現在の研究課題
ご挨拶
- 環境分野の学問を深めるため来日して、今年でもうはや19年目になりました。最初の居住地である新宿区西早稲田から、節目ごとに、千葉県千葉市、葛飾区西新小岩、千葉県柏市に引っ越し、そして落ち着いたのは茨城県つくば市。2001年4月に産総研・化学物質リスク評価管理研究センターの第1期招聘型研究員(任期7年)として採用され、化学物質の便益と生態系影響(特に内分泌かく乱影響)を、「生態リスク」として捉えて評価する手法開発(個体群存続評価、内分泌かく乱評価)と2物質の詳細リスク評価(NPとAE)を担当してきました。2008年4月に、所属組織が安全科学研究部門に改編されましたことに伴い、研究の守備範囲は、化学物質以外のリスク評価、「バイオマス利活用リスク評価」に広めました(詳細は個人Webページをご覧ください)。しかしながら、バイオマスのリスクとは?その指標は?どうやってそのリスク評価を行うか等、研究を思案する最初の1年では、四苦八苦の日々を過ごしました。幸い、生物学部の出身でバイオマス関連知識は広く持ち合わせています。また、このリスク評価に不可欠な時空間的な土地利用解析やモデリング技術は、ポスドク時代に行った「地球規模窒素物質循環モデル開発研究」を通じて身に付けていました。今は、こうした知識と経験を活かして、耕作型バイオマス生産における窒素肥料の二面性に着目して、「バイオマス利活用リスク評価」を、「窒素の環境リスク評価」という切口から攻めて行く研究アプローチを取り、日々研究に励んでおります。これからは、常に産業界や社会のニーズを意識して、よりよい研究仕事に従事して参りたいと考えております。引き続き、ご支援・ご鞭撻くださいますようお願いいたします(2011/5/16)。
最新情報
- 2014/2/27 第4回農業環境インベントリー研究会
「農薬等化学物質のリスク評価を効率的に行うためのインベントリーの構築」 (NIAES30周年記念ワークショップ)
にて、「AIST-MeRAM:化審法対応可能な実務的生態リスク評価管理 」というタイトルで紹介します。
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AIST-MeRAM紹介ページの追加、研究業績の更新などを行いました(2014/1/4)。
- 8か月ぶりにページを更新しました(2012/02/21)。
- 学会発表&活動ページ、研究業績ページを更新しました(2011/06/10)。
- 関連ページリンクを加えました(2011/05/11)。
- 学会活動(予定)と研究業績のページを更新しました(2011/04/22)。 学会活動のページでは、今年度の予算をみて、成果発表のための参加を検討したい学会のリストとそのScheduleを示しました。また、研究業績のページでは、最近、査読受理の結果をもらった論文および投稿した論文のリストを更新しました。
- 学会活動のページを更新しました(2011/01/31)
2010年度の学会発表活動について、発表スライド、要旨、及び簡単な感想をアップしました。
- ホームページを公開しました。(2010/12/31)
Impact Assessment of Ecosystem from a standpoint of RISK