近年のハードウェア,ソフトウェア技術の発展により, 人間を支援するための様々な支援システムが可能になりつつある. こうした技術背景は,情報処理の新たな計算対象として, 「サービス」を扱う必要性が高まったことを示している. 本研究では,人間の日常生活を真に支援する知的日常空間を研究するためには 「何をサービスすべきか」を正しく理解する必要性を指摘する. サービスを計算の対象とする,すなわち,サービス計算論を構築するには, まず,必要とされているサービスを理解し,それを表現する手法が必要となる. そこで,本研究では,日常生活を支援する情報処理体系としてのサービス計算論を確立することを大きな目的として,その第一歩として,人へのサービスのあり方を探るために, 日常生活における欲求調査やその表現法を考察した.
まとめ
・欲求構造の表現方法の確立
・ サービス計算論の確立
・サービス計算論に基づく新しいプログラミング環境の構築
参考文献