研究紹介
日本列島をはじめ私達の生活圏は,地殻と呼ばれる地球を覆う大きな"殻"に位置します.
そのような地殻の長期的な変形過程や,地下の地質構造を明らかにする研究をしています.
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私たちの地球には、プレートがぶつかり合う「沈み込み帯」というエリアがあります。
ここでは、地球の表面に見えない様々な動きがあり、それが私たちの住む世界に大きな影響を与えています。
沈み込み帯のジオダイナミクスに関する研究は、主に数値シミュレーション(ジオダイナミックモデリング)を用いて、
沈み込み帯の長期的な地質構造の発達の解明に取り組んでいます。
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地球における力学的な研究(ジオメカニクス)、特に断層の動きについて研究しています。この研究は、地震がどのようにして起こるのか、そして私たちがそれをどう予測できるのかに取り組みます。
地震が起きやすい断層を見つける方法として、地殻に作用する力の場(応力場)と断層の姿勢の関係から、すべり傾向(slip tendency)を計算しています。この方法を使うと、断層がどれだけ滑りやすいかを数値で示すことができ、より正確な地震予測が可能になります。
これらの研究を通じて、地震の予測や理解に大きく貢献することを目指しています。
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私達は地上(あるいは地下)に建物を建てたり、地下資源を利用して生活しています。
そのため、それを支える地面(地下)の様子を知ることが重要になります。
しかし、たとえ数cmであっても、地下を知ることは容易ではありません。
そこで、地下の地質構造を明らかにするために地球物理学(ジオフィジックス)の研究に取り組んでいます。
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