産総研
last updated 2023.9.15
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筑波大学大学院 システム情報工学研究群 情報理工学位プログラム
ヒューマンセンタードビジョン研究室(佐藤研究室)

教授(連携大学院)佐藤 雄隆


Recruitment
学生(修士・博士課程)募集中です!
  • 産総研の先端的な研究環境で学びつつ筑波大学の学位を取得することができます!
  • 筑波大以外の大学からの受験も,もちろんOKです.過去の卒業生の大半は他大学出身です。
  • 入試は推薦入試(7月)と通常入試(8月と2月)です.詳しくは学位プログラムのWebsiteをご覧下さい.
  • ご質問やご相談は佐藤(yu.satou AT aist.go.jp)まで遠慮無くお問い合わせ下さい.(ATをアットマークに置き換えて下さい.)
  • 研究室は産総研・人工知能研究センター・コンピュータビジョン研究チーム内にあり,学生以外にも多数のチーム員が在籍してコンピュータビジョンに関する最先端の研究を行っています.cvpaper.challengeなど、AI技術の最先端をキャッチアップするプロジェクトも同研究室内で主宰されており、当研究室の学生も任意で参加しています。

  • ※研究生受け入れに関しまして 「研究生」としての受入を希望されるお問い合わせを特に海外の方々から多数いただいております. しかしながら,当研究室は「連携大学院」であり, 筑波大学の規定により 「研究生」を受け入れることが出来ません(受入可能なのは修士・博士課程の入試に合格された学生さんに限られます).
    Important Notice: Our laboratory can NOT accept Non-degree Research Students (Kenkyusei:研究生) according to the rules of the University of Tsukuba.
What's New
  • 2025.3.25 D3の山田亮佑君が筑波大学システム情報工学研究群(博士後期課程)研究群長表彰(2024年度)を受賞しました。
  • 2025.3.5 M1の大久保蓮君が DIA2025研究奨励賞(2025) を受賞しました。
Overview
 本研究室では、“視る”力と“理解する”力をコンピュータに与えることを目指し、カメラなどのセンサーを通じて得られた視覚情報を高度に理解・活用する「コンピュータビジョン」の研究に取り組んでいます。これにより、産業、福祉、生活の安全といった多様な分野において、高度な視覚技術による革新的な社会実装を推進することを目指しています。

近年、深層学習をはじめとした画像AIの進歩により、コンピュータの視覚能力は飛躍的に高まっています。しかしその多くは、インターネット上の画像といったサイバー空間のデータを対象としたものにとどまっており、実世界で自在に使えるAIにはまだ多くの課題が残されています。

本研究室では、人間と同等、あるいはそれを超える“視る”能力を持ち、工場や物流拠点、建設現場などの複雑な環境にも対応できるロボットや、人間の意図を理解して産業や私たちの生活を支援するAIエージェントの実現を目指しています。

そのために本研究室では、深層学習をはじめとするパターン認識・生成技術といったソフトウェア的なアプローチの高度化に加え、現実世界をより正確に捉えるためのセンサーそのものの見直しやデザインといったハードウェア的なアプローチにも積極的に取り組んでいます。AIの進化をソフトとハードの両面から総合的に探究できる点は、本研究室の大きな強みであり、皆さんの関心や志向に応じて、多様な研究テーマに柔軟に取り組める環境が整っています。

研究室は産業技術総合研究所(産総研)内にあり、同所に所属し世界第一線で活躍する経験豊富な研究者が、メンターとして学生の皆さんの研究活動を支援しています。また、最先端の研究設備も充実しており、皆さんが自身のスキルを高め、将来につながる研究成果を生み出していくための理想的な環境が整っています。

筑波大学の学生として在籍しながら、産業技術総合研究所という日本屈指の研究機関の中で最先端の研究に取り組めるという、本研究室ならではの特長があります。もちろん、卒業時には筑波大学の学位を取得できますし、就職活動なども筑波大学と同じ条件で進められます。恵まれた環境の中で、知的好奇心を思いきり広げながら、自らの可能性に挑戦してみませんか。
Research Themes
詳しくは、佐藤 雄隆のページをご覧ください。

研究テーマの例
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研究室で保有する実環境センサーの例
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これまでの学位論文タイトルの例
  • 数式に基づく3Dデータを用いた事前学習による物体認識の性能改善に関する研究(博士論文)
  • 基盤モデルに内在する知識に基づく音響認識に関する検討
  • ドローン空撮動画像を対象とした人物状態推定に関する研究
  • 深層学習に基づく物体間の視覚的特徴および空間配置の差異認識に関する研究
  • 畳み込み演算による正則化を用いた単眼カメラからの密な三次元形状復元
  • 人物行動認識タスクにおけるカメラ視点の動きの影響に関する考察
  • 物体認識問題における視点バイアスの軽減に関する研究
  • 数式ドリブン自動生成データセットによる事前学習とその特性評価に関する研究
  • 時空間3D CNNを用いた人物行動認識における動き情報の認識性能への影響の分析
  • 観測視点に着目した画像認識性能の評価及び改善に関する研究(博士論文)
  • SfMおよび深層学習に基づく動画像の広視野化に関する研究
  • 交通シーンのデータ拡張のためのGANに基づく気象条件を考慮した画像生成
  • フラクタル画像に基づく自然画像認識のための事前学習モデルの構築
  • 物理演算に基づく屋内空間地震三次元ハザードマップの生成およびHMDを用いたユーザーへのリスク提示法に関する研究
  • 人物行動認識用訓練動画像データセットのCGに基づく自動生成法に関する研究
  • ライトフィールドセンシングに基づく圃場環境におけるロバストな人物検出
  • 物体認識処理における観測視点の影響の定量的評価および三次元空間尤度投票型物体認識の提案
  • 落下運動の高速三次元計測に基づく物体の重心推定に関する研究
  • 深層学習と人工的に生成した学習データに基づく案内標識のロバストな地名認識
  • 動画像の背景領域から抽出した特徴量が人物行動認識の精度に与える影響の分析
  • カメラアレイと畳み込みニューラルネットワークを用いた半遮蔽環境におけるロバスト人物検出
  • RGB-Dカメラを用いた全周囲三次元モデル構築およびそれを活用した物体種別認識に関する研究
  • ポイントクラウドデータ利活用のための3次元空間アノテーションシステムに関する研究
  • SLAMにおける累積誤差低減のためのキーフレーム決定法に関する研究
  • 統計的リーチ特徴法の確率的モデルについての基本理論および画像照合への応用に関する研究(博士論文)