気象庁一元化震源データをプロットする、の巻

産総研
last updated 2023.9.22
just-epi.jpg(84380 byte)
基本編
GMTフォルダーにバッチファイルを作ると便利。「メモ帳」を起動して以下のコマンドを入力する。
名前をつけて保存を選択し、GMTフォルダーに例えばjust-epi.batというバッチファイルを作成する。
修正するときは右クリックで編集とする。
同じくGMTフォルダーに震源データファイル、aug22.txtを用意する。 違うフォルダーにおく場合はフルパス指定にすること。
Script
makecpt -T0/200/20 -I -Z > epi.cpt
  • makecpt :カラーテーブルを作るプログラム。0から200まで20刻みで
  • -T0/200/20:0から200まで20刻みで
  • -I:カラーパレットを逆順にする
  • -Z:連続変化
pscoast -R125:00/146:00/25:00/46:00 -Jt135/1 -Df -G220/225/225 -W2 -P -K -V > just-epi.eps
  • pscoast :海岸線を描くプログラム。
  • -Jt135/1 :図法の指定(東経135度を中心線としたランベルト正積円筒図法)
  • 図法について
  • -R125:00/146:00/25:00/46:00:緯度経度の範囲
  • -Df:地図の細かさの指定。選択肢は細かい方から順に<full, high, intermediate, low, crude>と用意されている
  • -G220/225/225:陸地を塗るグレースケールの指定
  • -P -K:絵を描き始めます、の合図
  • > just-epi.eps :just-epi.epsというファイルに出力する
    
psxy aug22.txt -R125:00/146:00/25:00/46:00 -Jt135/1 -Cepi.cpt -W2 -Sc -K -O -V >> just-epi.eps
    
        
  • psxy:シンボルをプロットする。
  • aug22.txt:入力ファイル。ここでデータファイル(aug22.txt)は
    138.20517 35.75967 15.77 0.23
    145.92751 43.84633 99.93 0.12
    のようにテキスト、一字開けで、{経度(deg)、緯度(deg),深度(km),マグニチュード/10}
    3番目のデータが色分けになる。
  • -Sc:円を描く。半径は4番目の項。
  • -O -V >> just-epi.eps:追加する
psscale -D5/-1/8/0.2h -Ba50f10g10:Depth(km): -Cepi.cpt -K -O -V >> just-epi.eps
  • psscale : 深さの凡例。-D以下は凡例の水平方向の位置。
  • -Ba50f10g10:a;ラベル間隔、f;チックマーク間隔、g;目盛り線の間隔を指定する。
psbasemap -R125:00/146:00/25:00/46:00 -Jt135/1 -Ba10f2g2WSne -O -V >> just-epi.eps
  • -Jt135/1 :東経135度を中心線としたランベルト正積円筒図法。1度当たり1cmの幅。
  • -Ba10f2g2WSne:軸にラベル間隔、チックマーク間隔、目盛り線の間隔(いずれも度)を指定する。
実行
  • c:\GMT>just-epi.batと入力する。
    出来た図just-epi.epsはGMTフォルダにあるので、epsが開けるソフトウエアで開く。
  • サンプル図