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ランダム探索
問題にほとんど何も制限がないので,とりあえずランダムに
を発生させ,
が小さな値を取るような
を選ぶことにしよう.
できれば,小さな値を取る
を優先的にサンプルする方が効率がよい.
そこで,
 |
(2) |
という確率分布に従って
を生成することにする2.
の上に乗せたのは確率値を正の値にするためで,
は正規化定数
 |
(3) |
で,式の形を見ればわかるように,一般に
を計算するのは大変である.
は温度と呼ばれ,
が 0 に近づくにつれ,
最小値を取る
でピークを持つ分布になる.
が
の事後分布のとき,
の最小値を求める問題は
最大事後分布推定 (MAP = Maximum a
posterior estimation)
を行っていることになる.
問題は
に従う乱数を発生させるのに,
に関して多くの
知識を必要とすることである. これは,
に関しては何も制限を
設けないと仮定したのに反する.
この問題を解決するための一つの方法は,以下で述べるように,
に収束するマルコフ連鎖を構成することである.
Shotaro Akaho
平成19年6月13日