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場所 福島県耶麻郡猪苗代町、国立磐梯青年の家 日程 1999.6.25-27(29) 幹事 宮城磯治@地調発表内容:
氏名 | 発表タイトル | 発表内容 |
穴沢活郎 | 高レベル放射性廃棄物問題の 解決に向けて 「地層処分研究開発」 |
日本の電力消費量の35%を占める原子力発電により発生する高レベル放射性廃棄物は、未だにその最終処分方法が決定していない。数ある処分オプションの中で最も実現可能とされているのが深地層処分である。本発表では核燃料サイクル開発機構の地層処分への取り組みと科学的 |
上野龍之 | 大規模火砕流の堆積機構 〜入戸火砕流の例〜 |
堆積物を構成する火山灰の特徴から,火砕流噴火のメカニズム(堆積機構)を考察する. |
牛木久雄 | JICA 事業と火山学 | 途上国の発展に伴い新しい援助ニーズが発生するが、災害対策はその典型といえる。火山災害を中心に最近の動向を紹介する。 |
江口友章 | 岩手火山における火山爆発の 数値シミュレーションと 災害予測 |
火薬爆発実験(Taniguchi et al.1998)の調査結果と火山性爆風の伝播についての数値シミュレーション(谷口他1994)の手法を用いて、火山爆発に伴う災害要因(火山性爆風、火砕サージ、弾道放出物)についての災害予測図を作成した。 |
江澤友則 | 新島の火山地質 | 新島における火山活動は、火砕サージの発生、火砕丘形成、溶岩流出へと推移する。また、水和層法を用いて各火山の活動年代を求めると現海面上の新島形成は約7万年前に始まったと考えられる。 |
大場司 | hydrovolcanic火山灰中の みょうばん石族鉱物 −地熱流体のgeoindicator− |
東北地方の火山のhydrovolcanic ash中の粘土鉱物の同定を行った。それらの鉱物の内,みょうばん石族のminamiiteとhuangiteが火山性流体のgeoindicatorとなる可能性を示す。 |
大場武 | 岩手山火山ガスの 形成過程 |
最近火山活動が活発化している岩手山の火山ガスの化学組成と安定 同位体比を説明するための火山ガス形成過程モデルを提案する。 |
大和田道子 | 温泉ガスの組成と 同位体比 |
温泉ガスのN2/Ar比、He/Ar比と希ガス同位体比との関係について |
郭資敏 | プリニアン噴火における 破砕過程 |
噴火時の破砕機構の違いを,噴出物から推定 |
風早康平 | 岩手火山の地下水流動系 | 岩手火山の山体内部の地下水流動系について,同位体水文学的手法を用いてモデル化した結果について示す. |
久利美和 | 十和田火山 後カルデラ期の活動 |
カルデラ形成-スコリア噴火-パミス噴火の一連の活動の推移が意味するところを考える |
下司 信夫 | 設楽大峠火山の マグマ供給系の 発達史 |
中期中新世の設楽大峠火山におけるアルカリ質マグマの浅部供給系を岩脈群の発達形態などから推測する |
後藤彰夫 | マグマのレオロジー :粘性だけで十分か? |
火山現象におけるマグマの役割を論じるとき,そのレオロジカルな特性を粘性で表現するだけで十分か否かを考える.※うまく映像がとれたら,岩手山発破の速報もあり.ビデオは使えるでしょうか? |
斎藤元治 | 九重火山の火山ガス組成、 放出量の変動について |
九重火山の1995年10月噴火以降の火山ガス観測結果(化学組成、水の水素・酸素同位体組成、放出量)を紹介し、噴火後の火山ガスの組成、放出量の時間変動について考察する。 |
篠原宏志 | NZ、 ホワイト島火山における 塩水の起源 |
ホワイト島の強酸性・高塩濃度の塩水の起源を論ずるべく、化学組成・同位体組成を元にGiggenbachがまとめた遺稿をあずかったので、それを紹介する。 |
嶋野岳人 | 噴火様式と水の挙動 | 様々な噴出物の含水量から、噴火のメカニズムを考察したいと思います。 |
鈴木隆 | 卒研で行う予定の 研究内容の説明 |
草津白根山周囲の噴気口からの火山ガスフラックスの測定と霧島での試行について |
竹内晋吾 | 斑晶質マグマはいかにして 噴火を開始したか? :北海道駒ヶ岳1929年噴火の例 |
斑晶量が50vol%近い高粘性マグマの噴火開始の謎を探るために噴出マグマの粘性の変化を追ったところ、斑晶質マグマに先駆けて低粘性混合マグマが噴出していることが分かりました。 |
辻村知之 | 火山噴出物中で確認される 硫化物の実験的研究 |
1959年キラウエア火山や1991年ピナツボ火山などの火山噴出物中に硫化鉱物が確認されている。今回800℃において硫化物メルトの実験的研究を行った。その結果硫化物メルト単独の分別結晶作用が進行した可能性が示唆される。 |
東宮昭彦 | 噴火の物理モデルの話 | マグマ溜まり圧力と噴火様式との関係を論じたWoods & Koyaguchi (1994): Natureの噴火モデルの再検討. |
中村一茂 | 卒研で行う予定の 研究内容の説明 |
草津白根山の熱水系の化学的同位体的研究について |
西尾嘉郎 | 背弧海盆玄武岩中の 窒素同位体比 〜沈み込み帯における窒素循環 |
背弧海盆玄武岩中の窒素同位体比を分析した。その結果を中央海嶺玄武岩のデータと比較することで、沈み込み帯での窒素循環を議論する。 |
萬年一剛 | 温泉ボーリングから見た 箱根火山中央火口丘付近の地質 |
箱根火山の中央火口丘付近の温泉ボーリングから中央火口丘溶岩類の底の厚さや,中央火口丘溶岩の下位の凝灰角礫岩の存在が明らかになった. |
宮城磯治 | バサルトの 火道内脱ガスについて |
伊豆大島1986噴火と阿蘇N6噴火の噴火前マグマ脱ガス様式を、斑晶ガラス包有物の揮発性成分の量や同位体比、斑晶の組織をもとに推測する。 |
横尾亮彦 | 桜島の大正噴火について | 今年の卒業論文でやってみたいことについて。溶岩流の形態の違いが何を反映しているのか、等。 |