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モデルを構成するどの正規分布からデータが発生したかという値 を隠れ
た変数としたときに,
の同時分布は
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(5.8) |
となる.
まず,式 (3.29) に対応する
次の条件つき確率を定義する.
この値は,各繰り返しステップでのパラメータの値から計算可能なものである.
さて,この場合 M ステップの最適化問題は陽に解くことができない.
そこで ECM アルゴリズム
を採用し, と
のそれぞれを順番に最適化することにする.ECM ア
ルゴリズムの各ステップの導出の詳細は 付録B にまとめる
ことにし,ここでは結果だけを述べる.
まず,
に固定して, を最適化すると,
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(5.10) |
が得られる.ここで
はそれぞれ次のよう
に計算される統計量である.
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(5.11) |
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(5.12) |
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(5.13) |
次に,得られた を用いて,
を求める.
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(5.14) |
ここで
は次のように計算される統計量である.
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(5.15) |
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(5.16) |
ここでは最初に
を固定したが, を先にしてもよい.
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Shotaro Akaho
平成15年7月22日