7回コロンでも8回目で起き上がる。
汗と泥と涙の講習日記。
でも楽しいんだな、これが
いよいよB級編!!
どんな困難が待ち受けているのでしょうか?
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【最終更新日:1998年 10月 16日】
このページは、AB一括のハングの講習に通った記録をご紹介します。
とりとめのない文章ですが、どうぞお楽しみください。
インデックス
- AB一括コース 9回目 1998年 7月4日
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さて、いよいよ、今日からB級編です。
まずは、講習場上段からの直線修正飛行。
今日は、午後から電総研サッカー部の試合があるから、ハングの講習は午前中だけ。
こんな時に限って、絶好のアゲンスト!!
くやしーとか言っていると、実は、そう甘いもんじゃなかった。
風向きはいいけど、強さがまちまちなのだ。
テイクオフした後、いきなり強いアゲンストで持ち上げられて失速、墜落、アップライト曲がるって人が、でてきて、ちょっと緊張。
一本目は、風がむちゃくちゃ。
左右もだけど、それより上下にふられてピッチコントロールに大忙し。
修正には自信があったなんて言っていた自分はどっかにいっちゃって、初めてちょっと恐くなる。
どうもアップライトにしがみついているんじゃないだろうか?
ノーズを下げる時、アップライトを手前ではなく下に引いているような気がする。
何とかせねば。
しかし、強烈なアゲンストもノーズを押さえ気味にして飛ぶと、なんとかねじ伏せることができた。
今日午前中だけで、5本飛んだが、ボディランはゼロ。
そのかわり、アゲンストだから、フレアが効く効く。
やはり修正に自信がつくまで、ひたすら直線飛行をやり続けなければならないんだろうなあ。
でも、風にあおられても冷静にノーズを抑えて修正にもっていくようにはなりつつあるので、うれしい。
ちょっとまだ風は恐いけど。
- AB一括コース 10回目 1998年 7月5日
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朝起きて外を見るとちょっと風が強かったので心配でしたが、とりあえず足尾に向かいました。
講習場はアゲンスト。
風向きはいいけど、強さがちょっと…。
あと、今日は STEP17を使う人数が多く、7人で2機。
とりあえず1本目から思い切って行こう!!っと思ってテイクオフした途端、機体は右に!!
眼下に5、6機のグライダーが迫る!!(特に黒と蛍光イエローのSTEP15はよく目に入った。)
グライダーの上にクラッシュっていうのは、最悪のパターンなので、あせる!!
6月27日のツリーランの悪夢がよぎる。
一瞬よぎった「諦め」を追いやって、ノーズを下げて左に乗る。
成功!!
まあ、ちょっと左入れすぎたので、今度は右をちょっと入れて減速、フレア。
最後は何事もなく終わったのでよかったですが、機体を置いてカラビナをはずした時、すこし震えている自分の足に気がついて、改めて自分の修正に対する技術、自信のなさを実感したのでした。
しかし、今日はアゲンストではあるけれど、風が強く、コースのまん中で決まってあおられる絶好の修正練習日和。
自信がないよおなんて言ってられない。
今日は、姿勢つまり重心の位置についてはばっちりだったのですが、どうもコントロールに苦労する。
イントラの方に指摘されて気がついた。
アップライトの持つ位置が低すぎる。
これが直るまでの2本ほどは、1本目の恐怖も残っていてスランプ状態で、派手なボディランもやってしまいました。
しかし、午後の4本目からは、苦労しながらもなんとかコントロールもうまく決まるようになってきた。
どうやら、コントロールに苦労しているのは、僕だけじゃないようで、みんなかなり右にふられている。
ついに、上段出発のSTEP17が右にそれて、とめてあるグライダーにつっこんで、横のワイヤーを切ってしまった。
修理のため、僕の使っていたSTEP17は、解体。
しばらく飛べなかったが、1時間程で修理も終わり復帰。
5本目は、ほんの少し左にずれたので、右の吹き流しを恨めしそうに見ながら、修正しようかどうしようかと
思っているうちに高度がなくなり、減速、フレア。
見てるだけじゃだめって言われてしまいました。
よーっし、積極的に修正かけていくぞーっと、6本目を飛んだ。
なかなかうまく行った。
7本目の前には、不思議とどんな修正でもしてやるぞ=って気持ちになっていた。
あとから考えると、このころは夕方で風が穏やかになっていただけだったのであるが。
とにかく7本目は、快心のできで、減速ー!っと言われた時、はいーって答える余裕さえあった。
そのかいあって、7本目の後に、次は風が穏やかだったら、右ターンはいっていいよって言われた!!
ばんざーい!!
しかし、昨日今日といつものイントラの方じゃないので、もう一人のいつもの方からもOKがでたらにしようと思った。
次の課題は、どんな風のときも、どんなに機体が傾いた時でも修正できる自信をつけることかな。
- AB一括コース 11回目 1998年 7月11日
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今日は絶好アゲンストで講習日和!!
講習生も少ないので、二人で1機です。
しかも、いままでのぼろぼろSTEP17は、セールが新しくなって見違えるようです。
アップライトも先週代えたばかりの新品なので、ぴかぴか!!
しかし、どういうわけか山飛び用の小さいタイヤがついている。
ちょっと、今日はボディランできないなあ。
最初は修正動作が大きいことを指摘された。
どうも自分で揺れを作っているようです。
三本目くらいに強烈な横風を受けて左に飛ばされて、イントラの方の頭上で久々のノーズ下げて目一杯右に乗りました。
イントラの方の頭上だったので、危うく「すみません!すぐ修正入れます!!」って叫びそうになりました。
叫ぶことを考えるくらい冷静だったことに結構驚きましたが、この大きな修正に高度をなくしてしまい、おつりの左を処理した瞬間ボディラン!!
ほんとに、フルでコントロールバーを動かしたのはほんとに久々だったことに気がつくと、修正って早くやれば、いかに少しの動作でいいか改めて理解したのでした。
おかげでそれからは、なるべく修正動作を小さくしようという目標ができ、ひたすら動き過ぎないように直線をこなしました。
飛行が安定していると、減速、フレア動作も余裕をもって行なえるおまけがついてくるので、おかげでランディングは何本飛んでもばっちりでした。
しかし、テイクオフの時に手が下がってしまう欠点があったので、それにも気をつけなければならなくなる。
だんだん、細部の欠点を潰していく段階に入ったことに、ちょっぴり喜びを感じた。
最後の方になって、一緒に飛んでいたSTEP17の方が、右ターン中に右のグライダーに突っ込んでしまって、しばらくシュミレーター行きになってしまったので、最後は3連続で飛んだ。
そして、今日最後の1本で、
「はい、右ターンやってみよう!!」
がでた!!
初めての右ターンなので、ノーズの向ける方向がわからない。
しばらく、向きを決めるのに時間を費やしたあと、いよいよテイクオフ!!
普段は緑マット上でテイクオフするのが、緑マットから白マットに向けて走るが、白マットが終わると草が深い!!
草が深いと不快…なんて冗談言ってる場合じゃなくって、なんとか草に足を取られながらも飛び乗りでテイクオフ。
ちょっと高度をつけて、いきなり右にフル加重!!
しかし、殺気を感じてすぐにもどして、ちょっと左を入れとく。
大正解!!
やはりフル加重は、めちゃめちゃクイックに曲がり、おつりも凄い。
しかし、左をちょっと入れておいたおかげで、真直ぐ吹き流しに。
減速、フレアもばっちり決まって大満足。
しかし、大きく入れ過ぎ!!っと御指摘を頂く。
たしかに、いきなり入れ過ぎました。
どうも、最近フル加重を入れるのが快感になっているような気が…。
今日は初右ターンがあったので、収穫大の一日でした。
さて、かみなりが鳴りだしたので、講習は終わり、ショップに行くと、「そろそろ機体を…」と言われてしまった。
明日にでも…とか言われて、えっえっ!!そんな、心の準備が!!
中古を探そうと思っていたのに、どうも今はないらしい。
けど、新機は高いし…。
ファルコンが全部一式で60万ちょっとです。
でも、安全のため新機のほうが…(悩)
- AB一括コース 12回目 1998年 7月12日
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昨日は、帰ってからWills Wingのホームページに入って、どんな色にしよう?っと塗り絵ごっこして遊んでしまったので、寝るのが遅くなってしまった。
結局、
こんな感じにしてみました。
紅白でおめでたい? ウルトラマンみたい? JALの飛行機? 講習機みたい?
いろんな意見がありましたが、赤が入れたかったのと、後ろのTの字はすぐファルコンだってわかっちゃうので、白にしたかったという2点でこういう色に決めたのでした。
さて、眠い目をこすって足尾に到着。
しかし、雨。
ウェイティングの間、機体の相談をする。
どうも、納期が2ヶ月くらいになりそうだ。
中古のバディーがあるけど?とか言われたので、ちょっとふらふら。
どうも安いらしい。
悩んでいる間に、雨が上がり、11時過ぎから講習開始。
講習機をセットアップしていて、やっぱり何回もセットアップされていきた中古機のセールの傷み、特にバテンポケットなんかが気になって、高いけど安全のために新機を購入しようと決心する。
さて、フライトの方ですが、一本目は直線。
結構左右にとられて、あれっ?って感じ。2本目も同じ。フレアもかかりにくい。
風はアゲンストでいい感じなんだけどなあ。
3本目で、やっと安定した直線をキメて、次右ターン行ってみようっとなる。
さて、右ターン。
結構グワッっと旋回して、大胆に逆にのって立て直して、あとは涼しい顔して直線をキメて、減速フレアで、本人は、結構得意になっている。
しかし、急に大きく入れ過ぎ!!との注意。
あれでは、だめなの?
よし、ゆっくりやればいいんだろって思って、やってみるが、これがなんとできない!!
どうも、右旋回のために左にテイクオフしているので、左サイドにある小屋に突っ込みそうで恐いのだ。
だから、早く避けようとおもっきり右にのってしまう。
落ち着け、落ち着け。
次は、落ち着いてやったつもりなのだか、右に乗る量を少なくすると、バンクし始めるのが遅くなり、これまた小屋に突っ込む恐怖のためにもっと右を入れ足してしまい、これも失敗。
どうすればいい?っと悩んで昼休み。
午後からは、小屋に突っ込む恐怖は克服したが、バンクつくまでのタイムラグのせいで、どれだけ右を入れるとどれだけ旋回するかがちっともつかめない!!
そうこうしているうちに、テイクオフの持ち替えが低すぎる欠点を指摘され、シュミレーターで練習。
1回目は改善されてなかったが、2回目は、必殺「ティラノサウルス持ち」をあみ出し、クリア!!
しばらく、それに慣れるため、直線を数本飛ぶ、
完璧な直線をキメたあと、じゃあ、右ターン行ってみようが出る。
さて、また試行錯誤の右ターンが始まった。
そのうち、ちょっと右入れて、一旦少し戻して様子を見ることを覚えた。
これは、結構うまくいくようだ。
しかし、ここで、雨が降ってきて機体を片付ける。
シュミレーターでの指導の時にイントラの方にターンについて教わる。
ターンは、
ロールイン、ロール、ロールアウト!!
の3ステップであると教わる。
目からうろこ。
あちゃー!!体重移動と、逆サイドへの振り返しの2ステップだと思ってた!!
それから、ラッキーなことに雨があがり、練習再開!!
3段階、特にロールの時に遠心力に振り回されてGがかかるのを感じる。これだっ!!
つまり、最初に右入れてバンクをつけて、旋回中は、遠心力と重力のベクトルの合成方向に重心をあずけて、旋回を続ける。
旋回を終えたいところまで、そのままロールで回した後、ロールアウト動作で直線に戻す。
見切った!!
しかし、ロールインでバンク角を決めるのが、タイムラグのせいでめちゃ難しい。
結局、そこまで体得できずに今日は終了。
しかし、今日のランディングは、実に安定していた。
午前中に傷めた左太ももが痛かったせいで慎重にやったせいだろう。
次は、右旋回を極めるぞっ!!
しかし、空中では結構旋回した気でいるのに、実際の進路を見ると20°も曲がっていないんだなあ。
人間って、思ったよりGに対して敏感なんだなあってことにも気がついた。
来週に続く。
- AB一括コース 13回目 1998年 7月18日
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今日から、3連休!! 講習三昧です。
風は、ちょっとだけ強めのアゲンストで絶好のコンディション。
STEP17は、1機2人で、ペースもいい。
しかし、直線が妙にふらつく。重い方のSTEP17だからかなあ?機体と風のせいにはもうしたくないなあ。
1週間ぶりだからかなあ?でも、それも困るよなあ、山に行ったらそれじゃすまされない…とか、いろいろ考えながら、ひたすら直線。
午前の最後に、ようやく「じゃあ、次右ターンいってみよう」が出て、昼休み。
午後から、直線1本ビシッと決めて、右ターン行こうと思ったら、また直線の修正が大きい。
どうも、テイクオフのときに自分で揺れをつくってしまっているのではないだろうか?
ひたすら直線を飛びつづける。納得のいく直線がきまらない。
最後の最後になって、「よーっし、次、右ターンいこう」がでるが、今日は、ここで、時間切れ。
不調のまま、明日に続く。
- AB一括コース 14回目 1998年 7月19日
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今日は、めっちゃくちゃに人が多い。STEP17は、7人で2機だ。
運悪く、4人で、重い171機の方になってしまった。
今日一日で5本しか飛べませんでした。
最初の1本直線飛んで、すぐ右ターン。結構うまくいった。浅いバンクで長くロールし続けることができた。
午後から、直線1本ビシッと決めて、右ターン行こうと思ったら、また直線の修正が大きい。
どうも、テイクオフのときに自分で揺れをつくってしまっているのではないだろうか?
何本も直線を飛んで、ようやく右ターン。この右ターンも結構うまくいく。
しかし、ここで、時間切れ。
まあ、大きな失敗もなく、今日はおしまいって感じ。
ようやく、どれだけ右を入れると浅いバンクがとれるかがわかってきた。
イントラの方に、右ターンはいいんだけど、直線がねえって言われる。(苦笑)
さて、機体購入の件ですが、あの紅白ウルトラマンは売り切れだったので、immediateで入ってきた
白ブルーを頼んでいたのですが、それも、売り切れだったので、結局、こんな感じのを選びました。
ブライトイエローとブライトオレンジなので、結構ドハデですが、蛍光色なので、色あせが心配です。
- AB一括コース 15回目 1998年 7月20日
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さて、3連休の3日目。
さすがに、3日目は人が少ないが、STEP17だけ、3人1機。
でも、イントラの方の配慮と、全体の人数が少ないことから、結構本数は飛べました。
初めに、直線1本と右ターンを2本ほど飛ぶ。
右ターンには、安心感と自信がついてきて、失敗する気がしなくなっていた。
すると、いきなり、「S字いってみよう」が出る。
うれしい!!しかし、心の準備が…。
無策のまま、S字1本目を飛ぶ。
あせって急旋回ぎみになっている上に、左ターンのロールアウトが高度不足でフルで入れてぎりぎりバンクを消したくらいだから、ボディランになってしまう。
うーん、S字手強い。
S字の2本目は、右も左も急旋回だけど、無事ランディング。
右ターンのような余裕がないせいか、バンクが深く不覚!!なんて冗談言ってる場合じゃなくって、初期の右ターンの時と同じ状態になっている。
あと、S字のコースのイメージが難しい。
どこをどう飛んでいるのだろう?飛び終わった後でも、よくわかっていない。
とりあえず、右ターンが終わったら右の出口、左ターンは左の出口って決めてテイクオフ。
バンクが深くてダメ。
もっと緩やかなターンを目指さないとだめみたい。
高度をロスしないターンをしないと、左ターンまでもたない。
それから、いつも左ターンのロールアウトがフルカウンターだ。
右ロールアウトと左ロールインがいっしょになっているので、いつの間にか左を入れる量が多くなっているのか?
それとも、左ロール中の重心位置が悪いのか?
いや、結局左のロールアウトのフル加重は、高度がたりなくて余裕がなくなり、急なバンクコントロールをしてしまっているだけなのだと思う。
そうこうしているうちに、最後の1本、右ターンのロールを待ち過ぎて、左ターン結構入れても吹き流しにしかいかなかった。
午後は、全部S字を飛んだけど、結局1本も納得のいくフライトができなかった。
講習終わった後、倉庫にあるオーストラリアのAirBorne社の中級機「Sting」を見せてもらった。
オーストラリアには、Moyes社もあって、ハング先進国なのだそうだ。
まだまだ知らないことが多いので、これからが楽しみです。
- AB一括コース 16回目 1998年 8月 1日
- 今日は一本目に直線を飛んだきり、ひたすらS字旋回だった。
しかし、今日は4人一機だったので、飛んだ回数は5、6回だった。
最後は風の状態がよくなかった中で、S字ができたのは、自信につながった。
- AB一括コース 17回目 1998年 8月 2日
- 今日も4人一機だったので、一本目からS字旋回。
高度ロスを少なくするためにノーズ角をあまり下げないでターンしてみようと思ってチャレンジする。
しかし、結果はコントロールが鈍くなり体重移動が大きくなり、途中でノーズを下げるはめになる。
- AB一括コース 18回目 1998年 8月 22日
- 今日は20日ぶりだったので、ちょっと緊張。
でも、一本目に直線を飛んだきり、ひたすらS字旋回だった。
今日は2人一機だったので、飛んだ回数は結構あった。
しかし、どうもS字旋回が完成しない。
- AB一括コース 19回目 1998年 8月 23日
- 今日は人が多い!!
7人2機だったので、一本目からS字旋回。
しかし、テイクオフ時のノーズ角があがってしまっているせいで、浮いた途端、急上昇失速でコントロール不能に陥る。
なんとかアップライトを全部引いて立て直すが、S字旋回どころではなかった。
こういうアゲンストの強い日は、高度をケチらなくてもいいから、ノーズを下げて行こうっと思っていたのに、またまたうまくいかない。
最初は風のせいにしていたが、それが2回くらい続くと、どうやら自分のテイクオフのせいだとわかる。
直線にもどって練習。
修正の体重移動までおかしい!!
なぜだあ〜!(スランプ突入)
。
スランプから脱出することなく、今日は終了。
残念。
- AB一括コース 20回目 1998年 8月 29日
- 日本列島を縦断する長い前線といつまでたっても小笠原附近に停滞したままの台風の影響で、茨城県は那珂川が氾濫し大洪水。
なにをちまよったのか、こんな日に行ってしまいました、足尾に。
もちろん、着いた途端土砂降りで、講習どころではありませんでした。
しかし、1つだけ嬉しいニュースが!!
機体きました!!
蛍光オレンジと蛍光イエローで、めちゃめちゃドハデです。
配色は、こんな感じですが、色はもっと蛍光してます。
イントラの方に、岩田さんらしい色!!って言われました。
どういう意味でしょうか?(笑)
早く初飛びしたいなあ。
それより、早くどっかいってくれないかなあ、あの台風。(苦笑)
- AB一括コース 21回目 1998年 9月 5日
- 自機がきたので、講習にも気合いが入る。
直線を2本程飛んだ後は、ひたすらS字旋回。
なんとかS字も自信がついてきた。
S字のポイントは、今自分がどこを飛んでいるかが見えていることにあると思う。
そうでなければ、まるでコース取りができない。
2人1機だったので、午前中結構飛べた。
午後になって、イントラの方が、自機を出しましょう!!となったので、ドハデなオレンジのファルコン195を組み立てる。
最初は、汚れたら…とか壊したら…とか考えていたけど、自機で飛んでみると、これほどいいものはない。
もう講習機にはもどれなくなってしまった。
この日は、直線、右ターンを自機で試す。
アップライトの位置が前なのとバープレッシャーが軽いことが、STEP17との大きな違い。
あと、重量が軽いのに翼面積が大きいから、風が強い時のホールドは要注意。
ターンは、新機だからか、とてもシャープに曲がってくれて、快感。
帰りに、初飛びの心の準備をしておくようにと言われて、ワクワクしながら帰宅。
- AB一括コース 22回目 1998年 9月 6日
- 曇りで風が穏やかな、絶好の天候!!
たっぷり睡眠もとってきたし、気合い十分!!
がんばって初飛びするぞー!!
午前中は、ひたすらS字旋回。
なにしろ自機なので、一人一機。
ゼイゼイいいながら、ほとんど毎回飛ぶ。
昼休み、ランディングを見学しておくようにとのお達し。
いよいよか?
昼からの講習、ひたすら完璧なS字旋回を心掛ける。
もう、自機にはすっかりなれた。
2時半ごろ、休憩に入る。
このとき、イントラの方から、「いいでしょう!上行きましょう!」の感動の一言。
やったー!!講習卒業!!
機体をたたんで、みんなで記念撮影して、迎えに来たバンにグライダーを積み込む。
ショップに行って、ハーネスとスプレッターバーを借りて、自分のヘルメットとスピードメーターを受け取る。
入山記帳みたいなのを書いて、無線を借りる。
テイクオフへの出発の前に、ショップの前のシミュレーターに乗って、ハーネスを調整する。
すると、もう、テイクオフへ出発。
以下、初飛びへと続く。
- AB一括コース 初飛び!! 1998年 9月 6日
- 長い山道のドライブのあと、テイクオフに着く。
ものすごい風だ。
方向はアゲンスト。
しかし、こんな風はこのテイクオフではあたりまえなのだそうだ。
強風の中、機体を組み立てる。
ノーズバテンをはめるとき機体を起こしたら最後、ひっくりかえってしまう。
このときは機体を横向けにする。
いよいよ、テイクオフ。
スターターの方に、ランディングは西風なので、オーバーヘッドアプローチで行くように指示される。
いよいよ、T.O.1に立つ。
いやー、すごい見晴しだ…なんて言っている余裕は全くなく、翼面積の大きいファルコン195は、傾かないようにホールドするのに必死。
さあ、テイクオフ。
いままで、こんなノーズ角で出たことがないという下がった角度でテイクオフ。
とにかく風が強い!!
アップライトは引きっぱなし!!
谷をぬけると、ぱぁ〜っと視界が広がる!!
この時、講習場だったら、ランディングしているはずの時間になるが、地面よりはるか上空にいることで、改めてぞっとすると同時に、ひとりで大空に放り出された感覚を味わう。
上空の風はすごいパワーで、アップライトをとにかく引いて、ハーネスに座り直す。
スプレッターバーから手をぬいて持ちかえると、すこし余裕がでてきて、回りを見渡す。
絶景!!。
おそるべき快感!!
しばし酔っていると、講習場の上空までくる。
やっと無線が聞こえるようになった。
民家の上を飛んで、ランディングを右ターンで回り込むと、もう講習場の高度。
こうなれば、やりなれたただの直線。
余裕!!と思っていたら…
あっ!!
スプレッターバーの裏から手が出てない!!
あわてて、手を持ち替えたがフレアに間に合わずボディラン!!
初飛びがボディランになってしまった。(涙)
でも、ランディングでは、講習のみんなが迎えてくれて感激!!
すぐに、無線誘導のイントラの方にコメントをいただいて、講習のイントラの方(上野さん)のところへ。
おかげで無事初飛び終わりましたっと固い握手!!
もう、ひたすら感動の初飛びでした。
講習18日目(日数22日目)にして、感動のB級を突破!!
さて、次は、いよいよC級、大空の世界です。
お楽しみに。
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