2016年熊本地震の益城町臨時観測点における本震記録について


2016年熊本地震の益城町臨時観測点における本震記録に関し、2017年9月25日に土木学会地震工学委員会委員長を通じ、第三者からの匿名の情報提供を受けました。これを承け、これまで熊本地震本震の益城町における臨時観測点での観測記録として公開していたデータすべての成分について解析した結果、非常に不自然なものであると認識しました。現在のところ、このデータに関する事実関係の解明に真摯に対応しているところです。

また当面、波形データの公開を中止するとともに、この事実を関係各位に9月27日付けでお伝えしたところです。

今回の情報提供に至るまで、データ公開の共著者として公開データの不自然さに気づかなったことを大いに反省しております。早い段階で、初期微動部分について、高周波数成分が少ないように感じていた等、根本的検討をする時間は十分にあったにも関わらず、疑問点を検証しないままとしてしまったこと、己の未熟さを痛感しております。

1年間以上にもわたり当該データを公開しつづけた事実は消えるものではありませんが、これ以上の混乱を招かないためにも、最大限の努力をして参ります。

2017年9月29日
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門
吉見雅行



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