邦文解説
  1. 「数理を活用した材料開発の加速へ向けた理論研究」
    中西 毅, 中村 壮伸, 渡部 愛理, 徳田 悟
    理論化学会誌 フロンティア Vol. 4 No. 3 (2022) pp. 139. (表紙イメージ図)
  2. 「カーボンナノチューブと量子効果」
    安藤 恒也,中西 毅,
    岩波講座 物理の世界 2007年4月26日発刊

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  3. 「量子ドットの熱電能と電気伝導」
    中西 毅,加藤 岳生
    日本熱電学会誌 Vol. 3 No. 3 (2007) pp. 5-7.
  4. 「メゾスコピック系の電気伝導度計算」
    中西 毅
    ナノシミュレーション技術ハンドブック, 共立出版 (2005) pp. 62-63.
  5. 「カーボンナノチューブのバリスティックな電気伝導」
    中西 毅
    THERMOPHYSICAL PROPERTIES Vol. 26 (2005) pp. 23-25.
  6. 「量子ドットの電子状態と透過波の位相シフト 」
    相川 恒,小林 研介,中西 毅
    日本物理学会誌, (2004) Vol. 59, No. 10, pp. 682-689.
  7. 「カーボンナノチューブのショットキー障壁型トランジスタ」
    中西 毅,
    ナノ学会会報, Vol. 3, No.1 (2004) pp. 17-21.
  8. 「カーボンナノチューブトランジスターと論理回路」
    中西 毅,
    応用物理学会誌, Vol. 71, No. 12 (2002) pp. 1493-1496.
    概要(応用物理学会)
  9. 「カーボンナノチューブの電気伝導 -新種の量子細線の特異な物性-」
    中西 毅, 安藤 恒也,
    材料科学, (2001) Vol. 38, No. 6, pp. 262-268.
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    カーボンナノチューブは新種の量子細線であり, その電気伝導は独特である. 特殊性は円筒形であること及び線形の分散関係を特徴とする電子状態に起因する. 本解説では巻き方により金属, 半導体となるバンド構造から初め, 不純物散乱がない理想的な導線であること, 欠陥と量子化伝導度, 一次元のSchottky障壁, 交差したナノチューブ, ナノチューブ接合系, ダイオードなどデバイス応用, 朝永-Luttinger流体との関連を概説する.
  10. 「カーボンナノチューブの電気伝導」
    中西 毅, 安藤 恒也,
    日本物理学会誌, (1999) Vol. 54, No. 8, pp. 621-628.
    PDF, HTML
    カーボンナノチューブ(以下, 「ナノチューブ」)は1991年にNECの飯島によって発見された天然の量子細線である. 最近高品質な単一壁ナノチューブが大量に生産されるようになり, 実験的に電気伝導も調べられるようになった. この系は, 独特な構造と電子状態を持つため, 多様な物性の出現が期待される. 実際, 有効質量近似を用いると, グラファイトの電子の運動はニュートリノの Weyl 方程式で記述される. その結果, 長距離ポテンシャルによる電子の後方散乱がおこらないためコンダクタンスが量子化されるなど, さまざまな興味深い現象が起きる. 本解説では, ナノチューブの電気伝導について, 最近理論的に解明された基本的な物性を中心に解説する.

更新:2023年9月8日

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