ヒューマンセンタードビジョン研究室(佐藤研究室)
教授(連携大学院)佐藤 雄隆
- 産総研の先端的な研究環境で学びつつ筑波大学の学位を取得することができます!
- 筑波大以外の大学からの受験も,もちろんOKです.過去の卒業生は他大学出身が大半です。
- 社会人博士課程も歓迎しています.
- 入試は年2回(8月と2月)です.詳しくは専攻のWebsiteをご覧下さい.
- ご質問やご相談は佐藤(yu.satou AT aist.go.jp)まで遠慮無くお問い合わせ下さい.(ATをアットマークに置き換えて下さい.)
- 研究室は産総研・人工知能研究センター・コンピュータビジョン研究チーム内にあり,学生以外にも多数のチーム員が在籍してコンピュータビジョンに関する最先端の研究を行っています.cvpaper.challengeなど、AI技術の最先端をキャッチアップするプロジェクトも同研究室内で主宰されており、当研究室の学生も任意で参加しています。
※研究生受け入れに関しまして 「研究生」としての受入を希望されるお問い合わせを特に海外の方々から多数いただいております. しかしながら,当研究室は「連携大学院」であり, 筑波大学の規定により 「研究生」を受け入れることが出来ません(受入可能なのは修士・博士課程の入試に合格された学生さんに限られます).
Important Notice: Our laboratory can NOT accept Non-degree Research Students (Kenkyusei:研究生) according to the rules of the University of Tsukuba.
近年、深層学習の発達により画像AIの性能が急速に向上しています。しかしながら、その応用は依然としてサイバー空間、すなわちインターネット上のデータが主な対象であり、実世界において実用になる範囲は限定的で、例えば道路という限定された環境において、自動車の自動ブレーキシステムや条件付き自動運転などの実用化が進んでいる段階です。コンピュータビジョンシステムは究極的には人間と同等あるいはそれ以上の視覚能力の実現を目指すものですから、あらゆる環境、例えば工場や物流拠点、建設現場などにおいて様々な作業に自律的に対応できるロボットや、人間の意図もくみ取りながら我々の生活を支援してくれるようなロボットなどを実現することが望まれています。
これを実現するために、本研究室では深層学習に代表されるパターン認識・生成技術の更なる性能向上を図るだけではなく、実環境をセンシングするための様々なセンサーを駆使し、ソフトウェア・ハードウェアの両面からAIの進化を図ってくことを一つの特徴としています。これは研究室の独自の強みであると同時に、皆さんの興味に合わせて選択できる研究テーマの幅が広いことも意味しています。
研究室は産総研内にあります.もちろん,卒業時には筑波大学の学位を取得できますし,就職活動も筑波大学と同一の条件になります.産総研には第一線で活躍する研究者が集結しており,研究のための設備も充実しているので,皆さんが自分自身の経験値を高め,将来につながる研究成果を生み出していくための絶好の環境であると言えるでしょう.
研究テーマの例
研究室で保有する実環境センサーの例
これまでの学位論文タイトルの例
- 畳み込み演算による正則化を用いた単眼カメラからの密な三次元形状復元
- 人物行動認識タスクにおけるカメラ視点の動きの影響に関する考察
- 物体認識問題における視点バイアスの軽減に関する研究
- 数式ドリブン自動生成データセットによる事前学習とその特性評価に関する研究
- 時空間3D CNNを用いた人物行動認識における動き情報の認識性能への影響の分析
- 観測視点に着目した画像認識性能の評価及び改善に関する研究(博士論文)
- SfMおよび深層学習に基づく動画像の広視野化に関する研究
- 交通シーンのデータ拡張のためのGANに基づく気象条件を考慮した画像生成
- フラクタル画像に基づく自然画像認識のための事前学習モデルの構築
- 物理演算に基づく屋内空間地震三次元ハザードマップの生成およびHMDを用いたユーザーへのリスク提示法に関する研究
- 人物行動認識用訓練動画像データセットのCGに基づく自動生成法に関する研究
- ライトフィールドセンシングに基づく圃場環境におけるロバストな人物検出
- 物体認識処理における観測視点の影響の定量的評価および三次元空間尤度投票型物体認識の提案
- 落下運動の高速三次元計測に基づく物体の重心推定に関する研究
- 深層学習と人工的に生成した学習データに基づく案内標識のロバストな地名認識
- 動画像の背景領域から抽出した特徴量が人物行動認識の精度に与える影響の分析
- カメラアレイと畳み込みニューラルネットワークを用いた半遮蔽環境におけるロバスト人物検出
- RGB-Dカメラを用いた全周囲三次元モデル構築およびそれを活用した物体種別認識に関する研究
- ポイントクラウドデータ利活用のための3次元空間アノテーションシステムに関する研究
- SLAMにおける累積誤差低減のためのキーフレーム決定法に関する研究
- 統計的リーチ特徴法の確率的モデルについての基本理論および画像照合への応用に関する研究(博士論文)