はじめに注意しておくが,本稿で紹介する手法は非常に一般的で, どんな問題にも適用可能な夢のような手法であるというイメージを いだくかもしれない. しかしながら,一般性の裏返しとして探索の効率は 非常に悪い. 従ってまず,もっと簡単な問題に帰着できないかを検討した上で, どうしてもだめな場合に「最後の手段」として用いるべきである. それでも単純に適用するとうまく動かないことが多いので,対象に依存した 工夫をいろいろ凝らすことは研究対象になりうる.