研究内容人を見守るデジタルヒューマン

加速度センサと超音波センサを用いた動的物体追跡システム

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概要
■目的
 ・日常空間における人と物とのインタラクション科学
あらゆる物にタグを取り付けて計測したい
■問題点
 ・サンプリング周波数(位置更新レート)低下
 ・行動解析困難
■解決方法
 ・動的物体追跡機能を持った3次元タグの開発

日常空間における物の調査
■日常空間における160点の物の大きさを調査



・大きさが50mm以下の物 6%
・大きさが50mm〜200mmの物 50%
・数cmオーダの精度を計測可能なシステムで十分計測可能

3次元タグ試作
 ・バックプレーン&カード挿入方式で手早く試作&評価が可能
 ・マイコンモジュールの試作
 ・加速度センサモジュールの試作
 ・2.4GHz帯の無線モジュールの試作
   - 1Mbps程度の高速通信
   - 83チャンネル(2400MHz 〜 2483MHz)のマルチチャンネル化
   - 無線を用いた1kHz程度のサンプリング

動的物体追跡機能
■必要性
 ・日常空間には1万点以上の物がある
  ×タグの超音波発信を時分割で計測
移動したり、変位したタグだけ超音波発信を行い、計測

■動き信号送信アルゴリズム
 ・無線によりタグが変位したことを伝える動き信号を送信するとき,干渉し,受信ができない可能性がある
無線で確実に送信するため動き信号送信アルゴリズム必要


自動行動解析
■加速度センサによる行動解析
 
今後の課題
 1.100個の物にタグを取り付けて行動計測を行う
 2.加速度センサを用いて行動解析を自動で行えるように行動解析のアルゴリズムの構築を行う