金属スクラップ火災Q&A
金属スクラップの火災に関して簡単なQ&Aを紹介します。
詳しい情報はリンク先をクリックしてご覧ください。
- Q2:どのようなところで火災が起きていますか?
- 金属スクラップを船積みするための港湾の貯蔵施設や輸送船のほか,陸上の中継施設でも発生しています。
- 金属スクラップの火災事例
- Q3:どのような作業中に火災が起きていますか?
- 重機などで積み上げたり船に積み込んでいるときや,積み上げたものをならしているときに起きることが多いようですが,作業終了後かなり時間が経過した後に起きた例もあります
- 金属スクラップの火災事例
- Q4:どのような着火源が考えられますか?
- リチウム電池の破壊時の火炎の発生,電池の短絡による火花,鉛バッテリーから漏洩した硫酸による混合発火,金属の衝撃による火花の着火,アルミニウムなどと水との接触発火,テルミット反応などが考えられます。
- 金属スクラップの着火源
- 可燃性ガスを含むスプレー缶から漏れた可燃性ガスやプリンタなどのトナーが着火して,火災が拡大したと推定される事例もあります。
- 詳しくは事故原因に関する研究結果をご覧ください。
- 金属スクラップ関連事例PFA
- Q7:消火上の問題点や効果的な消火法について教えてください
- 堆積物の消火はなかなか難しいようです。放水だけではなく,泡消火剤を使用した例もあります。重機などで堆積物を崩したり,船倉から取り出して消火するのが効果的といわれています。
- 詳しくは消火に関する研究結果をご覧ください。
- 金属スクラップ火災の消火方法
- Q8:火災防止のためにどのような対策が必要ですか?
- 行政の指導や事故後の対応から効果的な対策例を紹介します。
- ・消火栓や消火器の設置
- →これによって時折発生していた初期火災が消火できたという例もあります。
- ・堆積物の高さや量の制限
- →堆積量が大きくなると蓄熱しやすくなったり,消火も難しくなります。
- 蓄熱火災の起きやすい木粉チップなどでは高さ制限がもうけられています。
- ・危険物の混入防止のため,保管,積み込み前に目視による検査
- →充電器,バッテリー,電池,ライター,ガスボンベ,スプレー缶などの検査を実施している保管施設もあります。
- 金属スクラップ火災の防止策