Type II モデルで,アルゴリズムを閉じた形で導くためには,各軸の分散が等
しい2 次元正規分布(等方正規分布)の和で近似する必要がある.
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(5.7) |
最後に,Type I モデルおよび Type II モデルの特徴を表5.1に まとめる.これ以上に制限を緩めると,EM アルゴリズムが閉じた形では求ま らなくなってしまう.
以下では,上記の手続きで近似したモデルを Type II モデルと呼ぶ.
| Type I | Type II | |
| 位置/尺度 | ◎ | ○ |
| 回転 | × | ○ |
| 次元 | 任意 | 2 |
| 近似する混合モデルの要素 | 楕円型 正規分布 | 等方正規分布 |