ファイル:Miyagi Tomiya 2001 09.gif
by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST
火山灰の加熱時間と色の変化
実験結果
上の左のグラフは,実験室で加熱した火山灰と天然の(カリフラワー状火山弾の底に敷かれた)赤い火山灰の色を, L*a*b*空間のa*b*平面上にプロットしたものです.
加熱温度が高くなるにつれ火山灰の色は右上(赤&黄色い)のほうに動きます.この色の変化は,赤い矢印(無色のAl2O3粉末にヘマタイトを添加)と同じです.この変化は,角閃石を空気中で加熱した時にみられるものとそっくりです.
ここで,問題が発生しました.同じ加熱温度でも,色にばらつきがあるのです.その説明は簡単です.加熱時間が短かいことによって,脱水素(酸化)反応が不完全な部分が残っているからです. ※たとえば加熱された角閃石の写真をよくみると,色にムラがあることがわかります.
そこで,その右にあるグラフに色の時間変化を示しました.加熱時間と加熱温度の平面上に,赤み(a*値)の等高線を描き,脱水素(酸化)反応がほぼ終了する時間を考慮しました.天然の値をこの等高線に沿ってプロットすることにより,加熱時間が決まれば温度が決まるようになります.
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