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リサンプリング

重点サンプリングの際に用いた $ r(x)$ に従うサンプル $ x_1,\ldots,x_N$$ w_i$ に比例する確率

$\displaystyle \widetilde{w}_i = \frac{w_i}{\sum_{i=1}^N w_i}$ (13)

で復元抽出するリサンプリング (resampling) を実行して新たな $ N$ 個のサンプル集合 $ x_1',\ldots,x_N'$ を作る. $ x_1,\ldots,x_N$ が独立ならば $ N$ が大きくなるに従って, 各 $ x_i'$$ p(x)$ に法則収束する.

リサンプリングでは, $ w_i$ の大きいサンプルのコピーを作り,$ w_i$ の 小さなサンプルは消滅させるという「分裂・消滅過程」である. これはいわゆる次元の呪い (curse of dimensinality) を避けたり, $ p(x)$ に従うサンプルが得られたりするなど,いくつかのメリットはあるものの, 有限サンプルではサンプルのバリエーションが減ってくるためあまり 乱用はしない方がよい.



Shotaro Akaho 平成19年6月13日