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局所計算

MCMC 法を実行するためには (4) 式を計算する必要があるが, この中の $ p_T(x)$ は値そのものではなく, $ p_T(x_{t+1})$$ p_T(x_t)$ の 比だけがわかればよい. これは $ p_T(x)$ を (2)式のように定めて いることに対して非常に都合がよい. (2) 式には正規化定数 $ Z_T$ が 含まれているが,比を取るとそれが消えてしまうために計算する必要が ないということである. 従って,MCMC は $ x_t$$ x_{t+1}$ だけから 定まる関数の計算によって実行可能である.



Shotaro Akaho 平成19年6月13日