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元となるモデルの確率分布が
で与えられたとしよう.
各座標軸
方向に関する尺度パラメータ
,移動パラメータを
とする
(ただし,
).すると,位置と尺度変換のパラメータをもつ確率モデ
ルは
 |
(5.1) |
と書くことができる. ここで,行列
は尺度に対応する
![\begin{displaymath}
A =
\left[\begin{array}{ccc}a_1&&0\\ &\ddots&\\ 0&&a_d\end{array}\right],
\end{displaymath}](img264.png) |
(5.2) |
という対角行列で,
は
の行列式(この場合は対角要素の積)をあら
わす.この分布は
を各軸方向に伸縮,移動したものである.す
べての軸の尺度パラメータが同じ値であると制限をおけば,相似形の変換だけ
を扱うことになり,その場合もほとんど同じに扱うことができる(具体的には
本論文で得られた
の算術平均をとればよい)が,本論文では各軸が独立
に伸縮してよいとして定式化する.
Shotaro Akaho
平成15年7月22日