ファイル:Miyagi Tomiya 2001 06.gif

by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST

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    加熱された角閃石の色
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    酸化の原因は何か

    色変化の原因は何か

    これまでに知られていることは:

    • 緑色の角閃石を空気中や窒素中で加熱(800℃ぐらい)すると色が赤くなること,また,鉄の少ない角閃石は加熱しても変化がないこと (Kozu et al., 1927; Barnes, 1930),
    • 赤くなった角閃石を水素気流中で加熱すると緑に戻ること (Reade 1928),
    • 赤くなるのは角閃石中のO3サイトにあるOH-がO2-になり,その近傍(M3サイト)のFe2+がFe3+になることに関連しているらしいこと (Ernst and Wai, 1970; Phillips et al., 1988, 1989),
    • 脱水の際には非常に大きな水素同位体比の分別があること (Kuroda et al, 1988),
    • 実際にH2ガスが出ることと,非常に大きな水素同位体分別の原因は脱水素であること,脱水度と赤みには相関があること (Miyagi et al., 1998),

    です.

    学会ではこれら↑全部は喋りませんでした.要は,Fe2+を含む含水鉱物(やガラス)が空気中で加熱されると,それらの中のOH-がO2-になり,水素ガスが抜けて,同時にFe2+がFe3+になることによって,赤くなるということです.

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