本節で考えるのは,真の分布 が与えられている場合の 真の最尤解の振舞いである(ただし,学習に EM アルゴリズムを用いる都合上 本章の実験はすべて経験分布に対するものである). は必ずしも RBBM モデルに含まれている必要はないが,RBBM モデルの 最尤解が存在するような正則条件を満たすものだけを考え, 更に 4 次以下のすべてのモーメントの存在を 仮定する. また,訓練サンプルを用いた学習の際の振舞いは, を経験分布で置き換えて考えればよい.