1. 超音波発信の優先度が高いかを調べ、優先度が高い場合には超音波を発し、優先度が低い場合には発信せずに優先度を1あげる。
2. 優先度の高い発信器と干渉しないかを調べ、干渉していないときには3に進み、干渉しているときには発信せずに優先度を1あげる。
3. 発信器の位置を、超音波が受信可能な受信器の距離情報を用いて、解けるかを調べ、位置を求めることが可能な場合は超音波を発信し、不能の場合は優先度を1あげる。
下図は、超音波を時分割発信(従来手法) した場合と同時サンプルアルゴリズム手法のシミュレーション結果を比較した図である。 時分割発信の場合は送信器の数が増加するとサンプリング周波数が急激に減少し、送信器の数を増やすことが困難である。 同時サンプルアルゴリズムでは、送信器が100個あっても送信器1個あたり約10Hzでサンプリングすることが可能であり、送信器の数を増加させても従来に比べ、高いサンプリング周波数が維持可能であることがわかる。
参考文献