MZ Platformの個人的な解説と機能紹介

MZ Platformの個人的な解説

MZに関する公式情報は 「MZプラットフォームユーザー会」 のページをご覧ください。利用手順や問い合わせ先、FAQなどが掲載されています。

ここではプログラミング等の知識がある方に向けて、 個人的な見解に基づく解説や機能紹介をしています。

MZ Platformの概要

MZ Platformはコンポーネントの組み合わせでソフトウェアを作成するタイプの開発環境で、 ソースコードを書かずにソフトウェアを作成することができます。 MZ Platform自体はJavaで作成されていて、Javaでソースコードを書けば 独自のコンポーネントを追加することも可能です。

対象とするソフトウェアは主にPC上で動作するデスクトップアプリケーションです。 ネットワーク経由でデータベース等に接続する機能も含みます。

コンポーネントの組み合わせは「ビルダー」上で行います。 ビルダーの画面では、使用中のコンポーネントが左側に並び、 各コンポーネントで定義された「イベント」発生時の処理を右側に記述します。 各処理は、左側に並ぶコンポーネントの「メソッド」呼び出しとして記述します。 左側のコンポーネントの並びは実行される処理の順序に影響しませんが、 イベント発生時の右側の処理は上から順に実行されます。

このようなコンポーネント追加と処理の記述に加えて、 画面レイアウトを編集してソフトウェアの作成が完了します。

MZ Platform API

MZ Platform APIは外部プログラムからMZ Platformアプリケーションの メソッド起動を実行するためのAPIです。

Java用とC/C++用(Windows版)があり、 MZのインストールCD(2.6以降)からファイル一式をコピーして使用します。 JavaとCのサンプルプログラムのソースファイルを含めていますので、 APIの使い方と起動方法はそちらをご覧ください。

リモートや別プロセスで動作するMZ PlatformアプリケーションとRMI通信して メソッドを起動する方法(通信起動方式)と、 MZ Platformアプリケーションファイルをローカルの VM上にロードして直接メソッドを起動する方法(直接起動方式) の二種類を提供します。

Webアプリケーション開発機能

MZを用いたWebアプリケーション開発と実行のための機能(MZ Platform Servlet)を開発中です。 試用版はMZのインストールCD(2.7以降)からファイルをコピーすれば利用できます。 Apache TomcatなどWebサーバ+サーブレットコンテナの準備が別途必要です。

MZ Platform ServletはWebブラウザを介してサーバ上のMZ アプリケーションを表示して実行するためのWebサーブレットプログラム群です。 内部ではJava用のMZ Platform APIを利用してMZアプリケーションをロードしています。

MZはもともとPC上で動作するデスクトップアプリケーションを作成するためのツールですが、 Webアプリ機能が完成すればWebブラウザが動作する機器でMZアプリケーションを利用できるようになります。

対象となるMZアプリケーションはビルダー上でWebアプリケーション編集モードで作成します。 通常のMZアプリケーションと比べると、 Webブラウザ上で実現できる画面や機能が制限されますが、 ソースコードを書かずにWebアプリケーションを作成できます。

最終更新日 2014-08-18