ROS Navigationスタックなどのオープンソースを活用することで,基本的な自律走行の実装は容易になってきました.
しかし,街中で自律移動ロボットを見かけることはまだ少なく,実用化には多くの技術的・社会的課題があります.これらの課題を解決するためには,実証を重ねることが不可欠です.
自律移動技術は,移動支援,配送,案内,警備など,さまざまな分野での活用が期待されています.
本プロジェクトでは,青海エリアをロボットの実証フィールドとして活用し,課題解決,普及加速に向けた活動を推進しています.
技術的な課題に加え,安全性,社会受容性,法規制,新たなビジネス創出など,多面的な視点から社会実装に向けた取り組みを進めていきます.
2025年度には,多数の遠隔操作型小型車による近接監視の実証を開始しました.今後は,遠隔監視の本格的な実施や,脚ロボットの公道実証実現に向けて活動していきます. また,強化学習や基盤モデルを活用した自律移動技術の開発を進め,事前の人手による作りこみを必要とせず,多様な状況に柔軟に対応できる高度な自律技術の確立を目指します. 将来的には,ロボットが日常的に活躍する持続可能な社会の実現に貢献することを目標としています.
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