PFAS問題の本質である「多種多様な発生源の存在」と「特定産業界だけでは全体像の把握が困難」な状況に対応するために、全ての産業界とアカデミアの連携が可能な広域型TLOにより、初めてPFAS問題の解決が期待できます。 特にISO21675等PFASに関わる国際標準化活動、世界初の総PFAS測定技術や Nature Communications他、世界Top 1% 高引用件数論文等で確立した強力な国際的知名度により、多数の国際連携が可能、また進行中です。
また、欧州・中国の著名なPFAS専門家を国外スーパーバイザーとして迎える事で、ECHA規制などの「黒船」をも利用可能であり、国内外マッチングだけでなく、国内産業構造の根本的な刷新が期待できます。
2003年のPFOSコンソーシアムで、PFOS対策に消極的だった企業の多くは、過去20年間で倒産するか外資系に吸収されています。逆に産総研と協力してPFAS対策に先鞭をつけた数少ない企業は、既にPFASだけに頼らない事業へシフトしています。従って、PFAS問題は、比喩ではなく国内製造業の再興が成功するか否か、日本の将来を決定する試金石です。バイアスのかかった「二次情報」に惑わされず、本コンソーシアムの提供する「一次情報」を利用する事で、
「地球規模のPFAS問題に対して、国際社会の一員として日本に何ができるか」
を全ての日本人に考えていただければ幸いです。
2025年3月までは旧ホームページ(https://unit.aist.go.jp/mcml/rg-org/pfasconsortium.html)と並行して更新し、社団法人化までの準備期間として 2027年3月 まで活動予定です。コンソーシアムコアメンバーの要請によりいくつかの分科会 (PFAS処理技術分科会、PFAS代替技術分科会) の活動も予定します。
過去のデータベースは下記を参照してください。
- お知らせ (2024.12.20更新)
- 募集中 (2024.12.3更新)
- データベース (2025.1.6更新)
- 技術相談やマッチングについては、事務局の株式会社キャンパスクリエイト (pfas.info@campuscreate.com) にお問い合わせください。
- [PFAS対策技術コンソーシアム代表]
- 産業技術総合研究所 環境創生研究部門 上級主任研究員 山下信義
- [環境研究総合推進費5-2401(環境中PFAS の包括的評価を目指した総PFAS スクリーニング測定技術の開発)代表]
- 産業技術総合研究所 環境創生研究部門 副部門長 谷保佐知
- [Swedish research council (FORMAS project 2024 - 2028)]
- エーレブルー大学 (MTM) 教授 Leo Yeung
- [LIFE-SOuRCE, European Partnership for the Assessment of Risks from Chemicals (PARC)]
- スウェーデン農業科学大学 (SLU) 教授 Lutz Ahrens
- [中国科学院]
- 南京大学 教授 Si Wei
- [事務局]
- PFAS対策技術コンソーシアム事務局 (株式会社キャンパスクリエイト) (https://www.campuscreate.com/pfas-info-jimukyoku/)