時間の用語集
《あ》
一次標準器 【いちじひょうじゅんき】 primary frequency standards
国際原子時(TAI)が秒の定義と整合性がとれるよう、自由原子時(EAL)を校正するのに使う。最近では、LPTF-F01, NIST-7, CS1~CS3(PTB), CRL-O1, NRLM-4 がその役目を務めている。周波数一次標準器。一次周波数標準器。

《か》
協定世界時 【きょうていせかいじ】 UTC = Univarsal Coordinated Time(英)
国際原子時(TAI)にうるう秒の補正を施し、地球の自転から求められる世界時(UT)との差が0.9秒以内に収まるように定めた時系。これから求められる標準時は日本を含む各国の常用時刻として使われている。

グリニッジ平均時 【ぐりにっじへいきんじ】 GMT = Greenwich Mean Time
英国グリニッジを通る子午線上にて太陽が南中する時刻を正午とする時系。時間の定義が原子の放射でなされるようになる1967年までは世界の標準の時系。

国際原子時 【こくさいげんしじ】 TAI = International Atomic Time
世界中の原子時計の平均をとり、秒の定義を実現する時系。UT1やETと違い、地球の運動には影響を受けず、常に「一定」の時間間隔を刻む。

国際単位系 【こくさいたんいけい】 SI = The International System of Units (英)
メートル系の四元系MKSA単位系を拡張した単位系で、世界的な統一単位系として、1960年第11回度量衡総会(CGPM)で採択された。現在その第7版が出版されている。

《さ》
自由原子時 【じゆうげんしじ】 EAL = Free Atomic Time (英)
世界50ヶ国以上の国のもつ200台あまりの原子時計を平均して得られる、きわめて安定度の高い時系。これを一次標準器で校正して国際原子時(TAI)を決定する。

修正ユリウス日 【しゅうせいゆりうすび】 MJD = Modified Julian Day
ユリウス日の値が大きくなったことと、その始まりが正午であったことから、扱いが不便になってきたため、最近ではユリウス日の値から2400000.5を差し引いた修正ユリウス日(MJD)が用いられる。

世界時 【せかいじ】 UT = Univarsal Time
地球の自転から求められる時系で、細かくはUT0, UT1, UT2 がある。
UT0…平均太陽時。地球上の位置や季節により変動がある。
UT1…地球の自転軸が変化することにより、その場所の緯度経度が時間と共に移り変わる。その結果として生じる地球上の位置による太陽時の変動を補正したもの。地球上の場所によらず一定。
UT2…UT1からさらに季節変動を取り除いたもの。

セシウム 【せしうむ】 Cs = cesium
原子番号55番のアルカリ金属原子で、元素記号はCs。自然には質量数133のものしか存在しない。常温では銀色をした金属だが、ナイフなどで容易に切れ、その融点は摂氏28度と低い。その基底状態における超微細遷移は時間の定義として使われる。

《た》
中央標準時 【ちゅうおうひょうじゅんじ】
グリニッジ標準時(GMT)を9時間進ませたもの。1886年(明治19年)7月12日に勅令が公布され、1888年(明治21年)の1月1日から実施された。「中央」という名は、当時の日本には、GMT+8時間の西部標準時もあったことから。

《な》
日本標準時 【にほんひょうじゅんじ】 JST = Japan Standard Time
兵庫県明石市を通る東経135度線上の時刻。協定世界時(UTC)を9時間進ませたもの。

《は》
《ま》
《や》
ユリウス日 【ゆりうすび】 JD = Julian Day
紀元前4713年1月1日の世界時12時(つまり正午)を起点にした通日のこと。
⇒修正ユリウス日参照

《ら》
暦表示 【れきひょうじ】 ET = Ephemeris Time
地球の公転から求められる時系。1900年の恒星年、つまり恒星に対して地球が太陽のまわりを完全に一周するのにかかる時間の長さを基準とする。

《わ》

《アルファベット》
Cs = cesium
→セシウム

EAL
→自由原子時

GMT
→グリニッジ標準時

MJD
→修正ユリウス日

SI
→国際単位系

TAI
→国際原子時

UTC
→協定世界時