next up previous
Next: 5.3 機動戦士ガンダム-学習型コクピットとCG画像表示 Up: 5. その後の発展:架空のロボットシステム Previous: 5.1 勇者ライディーン-上半身のみのテレイグジスタンス方式


5.2 闘将ダイモス-脳波+筋電流による制御

1978年4月1日より翌年1月27日まで、 テレビ朝日系にて放映された、テレビ朝日、東映制作(協力 日本サンライズ)「闘将ダイモス」(オフィシャルなページは現時点で見つかっておりません。ご存じの方ご連絡下さい。)でも、上半身に関して「ジャンボーグA」方式が用いられた。 文献[34]によると、ダイモスは 操縦者の筋電流を増幅して動くことになっている。また、脳波の情報も用いられる。さらに、操縦者の生体情報だけでは人間と同じように動けないため、それをダイモス内にある複数のコンピュータが補っているという設定があり、「計算機支援型の操縦システム」が提案されている。 1955年、BattyeらによってEMG信号による義手の制御が提案され[3]、長らく研究 が続けられ[42][82][43][11][51]、 幾つかの製品も開発されている。 EMG信号より、姿勢の情報だけでなく、力の情報を抽出できる可能性は高い。 これを利用して、より応答性の良いマスター 装置を作成できる可能性がある。 脳波については,従来その低いSN比のため、P300等の特殊な脳波を除いて、制御に応 用することは困難[12][83]と考えられていたが、 独立成分分析(ICA:Independent Component Analysis)等新しい統計手法の発 達により、様々な制御のための情報を抽出できる可能性がある[10]。
next up previous
Next: 5.3 機動戦士ガンダム-学習型コクピットとCG画像表示 Up: 5. その後の発展:架空のロボットシステム Previous: 5.1 勇者ライディーン-上半身のみのテレイグジスタンス方式
Eimei Oyama 2001-11-10