next up previous
Next: 2.1 ジャンボーグA以前 Up: JumborgA Previous: 1. はじめに


2. ジャンボーグA

ロボットの操縦には様々な手法が存在するが、最も一般的な手法は、 作業対象とアームを直接見ながら、 或いは、テレビモニタを見ながら、マスターアームを用いて操縦する手法である。 しかし、一般に作業性には問題がある。

CG分野において、人間型キャラクターをもっともらしく動かす技法として、データスーツ等の人間 の動作を直接的に計測する装置を用いたモーション・キャプチャー・システムが既に定着している。 現時点において、自分の思っている通りに人間型ロボットを動作させる手法と しては、操縦者の動作をトレースする手法が最も適切である。そして、感覚情報の適切 なフィードバック機能を持つテレイグジスタンス・テレプレゼンス型ロボット 操縦方式は、システム構築の手間は大きいものの、ロボットの達成する作業能 力は非常に高いものがあると評価されている。

本章では、テレイグジスタンス・テレプレゼンス型ロボット操縦方式の原型を提案・した漫画・特撮番組「ジャンボーグA」を紹介する。

Subsections

Eimei Oyama 2001-11-10