和田 洋
筑波大学 生命環境科学研究科 生物科学専攻 教授
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研究課題 「棘皮動物幼生骨片と脊椎動物咽頭弓をモデルとした新奇形態進化の研究」
ボディープランの成立に結びついた複合適応形質の進化の理解を目指して、以下の2つの現象に関する研究を行う。
①ウニにみられる幼生骨片に支えられた腕をもつプルテウス幼生が、ヒトデやナマコにみられるオーリクラリア型の幼生から進化してきた過程を、実験的に検証することで、形態進化の十分条件を探索する。また、進化の中間段階を実験的に再現することで、複合適応形質進化過程で、適応度の谷をどのように克服してきたかという問題にアプローチする。
②脊椎動物の咽頭弓の獲得には、神経管と内胚葉性咽頭嚢の協調的な分節が成立している必要がある。脊椎動物における内胚葉性咽頭嚢の分節構造の形成機構の解明から、協調した分節機構が成立した背景について調べる。