日本語による独習向きの人工ニューラルネットの本

日本語で書かれた人工ニューラルネットの本はたくさんあるけど、ここでは独習教科書として お薦めのものを紹介します。


PDPモデル(1989)
D.E.ラメハート, J.L.マクレランド, PDPリサーチグループ著, 甘利監訳, 産業図書

人工ニューラルネットの古典。原書は1986年に出版。 3つの主要な学習法(競合学習、誤差逆伝播法、ボルツマンマシン)の章が重要。 最近の人工ニューラルネットの傾向と比べると、心理学的な色彩が強い。


ニューラルネットワーク情報処理:
コネクショニズム入門、あるいは柔らかな記号に向けて(1988)
麻生英樹著, 産業図書

ラメハートらの本に沿った解説。日本語で最も初期に出た本の一つ。


ニューロコンピュータ工学(1992)
久間和生, 中山高編著, 工業調査会

工学的観点からまとめられており、 自己組織化写像(SOM)や学習ベクトル量子化(LVQ)など、より多くの学習法の解説を含む。


ニューラルコンピュータ:統計物理学からのアプローチ(1994)
J.ハーツ, A.クロー, R.G.パルマー著, 笹川, 呉訳, トッパン

非常に多くの手法や理論を解説。物理的観点からまとめられており、やや難しい。 原書は1991年に出版されたが、 これを読めばこの時点までの主な理論は押さえられるかな。 →HP


非線形多変量解析-ニューラルネットによるアプローチ(1996)
豊田秀樹著, 朝倉書店

これはデータ解析手法をしてのニューラルネットを扱ったもの。伝統的なデータ解析法との比較を重視。 応用例も多い。→HP


自己組織化マップ(1996)
T.コホネン著, 徳高ら訳, シュプリンガー・フェアラーク東京

自己組織化写像(SOM)関係に焦点を絞ったもの。


もっと最先端をという向きには、日本語じゃないけど
M. A. Arbib ed. (1995) "The Handbook of Brain Theory and Neural Networks", MIT press.
C. M. Bishop (1995) "Neural Networks for Pattern Recognition", Oxford Univ. Press
などがお薦めかな。

インターネット上のテキストで優れているのは、SAS InstituteのSarleがまとめている neural network FAQ. 毎月更新され、 ニュースグループcomp.ai.neural-netsに流れる。

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