代表者として実施した、または実施中の競争的資金制度によるプロジェクト
研究費の種類 | 研究課題名 | ||
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科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2024-2026年度科学研究費補助金 基盤研究B |
人工バイオミネラリゼーションの光制御と歯面機能デザイン | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2023-2024年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
多剤徐放性アパタイト成膜足場材による歯髄幹細胞制御と象牙質-歯髄再生 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2024年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
多重イオン置換アパタイト膜の光転写を利用した歯科用レジンの瞬時表面改質 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2024年度 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽) |
二段階光反応を利用したレジン修復歯面の強化エナメル改質と二次う蝕制圧 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2023年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
相補的な有機/無機キャリアを備えたサイトカイン徐放性足場材の生体模倣合成 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2020-2022年度科学研究費補助金 基盤研究B |
歯周病治療革新のための歯界面反応の光制御と歯面高機能化 | 終了 |
国際交流事業 |
日本学術振興会(JSPS) |
骨組織再生のための抗菌ペプチドLL37担持多機能3Dコラーゲンスキャホールド創製 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 2019-2021年度 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽) |
過飽和溶液中レーザープロセスを利用した強化エナメル再生と初期う蝕制圧 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 2018-2020年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
アパタイト成膜3次元足場材による場所特異的遺伝子導入と血管を含む筋肉再生 | 終了 |
AMED |
日本医療研究開発機構(AMED) 平成29-30年度 医療研究開発推進事業補助金(橋渡し研究戦略的推進プログラム補助事業) シーズA |
脳虚血疾患治療のためのサイトカイン徐放性ナノ粒子の開発 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 2017-2019年度科学研究費補助金 基盤研究B |
アパタイトナノ複合膜のレーザー迅速成膜による高機能化歯面の構築と歯周治療応用 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2015-2017年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
レーザーによる細胞刺激とサイトカインーアパタイト共沈の複合効果による歯槽骨再生 | 終了 |
財団 |
公益財団法人 天田財団 平成27年度 一般研究開発助成 |
低エネルギーレーザープロセスによるin vivo骨組織再生 | 終了 |
A-STEP |
科学技術振興機構(JST) H28年度マッチングプランナープログラム |
再生医療を支援する高機能培養液添加剤の開発 | 終了 |
科研費 |
文部科学省 2015-2016年度 科学研究費補助金 新学術領域研究「プラズマ医療科学の創成」公募研究 |
レーザープラズマによる固液界面反応の理解と骨結合性インプラントシステムへの応用 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2015-2016年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
遺伝子を刺激する磁性ナノ粒子の創製と血管形成療法への応用 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 2014-2016年度 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究 |
Gene-activating scaffoldによるin vivo組織再生 | 終了 |
科研費 | 文部科学省 2013-2014年度 科学研究費補助金 新学術領域研究「プラズマ医療科学の創成」公募研究 |
高度歯科医療のための液相レーザープラズマ技術の開発 | 終了 |
財団 |
財団法人 油脂工業会館 平成25年度研究助成 |
再生医療応用を指向した、脂質担持バイオミネラル表面による遺伝子導入技術の開発 | 終了 |
財団 |
公益財団法人 LIXIL住生活財団 平成24年度調査研究助成 |
室内空気環境を浄化するセラミック微粒子の革新的形成技術の開発 | 終了 |
財団 |
公益財団法人 コスメトロジー研究振興財団 平成24年度 研究助成 |
皮膚組織再生を促進するリン酸カルシウム真球粒子の創製 | 終了 |
財団 |
公益信託 林女性自然科学者研究助成基金 平成24年度研究助成 |
標的指向型光反応を利用したリン酸カルシウムの核形成制御と真球ナノ粒子合成 | 終了 |
財団 |
天田財団 平成23年度研究開発助成 |
液相レーザープロセスによるチタン金属のオンデマンド生体親和化技術 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 2010-2012年度 科学研究費補助金 若手研究B |
再生医療のための遺伝子導入の空間的・時間的コントロール | 終了 |
財団 |
村田学術振興財団 平成22年度研究助成 |
液相レーザを利用した1-Stepアパタイト形成プロセスの開発 |
終了 |
財団 |
イオン工学振興財団 平成21年度研究助成 |
DNA担持アパタイト層へのイオンの添加による遺伝子導入効率の制御 | 終了 |
財団 |
光科学技術研究振興財団 平成20年度研究助成 |
低エネルギーレーザーを利用した有機基材表面へのアパタイト形成技術の開発 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 平成19年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
細胞接着因子及び遺伝子担持アパタイト層による、骨形成を促進する骨補填材の開発 | 終了 |
財団 |
新世代研究所 2006年度研究助成 |
細胞接着因子担持アパタイトによる高効率遺伝子移行システムの開発 | 終了 |
JST |
独立行政法人科学技術振興機構(JST) 平成18年度シーズ発掘試験 |
アパタイト-高分子繊維複合体の作製と応用 | 終了 |
NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
シグナル物質担持アパタイトによる多重感染防止システムを備えた経皮デバイスの開発 | 終了 |
財団 |
吉田科学技術財団 国際研究集会派遣事業 |
Ultra structural study of formation of the laminin-apatite composite layer | 終了 |
NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 平成15年度 産業技術研究助成事業 |
表面処理による高分子材料へのアパタイト形成能の付与 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 平成12年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費 |
高分子材料表面でのアパタイト形成 | 終了 |
分担者として実施した、または実施中の競争的資金制度によるプロジェクト(主要なもの)
研究費の種類 | 研究課題名 | ||
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科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2023-2025年度 学術変革領域研究(C) |
抗VEFG阻害剤吸着人工硬膜による脳動静脈シャント疾患に対する新規治療の確率 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2023-2025年度 学術変革領域研究(C) |
光再生治療~レーザーによる歯周病根面への人工セメント質構築 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2026年度 学術変革領域研究(A) |
超セラミックスの新機能創出 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2024年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) |
2段階薬剤放出性第4世代スキャフォールドの歯周組織再生への応用 | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2022-2024年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) |
抗菌加工根面を実現!~バイオミメティック法を応用した新規歯周病治療法の開発~ | 実施中 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2021-2023年度 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽) |
腫瘍微小環境応答型抗がん剤の「in situ 精密合成」 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2019-2021年度 科学研究費補助金 基盤研究(B) |
レーザー誘起ナノジェットによる物質デリバリー手法開拓と高機能人工歯面の創製 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) 2019-2021年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) |
根面う蝕の撲滅を目指して!バイオミメティック法を用いたセメント質強化法の確立 | 終了 |
科研費 | 日本学術振興会(JSPS) |
動脈病変の早期診断・治療のためのリン酸カルシウム系複合ナノ粒子の創製 | 終了 |
科研費 |
日本学術振興会(JSPS) 平成17年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)(調査研究) |
ナノインターフェイス制御による医用セラミックスの開発と評価に関する調査 | 終了 |
アパタイト:Ca10(PO4)6(OH)2 は、ヒトの歯や骨の主要無機成分です。具体的には、歯のエナメル質の97%、骨の65% が、アパタイトでできています。他の一般的な人工材料と異なり、アパタイトは異物反応を引き起こさず*、生体の組織と良くなじみます。例えば、アパタイトの焼結体を骨の欠損部に埋入すると、その焼結体は周囲の骨組織と直接結合して一体化します。このような特性(骨伝導性、あるいは骨結合能)から、アパタイトは人工骨などの生体材料として用いられています。
私たちは、生体内でアパタイトが合成される際の反応(バイオミネラリゼーション)を模倣して、アパタイト層(右上写真)や、機能分子(抗菌剤、タンパク質、DNAなど)とアパタイトのナノ複合層を、基材上に形成させる技術を開発し、再生医療や遺伝子導入システムなどへの応用を図っています。
* 一般的な人工材料を生体内に埋入すると、生体はそれを線維性の皮膜で取り囲み周囲の組織から離したり生体外に排除しようとします(異物反応)。レーザープロセスは、現代の生活になくてはならない技術のひとつです。レーザーというと、ウルトラマンのビーム光線を思い浮かべる方も多いでしょう。レーザー(LASER:Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)とは、誘導放射による光の増幅を利用した光源あるいはその光を指します。鉄鋼や自動車などの製造分野では、強力なレーザー光を利用した熱加工技術が古くから利用されてきました。最近では、より微細で高精度なレーザープロセスが、光通信や医療など、私たちの身近な場面でも利用されています。
私たちは、レーザーを利用して、生体材料の創製・高機能化技術の開発に取り組んでいます。