ファイル:Miyagi Tomiya 2001 04.gif
by Isoji MIYAGI @ Geological Survey of Japan, AIST
天然の角閃石の色
それでは宮城(1992; 秋田大学修論)をざっとレビューしてみましょう.
これは天然の角閃石の光学顕微鏡(透過)写真です.上の二つは恐山の試料で,左が関根軽石流,右は同じ噴火で生成したと思われる剣山溶岩円頂丘のものですが,角閃石の色に違いがあります.左は緑っぽいのに対し,右は赤っぽいです.
下の二つは鳥海山の試料で,左も右も鍋森溶岩ですが採取部位が異なります.この角閃石の色も,左は緑っぽいのに対し,右は赤っぽいです.
なぜ,このような違いが生じるのでしょうか?.右と左では,それらを含む溶岩が地表に噴出した後の冷却条件が異なります.たとえば,軽石のほうが何十メートルもの厚みのある溶岩円頂丘より冷えやすいでしょうし,おなじ溶岩でも厚みのある部分はなかなか冷えないでしょう.
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