48 |
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高知コアセンターの夏原技研製の磁気天秤(NMB‐89)で測定.真空中。室温から700℃まで加熱、冷却を400 mTの磁場中で実施。泥岩(左)と流紋岩(右)。流紋岩のJs-Tカーブのキュリー温度からチタノマグネタイト。泥岩の飽和磁化の加熱曲線はじめは穏やかに減少していくが、400℃付近で急激に上昇し,500℃を超えたところで急激に減少する。 最終的に 550℃あたりでほぼ0になる。冷却曲線はほぼ一定に上昇し、室温まで戻すと最初の室温で測定した飽和磁化のほぼ2倍の値を示す。
泥岩の熱磁化曲線から400°Cで磁化が急上昇するのはもともと含まれていた磁性鉱物(マグネタイト?)が400℃で分解され, 真空中であっても酸化によって加熱の過程で産出した磁化の強い鉱物を見ている。さらに泥岩には黄鉄鉱がしばしば含まれている。これらのことから硫化鉄磁性鉱物、おそらくピロータイト(Fe7S8) または(おそらく両方)グレイガイト(Fe3S4)が黄鉄鉱 (FeS2)から生成されたと考えられる。泥岩のNRMが約400℃で失われているので、グレイガイトがキュリー温度が320℃のピロータイトよりも泥岩のNRMを担っていたと考えられる。
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Hosoi et al.(2015)
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3つの溶岩流 (Buenavista, Xalitzintla and Nealtican) と 2つのポポカテペトルプリニアン噴火の火砕流堆積物 (Lorenzo and Pink Pumice) の古地磁気年代を測定するために岩石磁気的検証を行ったデータ。熱磁化曲線は室温から600℃まで。空気中で磁気天秤 (AVFTB.from Magnetic Measurements Ltd)を用いて測定された。ヒステリシスは0.7Tまでの磁場中で測定された。
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Rodriguez et al.(2019)
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46 |
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南部沖縄トラフの伊良部円丘(knoll)で採取された火山岩の磁化率と自然残留磁化、ならびにDayプロット。これによると、R1はMDに近く、R4-1、R4-3はPSD、R4-2はSDに相当する。
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Fujii et al.(2018)
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46 |
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南部沖縄トラフの伊良部円丘(knoll)で採取された火山岩(サンプル番号6K#569R4-1)。100℃から700℃までの熱磁気曲線(左)とヒステリシス曲線(右)。高温熱磁化曲線には30-70mgの小さなチップを用い、ヒステリシスには180-480mgの大きめのチップを用いた。スペシメンは室温から700℃まで加熱し、冷却は50℃まで行った。温度の変化率は10-12℃/min。Tiの割合xはキュリー温度から推測した。Tc=575-552.7x-213.3x2(Hunt et al. 1995)を用いた。x-0はすべてマグネタイト、x=1はすべてウルボスピネルとなる。ヒステリシスは高知大学コアセンター(CMCR)の振動型磁力計(VSM)を用いて測定した。飽和磁化は、1Paの真空状態下の0.5Tの磁場中で、CMCRにある磁気天秤(Natsuhara Giken MNB-89) を用いた。飽和磁化が小さい。熱水変成を受けている。キュリー温度は加熱時に580℃から680℃、冷却時には300℃が付け加わっている。顕微鏡写真
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Fujii et al.(2018)
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46 |
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南部沖縄トラフの伊良部円丘(knoll)で採取された火山岩(サンプル番号6K#562R1)。 100℃から700℃までの熱磁気曲線(左)とヒステリシス曲線(右)。高温熱磁化曲線には30-70mgの小さなチップを用い、ヒステリシスには180-480mgの大きめのチップを用いた。スペシメンは室温から700℃まで加熱し、冷却は50℃まで行った。温度の変化率は10-12℃/min。Tiの割合xはキュリー温度から推測した。Tc=575-552.7x-213.3x2(Hunt et al. 1995)を用いた。x-0はすべてマグネタイト、x=1はすべてウルボスピネルとなる。ヒステリシスは高知大学コアセンター(CMCR)の振動型磁力計(VSM)を用いて測定した。飽和磁化は、1Paの真空状態下の0.5Tの磁場中で、CMCRにある磁気天秤(Natsuhara Giken MNB-89) を用いた。測定されたキュリー温度は420℃。加熱曲線と冷却曲線はほぼ可逆的で低温酸化(maghemitization) はおきていない。この結果はチタノマグネタイトがフレッシュであることを支持する。ウルボスピネルの割合 (x in Fe3-xTixO4) は0.26である。磁化は弱く粒子サイズはMDに近い。
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Fujii et al.(2018)
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南部沖縄トラフの伊良部円丘(knoll)で採取された火山岩(サンプル番号6K#569R4-3)。 100℃から700℃までの熱磁気曲線(左)とヒステリシス曲線(右)。高温熱磁化曲線には30-70mgの小さなチップを用い、ヒステリシスには180-480mgの大きめのチップを用いた。スペシメンは室温から700℃まで加熱し、冷却は50℃まで行った。温度の変化率は10-12℃/min。Tiの割合xはキュリー温度から推測した。Tc=575-552.7x-213.3x2(Hunt et al. 1995)を用いた。x-0はすべてマグネタイト、x=1はすべてウルボスピネルとなる。ヒステリシスは高知大学コアセンター(CMCR)の振動型磁力計(VSM)を用いて測定した。飽和磁化は、1Paの真空状態下の0.5Tの磁場中で、CMCRにある磁気天秤(Natsuhara Giken MNB-89) を用いた。熱磁化曲線で実線はフレッシュな部分、破線は風化している部分から得たスペシメンの測定結果を示す。フレッシュな部分では測定されたキュリー温度は540℃(ウルボスピネルの割合、x in Fe3-xTixO4は0.06である)。加熱曲線と冷却曲線は可逆的ではない。破線の方は、加熱曲線に400℃から500℃の間でこぶ(hump)が見られる。さらに加熱曲線と冷却曲線は大きく違う。これは低温酸化を受けている。顕微鏡写真
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Fujii et al.(2018)
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46 |
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南部沖縄トラフの伊良部円丘(knoll)で採取された火山岩(サンプル番号6K#569R4-2)。 100℃から700℃までの熱磁気曲線(左)とヒステリシス曲線(右)。高温熱磁化曲線には30-70mgの小さなチップを用い、ヒステリシスには180-480mgの大きめのチップを用いた。スペシメンは室温から700℃まで加熱し、冷却は50℃まで行った。温度の変化率は10-12℃/min。Tiの割合xはキュリー温度から推測した。Tc=575-552.7x-213.3x2(Hunt et al. 1995)を用いた。x-0はすべてマグネタイト、x=1はすべてウルボスピネルとなる。ヒステリシスは高知大学コアセンター(CMCR)の振動型磁力計(VSM)を用いて測定した。飽和磁化は、1Paの真空状態下の0.5Tの磁場中で、CMCRにある磁気天秤(Natsuhara Giken MNB-89) を用いた。測定されたキュリー温度は420℃。加熱曲線と冷却曲線はほぼ可逆的で低温酸化(maghemitization) はおきていない。この結果はチタノマグネタイトがフレッシュであることを支持する。ウルボスピネルの割合 (x in Fe3-xTixO4) は0.26である。
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Fujii et al.(2018)
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45 |
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メキシコのChalcatzingoで得られた土器の破片サンプル。650-900年前。熱磁化曲線は粉末試料を用いてAgico MFK1で測定した。磁化率測定は450℃または620℃に加熱し徐々に冷やしていった。 全ての熱磁化曲線は可逆的であった. a single ferromagnetic carrierでTi-poor titanomagnetiteのキュリー温度は550℃。
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Herve et al.(2019)
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45 |
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メキシコのChalcatzingoで得られた土器の破片サンプル。650-900年前。熱磁化曲線は粉末試料を用いてAgico MFK1で測定した。磁化率測定は450℃または620℃に加熱し徐々に冷やしていった。 全ての熱磁化曲線は可逆的であった. 150℃でキュリー温度が見られるのはTiに富むチタノマグネタイトかイプシロン酸化鉄 (ε-Fe2O3) (Lopez-Sanchez et al., 2017)である.
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Herve et al.(2019)
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44 |
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メキシコ西部Lake Chapalaから得られた27mコアサンプル。示されているサンプルの深さはこちら。
ヒステリシスカーブと熱磁化曲線。キュリー温度は概ね550℃より低く、B8は450℃より低かった。 B27は磁化強度が高く、加熱中に280℃と580℃の2つの凹みがある。これはチタノマグネタイトのチタンの割合の差を示す。wasp-waistedの形のヒステリシスを示すサンプルの熱磁化曲線はノイズが大きくきれいな曲線を示さない。これは強磁性鉱物が少ないことを反映している。
ヒステリシスは ± 0.7 Tで行った。熱磁化曲線は室温から600℃で行った。岩石磁気実験は Laboratorio Interinstitucional de Magnetismo Natural (LIMNA), Instituto de Geofisica Unidad Michoacan (IGUM), UNAM, Campus Moreliaで行った。
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Morales et al.(2019)
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44 |
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メキシコ西部Lake Chapalaから得られた27mコアサンプル。示されているサンプルの深さはこちら。
ヒステリシスカーブと熱磁化曲線。キュリー温度は概ね550℃より低く、B67は450℃より低かった。 B102は磁化強度が高く、加熱中に280℃と580℃の2つの凹みがある。これはチタノマグネタイトのチタンの割合の差を示す。wasp-waistedの形のヒステリシスを示すサンプルの熱磁化曲線はノイズが大きくきれいな曲線を示さない。これは強磁性鉱物が少ないことを反映している。
ヒステリシスは ± 0.7 Tで行った。熱磁化曲線は室温から600℃で行った。岩石磁気実験は Laboratorio Interinstitucional de Magnetismo Natural (LIMNA), Instituto de Geofisica Unidad Michoacan (IGUM), UNAM, Campus Moreliaで行った。
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Morales et al.(2019)
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44 |
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メキシコ西部Lake Chapalaから得られた27mコアサンプル。示されているサンプルの深さはこちら。
ヒステリシスカーブと熱磁化曲線。キュリー温度は概ね550℃より低く、B220は450℃より低かった。 B229は磁化強度が高く、加熱中に280℃と580℃の2つの凹みがある。これはチタノマグネタイトのチタンの割合の差を示す。wasp-waistedの形のヒステリシスを示すサンプルの熱磁化曲線はノイズが大きくきれいな曲線を示さない。これは強磁性鉱物が少ないことを反映している。
ヒステリシスは ± 0.7 Tで行った。熱磁化曲線は室温から600℃で行った。岩石磁気実験は Laboratorio Interinstitucional de Magnetismo Natural (LIMNA), Instituto de Geofisica Unidad Michoacan (IGUM), UNAM, Campus Moreliaで行った。
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Morales et al.(2019)
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43 |
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千葉県の上総層群の堆積物(Silt stone)。
キュリー温度は580℃、400℃から450℃の間にferromagnetic mineralができて、磁化が大きくなる。冷却時は加熱時よりも磁化が小さい。
このようなサンプルは400℃から450℃の間にferromagnetic あるいは ferrimagnetic mineralが生成され、後に風化してヘマタイトのようなキュリー温度の高い鉱物に変わった。
空気中。高知大学コアセンターの磁気天秤(NMB-89;夏原技研)
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Okada et al.(2017)
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千葉県の上総層群の堆積物(Silt stone)。
同じサンプルを真空中で加熱すると580℃でキュリー温度を示すが、空気中加熱のように400℃から450℃の間に磁化の増加は見られない。冷却時のほうが磁化が大きい。
真空中。高知大学コアセンターの磁気天秤(NMB-89;夏原技研)
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Okada et al.(2017)
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42 |
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南太平洋Louisville海山列のCanopus海山で得られた玄武岩(IODP Exp.330 U1372A)
主たる磁性鉱物はチタンが少ないマグネタイト
キュリー温度は1つ 500℃より高い。加熱と冷却の曲線の差は30%以内。
高温酸化を受けた。(チタノマグネタイト→イルメナイトの離溶ラメラ+チタンの少ないマグネタイト)
真空中 |
Yamazaki and Yamamoto(2014)
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42 |
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南太平洋Louisville海山列のCanopus海山で得られた玄武岩(IODP Exp.330 U1372A)
主たる磁性鉱物はTiの量にバリエーションのあるチタノマグネタイト
2つ以上のキュリー温度を低温から真中あたりに持つ。加熱と冷却の曲線の差は30%以内。
ラメラはない。(高温酸化を受けていない)
真空中 |
Yamazaki and Yamamoto(2014)
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42 |
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南太平洋Louisville海山列のCanopus海山で得られた玄武岩(IODP Exp.330 U1372A)
主たる磁性鉱物は化学量的にマグネタイト
キュリー温度は1つ 500℃より高い。加熱と冷却の曲線の差は30%より大きい。
高温酸化を受けた。一部低温酸化も受けた。
真空中 |
Yamazaki and Yamamoto(2014)
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42 |
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南太平洋Louisville海山列のRigil海山で得られた玄武岩(IODP Exp.330 U1374A)
主たる磁性鉱物はチタノマグネタイト
2つのキュリー温度を低温と高温に持つ。加熱と冷却の曲線の差は30%より大きい。
樹状構造が見られる。→溶岩の急速冷却。低温酸化は受けていない。
真空中 |
Yamazaki and Yamamoto(2014)
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42 |
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南太平洋Louisville海山列のRigil海山で得られた玄武岩(IODP Exp.330 U1374A)
主たる磁性鉱物はチタノマグネタイトが低温酸化を受けてチタノマグヘマイトになった。
キュリー温度は低温(チタノマグヘマイト)。特徴的な磁化の増加が400-500℃に見られる(チタノマグヘマイトが真空中の加熱で分解した)。加熱と冷却の曲線の差はかなり大きい。
ほとんどのチタノマグネタイトに収縮割れ目が見られる。→かなり低温酸化を受けた。TRMがCRMに置き換わっている。
真空中 |
Yamazaki and Yamamoto(2014)
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2 |
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東赤道太平洋で得られた斑晶のない玄武岩(ODP Leg203 Site 1243B)
1度目のキュリー温度は300℃(チタノマグヘマイト)、2度目は550℃(チタノマグネタイト)
真空中 |
Zhao, et al(2006)
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2 |
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オントンジャワで得られた枕状溶岩(ODP Leg192 Site 1185B)
キュリー温度は480-580℃(チタンの少ないチタノマグネタイト)
真空中 |
Zhao, et al(2006)
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2 |
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オントンジャワで得られた緻密な玄武岩(ODP Leg192 Site 1185B)
キュリー温度は260-280℃(チタンの多いチタノマグネタイト)
真空中 |
Zhao, et al(2006)
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4 |
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ヘマタイトの結晶
キュリー温度は690℃
真空中 |
Ozdemir and Dunlop(2005) abstruct
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5 |
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meta-andesite
reversible curve, single magnetic phase
真空中 |
Shive and Fountain(1988)
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5 |
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gt-cpx-hb-pl-qz gneiss
irreversible curve with inflection point at 320℃
真空中 |
Shive and Fountain(1988)
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5 |
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pyroxenite
irreversible curve with inflection point near 300℃
paramagnetic component remaining at 600℃
真空中 |
Shive and Fountain(1988)
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7 |
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McMurdo火山岩(南極、ハーフムーンクレーター0.83±0.12Ma)
チタノマグネタイト及びマグネタイト
キュリー温度 353℃から531℃
真空中 |
Ueno and Funaki(2006)
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8 |
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桜島文明軽石
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱260℃、冷却300℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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8 |
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桜島大正軽石
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱280℃、冷却380℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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8 |
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榛名山溶岩
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱470℃、冷却420℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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8 |
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榛名山溶岩
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱460℃、冷却430℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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8 |
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桜島安永軽石
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱390℃、冷却290℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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8 |
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桜島安永溶岩
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱450℃、冷却300℃(三角法で論文から読み取り)
真空中 |
Ueno et al(2004)
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9 |
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菱刈上部安山岩(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 520℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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菱刈中部安山岩(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 450℃、555℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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菱刈下部安山岩(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 525℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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菱刈下部安山岩(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 245℃、509℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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獅子間野デイサイト(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 加熱540℃、冷却420℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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獅子間野デイサイト(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 515℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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獅子間野デイサイト(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 540℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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9 |
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黒園山デイサイト(鹿児島県菱刈)
チタノマグネタイト
キュリー温度 512℃
真空中 |
Ueno et al(2012)
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10 |
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フェラードレライトのシル(南極・ライトバレー)
マグネタイト
キュリー温度 加熱330℃(冷却時には現れなかった)、543℃、冷却540℃
2度目の加熱をした時は1度目の冷却曲線と全く同じ。
真空中 |
Funaki(1983b)
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10 |
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フェラードレライトのダイク(南極・アランヒルズ)
チタノマグネタイト(イルメナイトラメラを持つ高温酸化を受けている)
キュリー温度 565℃
1度目も2度目の不可逆。
真空中 |
Funaki(1983b)
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10 |
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玄武岩(南極・カラペースヌナターク)
チタノマグネタイト(イルメナイトラメラを持つ高温酸化を受けている)
キュリー温度 加熱253℃、560℃、冷却560℃、344℃
キュリー温度が253℃から加熱後に344℃になり、磁化が大きくなったのは低温酸化の影響にあったチタノマグヘマイトがチタノマグネタイトに変化した
よって253℃はチタノマグヘマイト、344℃はチタノマグネタイト、560℃はマグネタイトを示す
真空中 |
Funaki(1983b)
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11 |
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Hornblend basalt(南極・マクマードサウンド、ハットポイント半島FortressRock)
チタノマグネタイト(TiFe2O4)が60%以上含まれている
キュリー温度 加熱115℃、冷却100℃
可逆的。
真空中 |
Funaki(1983a)
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11 |
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Hornblend basalt(南極・マクマードサウンド、ハットポイント半島アーミテージ岬とスコット基地の間)
チタノマグネタイト(チタンが多い)
キュリー温度 20℃~150℃(明瞭ではない)
可逆的。
真空中 |
Funaki(1983a)
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11 |
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Basalt(南極・マクマードサウンド、テイラー谷)
マグネタイト
キュリー温度 570℃
ほぼ可逆的。
真空中 |
Funaki(1983a)
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11 |
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Hornblend basalt(南極・マクマードサウンド、ハットポイント半島クレーターヒル)
マグネタイトとチタノマグネタイト
キュリー温度 560℃と300℃
比較的、可逆。
真空中 |
Funaki(1983a)
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11 |
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Hornblend basalt(南極・マクマードサウンド、ハットポイント半島ハットポイントの近く)
マグネタイトとチタノマグネタイト。部分的にマグヘマイトとチタノマグヘマイトになっている。
キュリー温度 540℃と120℃
真空中 |
Funaki(1983a)
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11 |
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Hornblend basalt(南極・マクマードサウンド、ハットポイント半島アーミテージ岬)
チタノマグネタイトが部分的にチタノマグヘマイトに変わった。冷却曲線で磁化が明らかに小さくなっている。
キュリー温度 475℃と130℃
非可逆的
真空中 |
Funaki(1983a)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
マグネタイト。低温酸化で生成されたチタノマグヘマイトが高温で分解されマグネタイトになるので冷却曲線で磁化の増加をもたらしている。
キュリー温度 570℃
非可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
マグネタイト、一部分はチタノマグヘマイト。冷却曲線では350℃のキュリー温度は見られない。
キュリー温度 570℃と350℃
非可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
Tiの割合がさまざまなチタノマグネタイトとマグネタイト。
キュリー温度 570℃
可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
Tiの割合がさまざまなチタノマグネタイトとごく少量のマグネタイト。
キュリー温度 570℃(あまりはっきりしない)
可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
Tiの割合がさまざまなチタノマグネタイト。
キュリー温度 はっきりしない
可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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12 |
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Red dyke(南極・マクマードサウンド、ライト谷)
チタノマグネタイトが加熱時に変化した
キュリー温度 加熱220℃と330℃、冷却はっきりしない
非可逆的
真空中 |
Funaki(1984)
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13 |
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Lunckeryggen Syenite(閃長岩)(THE SOR RONDANE MOUNTAINS, EAST ANTARCTICA)
マグネタイト
キュリー温度 580℃、B744はNormal、B764はReverse
ほぼ可逆的。2nd-runは完全に1st-runの冷却曲線と同じ。
真空中 |
Funaki and Tokieda(1990)
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14 |
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花崗岩、ドレライト(スリランカ)
Tonigala granite:マグネタイト、キュリー温度 580℃、可逆的
Pink granite:1st-runは非可逆的。2nd-runは可逆的。キュリー温度 580℃、 ヘマタイトが還元されてマグネタイトになった。
Gallodal dolerite:1st-runは非可逆的。2nd-runは可逆的。キュリー温度 575℃、 高度に酸化しておりマグヘマイトまたはチタノマグヘマイトがマグネタイト粒子に広がっていた
もともとの磁化が加熱後に83%になった。
真空中 |
Funaki et al.(1990)
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2 |
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Newfoundland-Iberia marginsで得られた蛇紋岩化したペリドタイト(ODP Leg210 Site 1277A)
キュリー温度は550-580℃(マグネタイト)
真空中 |
Zhao, et al(2006)
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2 |
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Newfoundland Basinで得られた茶色のダナイト(ODP Leg210 Site 1277A)
マグヘマイト
真空中 |
Zhao, et al(2006)
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15 |
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ガブロ(DSDP Leg30 sample286 38-1a, 37-4a)
ほぼチタンが入っていないマグネタイト(38-1a)
冷却カーブが低いキュリー温度を示すものもある(37-4a)
真空中 |
Dunlop and Prevot(1982) abstruct |
15 |
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累積したガブロ(DSDP Leg37 sample334 21-1a)
フェリ磁性の鉱物がとても少ない。常磁性の鉱物が強磁場中で支配的。
ただし、400-570℃はフェリ磁性の鉱物(純粋なマグネタイト)が見られる。
真空中 |
Dunlop and Prevot(1982) abstruct |
15 |
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蛇紋岩化したガブロ(DSDP Leg37 sample334 24-4b,24-3a)
24-4bはフェリ磁性の位相でキュリー温度が570-575℃なのでマグネタイト。
24-3aは常磁性の鉱物が強磁場中で支配的。マグネタイトではなくパイライト。
キュリー温度320℃はFe7S8。230℃でγ相のFe9S10に変化している。
630℃で磁性のないパイライトになった。
真空中 |
Dunlop and Prevot(1982) abstruct |
15 |
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蛇紋岩化したペリドタイト(DSDP Leg37 sample334 27-1a,22-2c)
22-2cは可逆性があり、キュリー温度が570℃なのでマグネタイト。
27-1aは常磁性の鉱物が強磁場中で支配的。しかし蛇紋岩の磁性の不均質を示していると考える。
真空中 |
Dunlop and Prevot(1982) abstruct |
16 |
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蛇紋岩化したペリドタイト(ODP Hole670A)
可逆性があり、キュリー温度が580℃なのでマグネタイト。
真空中 |
Bina and Henry(1990)
|
16 |
|
蛇紋岩化したペリドタイト(ODP Hole670A)
300℃付近でJsが大きくなる。
真空中 |
Bina and Henry(1990)
|
17 |
|
蛇紋岩化したペリドタイト(北海道鵡川蛇紋岩)
キュリー温度580℃のマグネタイト。
N1の冷却曲線が加熱曲線よりも磁化が小さいのはマグヘマイトの影響か。
真空中 |
Gautam, et al.(1998)
|
18 |
|
蛇紋岩(Malenco serpentinite)
キュリー温度は一つで570℃
マグネタイト
真空中 |
Shive et al.(1988)
|
18 |
|
蛇紋岩(Malenco serpentinite)
キュリー温度は一つで525℃
Chrome ferrite, マグネタイト
真空中 |
Shive et al.(1988)
|
18 |
|
蛇紋岩(Malenco serpentinite)
キュリー温度は525℃と575℃
Chrome ferrite, マグネタイト
真空中 |
Shive et al.(1988)
|
18 |
|
蛇紋岩(Malenco serpentinite)
加熱曲線の320℃に変曲点がある。キュリー温度は575℃
ピロータイト、マグネタイト
少量のピロータイトが320℃の加熱曲線の原因。
真空中 |
Shive et al.(1988)
|
19 |
|
蛇紋岩化したペリドタイト(Hole 670A)
キュリー温度は577℃。2番目のキュリー点が340-360℃。
マグネタイト、マグヘマイト(350℃より高温でマグヘマイトはヘマタイトになる)
真空中 |
Krammer(1990)
|
19 |
|
蛇紋岩化したペリドタイト(Hole 670A)
キュリー温度は579℃。2番目のキュリー点が340-360℃。
マグネタイト、マグヘマイト(350℃より高温でマグヘマイトはヘマタイトになる)
真空中 |
Krammer(1990)
|
19 |
|
蛇紋岩化したハルツバージャイド(Hole 670A)
キュリー温度は580℃。2番目のキュリー点が340-360℃。
マグネタイト、マグヘマイト(350℃より高温でマグヘマイトはヘマタイトになる)
真空中 |
Krammer(1990)
|
19 |
|
蛇紋岩(Hole 670A)
キュリー温度は580℃。2番目のキュリー点が340-360℃。
マグネタイト、マグヘマイト(350℃より高温でマグヘマイトはヘマタイトになる)
真空中 |
Krammer(1990)
|
20 |
|
花崗閃緑岩(尾鈴山西方,MZ-22)
キュリー温度からピロータイト。ダイヤグラムよりFeS1.12
真空中? |
渡辺・服部(1980) |
20 |
|
黒色千枚岩(四万十層群中の諸塚帯,MZ-27C)
キュリー温度からピロータイト。ダイヤグラムよりFeS1.12
真空中? |
渡辺・服部(1980) |
20 |
|
流紋岩質溶結凝灰岩(尾鈴山酸性岩類,MZ-24C)
キュリー温度からピロータイト。ダイヤグラムよりFeS1.10
真空中? |
渡辺・服部(1980) |
21 |
|
堆積物(ODP Hole 767B)
キュリー温度:加熱497℃、冷却560℃
冷却時のほうが磁化が大きい。チタノマグヘマイトがチタノマグネタイトに変化した。
マグネタイトが低温酸化を受けた。
Arガス中 |
Oda et al.(2000) |
21 |
|
堆積物(ODP Hole 769B)
キュリー温度:加熱489℃、冷却550℃
冷却時のほうが磁化が大きい。チタノマグヘマイトがチタノヘマタイトに変化した。
マグネタイトが低温酸化を受けた。
Arガス中 |
Oda et al.(2000) |
|
DSDP-37 |
|
|
22 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 Hole332A sample30-1)
キュリー温度262℃
チタノマグネタイト
thermomagnetic curve measured at 10,100 oe.
実線:フェリ磁性の飽和磁化、破線:超常磁性
真空中 |
Bleil and Petersen(1977)
|
1 |
|
低温酸化を受けていない玄武岩(DSDP Leg37 sample332B 44/6)
チタンの多いチタノマグネタイト(累帯構造がある?(小嶋・小嶋,1972))
キュリー温度は150-200℃。
真空中 |
Dunlop and Hale(1977)
|
1 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 sample332B 29/1)
明らかな磁化が2相ある。低い方のキュリー温度は加熱曲線中に表れる。高い方のキュリー温度は350-400℃より高い。
チタンの多いチタノマグネタイト(低いキュリー温度)とチタンの少ないチタノマグネタイト(高いキュリー温度)
真空中 |
Dunlop and Hale(1977)
|
1 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 sample335 17/1)
初めのキュリー温度は200-300℃(チタンを多く含むチタノマグネタイト)
加熱によって580℃付近のキュリー温度を持つチタノマグネタイトに変化する。冷却時は磁化が大きくなる。
低温酸化でチタノマグヘマイトができる。イルメナイトのラメラーを含まない。
真空中 |
Dunlop and Hale(1977)
|
1 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 sample335 6/1)
高温のキュリー温度と低温のキュリー温度が加熱、冷却両方の曲線で見られる。
チタノマグネタイト
真空中 |
Dunlop and Hale(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332B sample8-1)
可逆的
キュリー温度 加熱129℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.09;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332A sample33-2)
可逆的
キュリー温度 加熱150℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.23;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332B sample44-6)
可逆的
キュリー温度 加熱183℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.37;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole334 sample16-2)
可逆的
キュリー温度 加熱206℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.45;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332B sample2-1)
可逆的
キュリー温度 加熱241℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.57;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample8-4)
やや可逆的
キュリー温度 加熱244℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.57;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample6-1)
不可逆的
キュリー温度 加熱285℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.67;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample10-2)
不可逆的
キュリー温度 加熱315℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.76;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample14-4)
不可逆的
キュリー温度 加熱353℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.86;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
33 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample12-3)
不可逆的
キュリー温度 加熱377℃
チタノマグネタイト x=0.64 xFe2TiO4(1-x)Fe3O4
z=0.94;zはFe3+へ酸化するFe2+の割合
空気中?,7.5kG
|
James M. Hall and Patrick J.C. Ryall(1977)
|
34 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole335 sample6-1)
不可逆的
キュリー温度 加熱360℃
チタノマグネタイト
空気中?,5350 Oe
|
E.J. Schwarz and Y. Fujiwara(1977)
|
34 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole355 sample16-1)
不可逆的
キュリー温度 加熱240℃
チタノマグネタイト
空気中?,5350 Oe
|
E.J. Schwarz and Y. Fujiwara(1977)
|
34 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332B sample35-1)
不可逆的
キュリー温度 加熱240℃
チタノマグネタイト
空気中?,5350 Oe
|
E.J. Schwarz and Y. Fujiwara(1977)
|
34 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole332B sample35-1)
不可逆的
キュリー温度 加熱360℃
チタノマグネタイト
空気中?,5350 Oe
|
E.J. Schwarz and Y. Fujiwara(1977)
|
23 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 sample332B)
キュリー温度:加熱245℃、冷却565℃
不可逆。冷却後の磁化は加熱前の約2倍。
チタノマグネタイト
空気中 |
Kent and Lowrie(1977)
|
23 |
|
低温酸化を受けた玄武岩(DSDP Leg37 sample332B)
キュリー温度160℃
加熱サイクルが不完全だったあと離熔した。
空気中 |
Kent and Lowrie(1977)
|
|
DSDP-38-39-40-41 |
|
|
26 |
|
玄武岩(DSDP Hole367 sample39-2)
不可逆的
キュリー温度 加熱400℃ 冷却490℃
チタノマグネタイト
空気中 |
Dennis V. Kent and Lan Ping Tsai(1978)
|
31 |
|
海底玄武岩(DSDP Hole343 sample13-2)
不可逆的
キュリー温度 加熱310℃ 冷却530℃
加熱時:チタノマグネタイトまたはチタノマグヘマイト
冷却時:チタンに乏しいマグネタイト
空気中,3000Oe |
Dennis V. Kent and Nail D. Opdyke(1978)
|
31 |
|
玄武岩(DSDP Hole336 sample42-1)
可逆的
キュリー温度 565℃
マグネタイト
500℃より高いキュリー温度は、もとのチタノマグネタイトが高温酸化を受けて、イルメナイトの離熔によってチタンに乏しいマグネタイトができたと考える。
空気中,3000Oe |
Dennis V. Kent and Nail D. Opdyke(1978)
|
31 |
|
一般的な海底玄武岩とは判断しにくい(DSDP Hole338 sample45-2)
不可逆的
キュリー温度 加熱310℃ 冷却485℃
加熱時:チタノマグネタイトまたはチタノマグヘマイト
冷却時:チタンに乏しいマグネタイト
空気中,3000Oe |
Dennis V. Kent and Nail D. Opdyke(1978)
|
|
DSDP-42 |
|
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample3-3)
不可逆的
キュリー温度287℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample6cc)
不可逆的
キュリー温度270℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample7-1)
不可逆的
キュリー温度510℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample7-2)
不可逆的
キュリー温度295℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample7-3)
不可逆的
キュリー温度285℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample7-4)
不可逆的
キュリー温度270℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample11-1)
不可逆的
キュリー温度295℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
25 |
|
玄武岩(DSDP Leg42 Hole373A sample12ob)
不可逆的
キュリー温度215℃
チタノマグヘマイト
真空中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1978)
|
|
DSDP-43 |
|
|
24 |
|
玄武岩(DSDP Leg43 sample22-1)
不可逆的で加熱に比べ冷却曲線の磁化が小さいことからマグヘマイトの存在が示唆される。
キュリー温度340℃?、585℃
マグヘマイト
空気中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1979)
|
24 |
|
玄武岩(DSDP Leg43 sample22-2)
不可逆的で加熱に比べ冷却曲線の磁化が小さいことからマグヘマイトの存在が示唆される。
キュリー温度385℃?、580℃
マグヘマイト
空気中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1979)
|
24 |
|
玄武岩(DSDP Leg43 sample66-cc)
キュリー温度345℃
空気中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1979)
|
24 |
|
玄武岩(DSDP Leg43 sample50-1)
キュリー温度420℃
空気中 |
N. Petersen, U. Bleil, and P. Eisenach(1979)
|
|
DSDP-44/45/46/47/48 |
キュリー温度は求められているが報告書にJsTカーブの図がない |
|
|
DSDP-49 |
|
|
35 |
|
玄武岩(DSDP Leg49 Hole412A sample3-2)
チタノマグネタイト
可逆的
キュリー温度170℃
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
玄武岩(DSDP Leg49 Hole407 sample35-1)
チタノマグネタイト
非可逆的
キュリー温度213℃, 438℃
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
玄武岩(DSDP Leg49 Hole407 sample38-1)
酸化していないマグネタイトに近いチタノマグネタイト。
非可逆的
高温部のピークはチタノマグヘマイトがチタンの少ないスピネルに加えてヘモイルメナイトへの2段階の反転を受けた。
キュリー温度240℃, 435℃
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
ソレアイト質安山岩(DSDP Leg49 Hole409 sample24-1)
マグネタイトに近いチタノマグネタイト。
可逆的
キュリー温度540℃
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
ソレアイト質安山岩(DSDP Leg49 Hole409 sample24-1)
マグネタイトに近いチタノマグネタイト。
やや非可逆的。低温部における加熱曲線と冷却曲線の違いはthermal lag problemの影響
キュリー温度540℃
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg49 Hole412A)
gray領域はほぼ可逆的
キュリー温度:加熱450℃くらい、冷却600℃くらい
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg49 Hole412A)
yellow領域は非可逆的。加熱時のキュリー温度が2つ
キュリー温度:加熱300℃くらいと450℃くらい、冷却580℃くらい
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg49 Hole412A)
ガラス質
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
35 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg49 Hole412A)
margin rock
真空中 |
K. Kobayashi, M. Steiner, A. Faller, T. Furuta, T. Ishii, P. Shive, and R. Day(1979)
|
|
DSDP-51,52,53 |
|
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample20-4)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:加熱223℃、冷却215℃
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole417D sample54-4)
非可逆的。
キュリー温度:加熱286℃、435℃、407℃;冷却時の方がキュリー点が高い。
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample22-1)
非可逆的。
キュリー温度:加熱334℃、496℃、冷却225℃;冷却後は磁化が大きくなる。
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample33-3)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:加熱356℃、496℃、冷却225℃;冷却後は磁化が小さくなる。
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole417D sample57-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱369℃、515℃、519℃;冷却後は磁化が小さくなる。
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A? sample37-1)
非可逆的。
キュリー温度:加熱416℃、564℃、552℃;冷却後は磁化が小さくなる。
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample18-5)
非可逆的。
キュリー温度:加熱376℃、496℃、486℃、159℃;1回目の冷却曲線と2回目の加熱曲線が重なる。
真空中。2度測定 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は5mm
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は3mm
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は1.5mm
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は0.25mm
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は40μ
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
36 |
|
海底玄武岩(DSDP Leg51 Hole418A sample27-2)
非可逆的。
キュリー温度:加熱352℃、496℃、486℃、202℃;サンプルの直径は5μ
真空中 |
Y. Hamano, T. Nishitani, and M. Kono(1980)
|
|
DSDP-55 |
|
|
37 |
|
アルカリ玄武岩(DSDP Leg55 Hole432A sample3-2)
ほぼ可逆的。ほとんど酸化されていない。
キュリー温度:加熱187℃
真空中 |
M. Kono(1980)
|
37 |
|
アルカリ玄武岩(DSDP Leg55 Hole432A sample5-2)
非可逆的。低温酸化。
キュリー温度:加熱299℃
真空中 |
M. Kono(1980)
|
37 |
|
ソレアイト質玄武岩(DSDP Leg55 Hole433C sample21-4)
非可逆的。低温酸化。
キュリー温度:加熱421℃
真空中 |
M. Kono(1980)
|
37 |
|
ソレアイト質玄武岩(DSDP Leg55 Hole433C sample36-3)
ほぼ可逆的。高温酸化。
キュリー温度:加熱577℃
真空中 |
M. Kono(1980)
|
|
DSDP-58 |
|
|
40 |
|
海底玄武岩pl-cpx subophitic dolerite(DSDP Leg58 Hole442B sample5-1)
熱的に非可逆的。低温酸化。
キュリー温度:加熱577℃
真空中 |
T. Furuta, K. Kobayashi and K. Momose(1980)
|
40 |
|
海底玄武岩pl-cpx subophitic dolerite, il-lamella(DSDP Leg58 Hole442B sample8-7)
熱的にほぼ可逆的。高温酸化。
キュリー温度:加熱577℃
真空中 |
T. Furuta, K. Kobayashi and K. Momose(1980)
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40 |
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海底玄武岩pl-ol-cpx-ka ophitic dolerite(DSDP Leg58 Hole444A sample20-1)
熱的にほぼ可逆的。酸化していない。
キュリー温度:加熱577℃
真空中 |
T. Furuta, K. Kobayashi and K. Momose(1980)
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40 |
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海底玄武岩pl-cpx intersertal basalt, il rich(DSDP Leg58 Hole446A sample18-3)
熱的に非可逆的。
キュリー温度:加熱577℃
真空中 |
T. Furuta, K. Kobayashi and K. Momose(1980)
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38 |
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海底玄武岩(DSDP Leg58 Hole445 sample46-6)
真空中 |
H. Kinoshita(1980)
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39 |
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海底玄武岩(DSDP Leg58 Hole445 sample47-5)
真空中 |
H. Kinoshita(1980)
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雲仙溶岩 |
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6 |
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雲仙溶岩ドーム(1991年9月16日採取)
チタンに乏しいチタノマグネタイト
キュリー温度 414℃(空気中の測定では486℃)
真空中 |
Ueno and Nakada(2005) (要旨)
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6 |
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雲仙溶岩ドーム(1992年12月29日採取)
チタンに乏しいチタノマグネタイト
キュリー温度 485℃(真空中の測定では437℃)
空気中 |
Ueno and Nakada(2005) (要旨)
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6 |
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雲仙溶岩ドーム(1997年5月採取)
チタンに乏しいチタノマグネタイト
キュリー温度 572℃(真空中の測定では535℃)
空気中 |
Ueno and Nakada(2005) (要旨)
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03 |
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雲仙溶岩(1663年安山岩、1792年デイサイト、1991-1995年デイサイト)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:1663年溶岩;200-210℃。 1991-1995年溶岩;380-390℃と460-480℃(500-510℃のものもある)。 1792年溶岩;240-280℃と460-480℃。
空気中 |
T. Saito and N. Ishikawa(2012)
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41 |
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雲仙溶岩(デイサイト;exogenous dome)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:380-400℃と460-500℃。
アルゴンガス中 |
T. Saito and N. Ishikawa(2007)
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41 |
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雲仙溶岩(デイサイト;exogenous dome)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:380-400℃と460-500℃。
空気中 |
T. Saito and N. Ishikawa(2007)
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41 |
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雲仙溶岩(デイサイト;endogenous dome)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:500℃以上。
アルゴンガス中 |
T. Saito and N. Ishikawa(2007)
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41 |
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雲仙溶岩(デイサイト;endogenous dome)
ほぼ可逆的。
キュリー温度:380-400℃と460-500℃。
空気中 |
T. Saito and N. Ishikawa(2007)
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