む。
おまけに、ランディングは暑いぞーと言われて完全にひるんだ。
もすこし待とう。(笑)
- 山飛び58本目
テイクオフは巻いて東風2〜3くらい。
南風だから狙うなら猿壁か?
14時半テイクオフ。ノーズが上がってしまった。ここでの失敗は即高度に響くので痛い。
猿壁までの斜面はリッジというより南風に流されたサーマルだ。
しかもぽこぽこと細かい。
猿壁からテイクオフにもどってくるが、高度ロスが激しいので、沖に出る。
猿壁に+1.5m/sで小さいリフトがあったが、とらえきれない。
デコ山上空340m。
これはグランド狙いかなと思ったら、下の方でさっきのエクスタシーがデコ山で回している。
同じところに行ってみるが、なにもない。
それにしてもエクスタシーの滑空比はすごい。
むこうの高度はそのままでこっちだけ沈下しているように見える。・・・ずるいー!
結局小学校の手前までグランドを探しにいったけど、なにもない。
ランディング付近は荒れているので、思いっきり引き込んでスピードをつけてランディング体制に入る。
ハイバンクターンを2回でぐっと高度を落とした後、ファイナルターンでランディング。
飛行時間12分。
ほとんどの人が、ぶっ飛びだったからこんなものかな。
- ・山飛び 59本目 1999年 7月25日
-
条件は昨日と同じと思っていたら、足尾に着いたら南西の風だ。
午前中は無風だったらしく、1200mまで上げた人がいたらしい。
11時半ごろ兼高さんと野間さんが早くもランディングでビールはいってた。
どうやら夏は朝いちがいいらしい。
テイクオフはきっついフォロー。
機体を積んだ車がテイクオフから下りて来た。やばい。
中野さんと一緒に機体を積んで下山する車とすれ違いながらテイクオフにあがる。
フォローで、機体を組む気がしない。
みんな機体をたたみはじめ、石田さんの車で下山準備をはじめる。
しかし、2時半くらいから、フォローが弱くなりはじめる。
無風になったスキを狙って上級機がテイクオフしだす。
そのうち、アゲンストになってきたので、迷ったあげく機体を組む決断をする。
機体を組み終わると、アゲンストが強すぎになっていた。
これは、当然南風が巻いて入って来ているだけのアゲンストなので、とても危険だ。
しばらく待つと、少しアゲンストが弱くなって来たので、やのさんを先頭にシングルも出る。
- 山飛び59本目
テイクオフは巻いて東風3〜4くらい。
楽にホールドしていられるので、それほどの強風じゃない。
南風に流されないようにとの注意を受けて3時50分頃離陸。
V字谷を抜けると、めちゃくちゃ持ち上げられる。
めいっぱい引いているのにまだバリオが鳴る。
これはリッジが使えるかな? しかし、へたに高度を落とすとランディングまで届かないかも。
とりあえず、南風ローターを警戒して猿壁に山際をなめて飛ぶ。
猿壁につくと篠原さんのXTがいた。 バリオが鳴る。 サーマルだが、弱い。
+0.2〜0.3m/sくらいだが、なんとか1周鳴っている。 高度は435m、まだ大丈夫。
高度500mを越えるまで、なんとか回してから、猿壁南斜面から足尾山にかけてのリッジをとりにいく。
これは、当り。+0.5〜0.6m/sくらいでコンスタントに上げられる。
10分くらいがんばって、トップアウト。
足尾山頂を磨きにかかる。 すぐに足尾山頂もトップアウト。
久しぶりに足尾山頂の祠を拝む。
ゆっくりゆっくり丁寧に上げて、ようやく610mを越える。
真壁やパープルの方まで見える。
リッジで上げるのは、このくらいが限度かな。
ちょっと油断したスキに高度600mを切る。
もう一度600mを越えたら、パラ尾根を越えた南斜面に走ろうと思って上げ直すが、
なかなか再び600mを越えない。
590mくらいまでは行くのだから、600mにこだわらずに移動すれば良かったのだが、
妙に600mにこだわってなかなか移動できない。これは失敗だった。
そのうち、テイクオフを出たKさんのトーマスファルコンが1機、山沈しているのを発見。
上空を旋回する。人も機体も無事なようだ。これにめげないでガンバってほしいなあ。
前に僕が山にささったときを思い出した。
グライダーやめるなよーって叫びたかったが、パラ出身で空経験では僕よりずっと上のKさんには
釈迦に説法かもしれない。
そんなことを考えながら飛んでいると、高度が500mを切り出した。リッジが弱くなっている。
石切の辺りからサーマルが出ていて、猿壁斜面に当って+1.5m/sくらいのリフトになっている。
このリフトに乗ろう。しかし、リフトの範囲が狭い上に、まわりがシンクで、やりにくい。
ハイバンクをかけられるほど中心部分の上昇率も強くないし、四苦八苦である。
そのサーマルと悪戦苦闘を続けていると、だんだん気持ち悪くなって来た。
ううっ、もうだめ。
いまさらパラ尾根を越えようと南に移動する。
やはり越えられない。
パラ山北側でローターをかぶって、パラ前で260m。
パラ前には、なにもなかったので、ランディングに向かう。
ランディング上空には比較的高く着いたが、吹き流しがよくわからない。
こういうときは、オーバーヘッドかなと思って吹き流しの真上に着くと、丸い吹き流しの口がこっちを向いている。
完全な無風だ。
しかたないから、上空でくるくる旋回しながら高度処理して、ターゲットのシートの上にぴたりとランディング。
久々に1時間を越えるフライトに、首とか肩が痛くてふらふら。
飛行時間:1時間10分。
最高到達高度:612m。
最大上昇率:1.5m/s。
3度目の1時間越えフライトだ。
初トップアウトからの成績は、6本中3本がぶっ飛び、3本が1時間以上のフライトだ。
ということで、3勝3敗。勝率5割を割らないようにがんばろうっ!
・山飛び 60本目 1999年 7月31日
-
条件はあまり良くないと思って昼から足尾に行ったら、やのさんが午前中3時間も飛んでいた。
しまったあ〜!!
リッジだったそうだ。
気を取り直して、テイクオフに上がると、フォローでがっかり。
夕方まで待つとようやく南風だがなんとか出られるようになる。
- 山飛び60本目
17時テイクオフ。←遅いっ!
当然、なんにもない。
猿壁に向かった。意外に高く着いたが、なにもない。
パラ山南風ローターを避けながら、パラ前に回り込もうとするが、強烈な南風でなかなか進まない。
南風でパラ前につけず、パラランの南を通過して、ランディングの南につける。
やっとの思いで風上につけた貯金をいっきに使い果たすように、駐車場の上を北に向かって飛ぶ。
追い風に乗っているので、対地速度が異様に速くて快感。
そこから、ファイナルターンをきってランディング。
ランディングだけが楽しかったぶっ飛びでした。
- ・山飛び 61、62本目 1999年 8月22日
-
先週の反省から朝9時に足尾着。
テイクオフもランディングも東。予報では南西だったので、喜こびいさんでテイクオフへ。
テイクオフについたら、西に変わっていた。(TーT)
ひたすら待つ。
- 山飛び61本目
14時くらいから、ばたばたとみんな飛び出すが、飛んだ順番に降りている。
夕方ねらいの1本の前に、一回飛んでおこうと、15時頃テイクオフ。
ベースは南のようだが、全体的に風が弱い。
猿壁沖に弱いリフトを見つけたので、回してみる。
半周も鳴り続けないが、それを見てダブル機体が下についた。
しかし、2機とも上げられず、講習上空に向かう。
グランドもなさそうだ。
ランディング南側からオーバーヘッドでランディング。
どうも風切り音をさせて降りたらしい。
- 山飛び62本目
テイクオフにもどったら16時くらい。
なんにも期待できそうにないコンディションですねー、とスターターの鶴見さんと
話していたら、C検の練習でもやったらと言われて、練習することになる。
C検ってどうやるんですか?ってきいたら、昔の事なので忘れたとのこと。
16時半頃テイクオフ。
めちゃめちゃ穏やか。
検定なので、真直ぐ飛ぶから、これまたおだやか。
バリオの沈下率とにらめっこしながら飛ぶ。
-1.1m/sくらい。 うーん、悪くもないが良くもない。
デコ山横を320mで通過、うーん、ちょっと低いか?
講習場上空を通過してから、演技(?!)に入る。
右360度旋回、侵入角に戻す。左360度旋回、侵入角に戻す。
うわっ、ちょっと高度厳しいかな?これで、降りて丁度なのになあ。
と思いながら、意を決してもう1回。
右360度旋回、侵入角に戻す。左360度旋回、侵入角に戻す。
げっ、あと、ふつうならファイナル1回でランディングって高度。
無理矢理北側に回り込んで、3回180度ターンを試みながらランディング。
ただのS字にしか見えなかっただろう。(TーT)
着陸してから、イントラのよしおさんのところに御批評賜りに行く。
「いや〜、高度足りなくって、はははは(汗)」
「なんであんなくるくる回って遊んでたの?」
「えっ?くるくるって、左右旋回交互に2回づつ・・・」
「1回づつでいいんだよ。」
「・・・だっ、だまされたあっ!」
1回づつだったら、楽勝だったのに〜!!
というわけで、次から、スキあらば(上げるのに条件の悪い時は)C検に
チャレンジすることになりました。
さて、どうなることやら、次回に続く。
- ・山飛び 63、64本目 1999年 9月11日
-
出張から帰って来て、やっと飛べる。
テイクオフはアゲンスト。ランディングは南。予報では南だったので、あまり期待せずにテイクオフへ。
- 山飛び63本目
晴れているが、テイクオフ付近は雲の影の中で、なかなか日なたにならない。
昼過ぎにテイクオフ。
さる壁を過ぎて、ちょっと沖に日照があったので、行ってみる。
おっ、サーマルだ。 でも、小さいし弱い。
しかし、シングルには2度目がないので、がんばって回す。
1周鳴り続かないので、ねばるだけ。
でも、じりじりと高度を失って行く。
とうとうあきらめてランディング。
- 山飛び64本目
リッジが取れそうなので、最後まで悩んだが、C検を受けることにした。
まわりでみんなリッジでぷかぷかしているのに、テイクオフしてまっすぐ飛ぶ。(T-T)
下から良く見てもらえるようにランディングの上空まで来てから、360度旋回を左右1回ずつ。
いきなりはじめたから、気が付かないかも知れないと思い、ゆっくり大きく回す。
さて、次は180度ターン3回の高度処理でターゲットだ。
これまた、はっきりわかるように、大袈裟なハイバンク180度ターンで高度処理。
ううっ、360度旋回が良く見えるように前に出過ぎていたんだった。
ファイナルからの直線がほとんどない感じで、ターゲットを無理矢理狙う。
案の定、オーバー。
むりやりターゲットの近くに降りようとして明らかにタイミングの早いフレアでロケット状態。
えっ?結果?
もちろん、不合格。
良く見てもらえるようにというのを意識し過ぎた。
それから、結構緊張するもんだ。こんなにとちるとは思わなかった。
次は、練習のため5本後の挑戦となった。
- ・山飛び 65、66本目 1999年 9月18日
-
今日は曇なので、C検の練習でぶっ飛ぶつもりで足尾に来る。
テイクオフはアゲンスト。ランディングは北東。
足尾山頂が雲の中だ。
テイクオフはかろうじて見える。
NASAバンでテイクオフへ。
- 山飛び65本目
できたての雲がさる壁手前の斜面を登っている。リッジがとれるか?
FUNがさる壁に行ってちょっと浮くが、さる壁越えたところで落ちたので、
ちょっとさる壁に寄ってから、石切、パラ前に向かう。
13時頃テイクオフ。
石切のあたりはあまり落ちなかったので、最初から石切でもよかった。
パラ前には、パラTOの上段くらいの高度で到着。
なんにもない。(T-T)
テイクオフするパラを避けて、南に行ったら、沈んだ。
しまった、本流は北っぽいんだった。
急いで北側に回り込むが、それでも、なんにもない。
曇なので、早めに離脱、ランディングに向かう。
講習場上空で360度旋回を左右行った後、180度ターンで高度処理。
風が弱い東なのを確認して、のびるつもりで、ファイナルを低めに切る。
しかし、思ったよりのびない。
曇のせいか、カンが狂ったか?
ギリギリまでハーネスに足を入れて粘ったが、だめ。
ターゲットから、田んぼ1枚手前でフレア。
うーん、まだまだ練習不足。
- 山飛び66本目
テイクオフに着いたら、テイクオフは雲の中だった。
なんにも見えない。
霧雨が降る中、ひたすら待つ。
16時くらいに、一瞬雲が晴れて、ランディングが見えた。
タイミングよく、テイクオフ。
うーん、テイクオフの浮きが悪い。
石切、パラ前コースで飛ぶが、なんにもない。
なんにもない時の沈下にしては、ちょっと悪い。
グライダーが霧雨で濡れたせいだと気が着いたのは、ランディングしてからの話し。
その時は、-1.6〜-1.8m/sの沈下率で落ちる機体をランディングまで持って行くのに
どういうコースを取るかだけを考えていた。
曇りで、風もめちゃ弱い北風の条件、なにをしても沈下率を下げる効果はなかった。
北風侵入でランディング。
僕がテイクオフしてしばらく後に、またテイクオフが雲の中に入って飛べなくなってしまった。
あとの人たちは、かわいそうにたたんで車で降りてきた。
ぶっとびだったけど、飛べただけよかった1本でした。
- ・山飛び 67、68本目 1999年 9月23日
-
今日は西風だ。
風が変わるのを待って東に飛ぶつもりでテイクオフにあがる。
テイクオフで待つが、曇ってきたので、西に飛んだ方がよさそうだ。
ほんと久しぶりに西に飛ぶ。東にリターンしたいなあ。