瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

[やったー#点目のゴー ル]

2025/1/14 茨城県市町村チャンピオンズカップ 第1号 

偽かわらや発行

機械研、大きな勝利!ベスト8へ




2025年1月12日 2025ふるさとドリームマッチ 対FC絆戦

各地域リーグのチャンピオンが集うふるさとドリームマッチに、機械研は初出場となった。GKは抜群の安定感を誇る猪鼻選手、センターバック兼監督の櫻庭選手は相棒に齋藤選手を選んだ。両サイドのDFは女屋選手、堤選手、ボランチには帰ってきたキャプテン、浦選手が配され、盤石の様相である。インサイドハーフには大西選手、前田選手、両サイドに克己選手と林田選手と強力な攻撃陣が揃った。さらに、最近の得点のほとんどに絡む活躍を見せる堀越選手のワントップとなった。守備力のある村松選手、谷利選手、海野選手を温存し、あらゆるリスクに対応できる状況で試合開始となった。

相手は小美玉のチャンピオンで、高校のサッカー部OBのようである。チームワークがよく、球際も厳しい手ごわい相手である。

前半

一進一退という試合の入りから徐々に激しさを増していき、ぶつかり合いが繰り広げられる。それに応じてファールの数もお互いに増えてくる。明らかなファールが見逃され、出るべき警告が出ず、フラストレーションが溜まる展開に。この状況に、チーム一冷静な村松選手がベンチから、「審判イエローカード忘れてきたのか!」と叫ぶ。結構熱い漢、村松である(結婚おめでとう)。浦、前田、大西の中盤が激しくプレッシャーをかけ、相手を自由にさせない。

機械研1点目
前半も残り10分ほどになった頃、浦選手から高い位置をとった克来選手にボールが入る。右に走り込む選手に出すと多くの人が思った瞬間、裏へと動きだした堀越選手へ絶妙なタイミングでパス。相手DFはなすすべなく、堀越選手が冷静に決めて1点目を奪う。

その後、堤選手からのボールを前田選手がシュートまで持ち込むもゴールならず。林田選手の絶妙なクロスを克来選手が上手くボレーでミートするも、バーを叩くなど惜しい展開が続く。
堤選手が相手の速攻を止めようとしたころファールとなってしまい、イエローカードが出る。チャレンジしたが故のイエロー、気持ちが入ったプレーである。これまで何度かのイエローが出ていてもおかしくない状況があったのだが、くしくも審判がイエローカードを忘れていなかったことがここで明らかになる。その後スコアは動かず、前半はこのまま終わる。

ハーフタイムでは、それぞれに前半を振り返り後半に向けた確認をする中、充実の前半を総括すべく廣瀬総監督が皆に語りかける。「こんな景色が見れるとは思わなかった。ここまで連れてきてくれてたことに感謝したい。ありがとう。」感動のスピーチであるが、それは一回戦のハーフタイムでは早過ぎるのではないかと、全員から突っ込まれる。 

後半

機械研2点目
尻上がりに調子が上向いていたことから、前半のメンバーのまま後半に臨む。後半開始早々、堀越選手と高い位置をとった克来選手が前線からプレッシャーをかける。これが相手のミスを誘い、堀越選手が横パスをカットして独走する。相手キーパーを良く見て右サイドに決め、2点目を奪う。

機械研3点目
右サイド奥で粘り、コーナーを獲得する。林田選手のキーパーの届かない絶妙な位置へのコーナーキックを、堤選手がヘディングで決めて3点目を奪う。堤選手に厳しい猪鼻選手もこの時ばかりは賛辞を贈る。林田選手のアシストと堤選手のヘッド、どちらもレベルが高い得点である。

機械研4点目
オーバーラップした女屋選手のスピードを生かす絶妙なパスが林田選手から出る。さらに加速した女屋選手は、堀越選手の前方へクロスボールを送る。ショートバウンドの難しいボールを上手くコントロールしてゴール左隅に決めて、後半9分でハットトリックを達成する。

ここまで後半が12分。攻守にわたって活躍した大西選手に代わって、村松選手を投入する。

フリーキックからニアに入ったボールを克来選手がバックヘッドでゴールを狙う。飛び出したキーパーはボールを見送るしかない。ゴールへと向かうボールを堤選手が蹴り込み、ゴール!と思った瞬間。線審の旗が上がる。堤選手がオフサイドとなり、ゴールは取り消される。なぜ、触った??堤選手がチームに突っ込まれる。

FC絆1点目
4点差がついても相手は諦めない。ポジションが変わり修正しきれないところを突かれて、カウンターにより真ん中を抜かれて、失点してしまう。

機械研5点目
一度冷静にDFラインでボールをつなぎ、左サイドの堤選手へボールが渡る。この瞬間、堀越選手は裏に抜ける意図を堤選手に伝え走り出す。相手DFラインの裏に出たボールを収め、利き足とは逆の左足で右サイドネットに突き刺す。味方も驚くしかない4点目をもぎ取とった。

FC絆2点目
諦めない相手チームは、迫力あるカウンターを炸裂。ボールの処理に手こずり、相手の空いた選手にパスがうまくつながってしまった。パスカットしようとしたボールが相手FWの足元に転がってしまい、これを上手く決めらて2-5となる。DF陣には、動きのある相手選手を素早く捕まえて、空いた選手を作らないという瞬時の判断が求められる。

機械研6点目
攻撃の手を緩めない機械研は、左サイドを細かく繋ぎ、前を向いた浦選手の足元に渡る、これに堀越選手が反応する。相手DFが堀越選手を警戒したタイミングで、上手く裏に抜け出した克来選手へとボールが渡る。キーパーをかわして角度のない所から冷静に決める。

後半20分、イエローカードをもらっている堤選手を下げ、谷利選手を投入する。緊張感のあるゲームで途中から入る難しさがあるはずだが、冷静にボールをつなぎ、チームに落ち着きをもたらす。ベンチに戻る堤選手は、静かに言った。「ゴール取り消しの懲罰交代ですね。そうですよね。」。これに慌てた桑原監督は、「いや違う違う、イエローもらっているからさ、次の試合も絶対出てもらわないといけないから、安全の意味でね」。しかし、毎度話題に事欠かない男である。

機械研7点目
谷利選手が相手を引き付けて左サイドに開いた前田選手にパス。タッチライン際で一人をかわし、ゴールラインに沿うようにゴールに迫る。ここからの折り返しを女屋選手が冷静に決めて7-2となった。終了間際であのキレは驚異的である。「あのプレーのために、足を残していた」との本人談である。

このまま試合終了となった。2点は取られたが、守備陣の積極的なプレーが攻撃的な機械研の良いところを引き出してくれた。素晴らしい出来栄えで完勝である。

小美玉から来た相手も、まさか7失点もするとは思っていなかっただろう。点差が開いても荒れたり諦めたりしない、すごく良いチームであった。それゆえの良いゲームであり、帰り際に、みんな楽しかったと言って帰って行ったのもそのためだろう。

文責:桑原監督兼選手

前半(フォーメーション)4-1-2-2-1

     堀越  

 克来        林田

   大西    前田

      浦

 堤  櫻庭  斎藤  女屋

      猪鼻 

後半(フォーメーション)4-2-1-3

     堀越 

 克来     林田/女屋

   大西/浦 前田

堤/谷利 櫻庭/村松 斎藤 女屋/海野

      猪鼻 

MVP
堀越選手
試合に出ればMVP。4得点に加えて、攻撃の起点となる素晴らしい活躍であった。

MIP
堤選手
自分の得点と、味方の得点を無効にする。何かと目が離せない選手である。

機械研
7 1 前半 0 2
6 後半 2
FC絆

★得点者★
時間 得点者 アシスト
前半 堀越 克来
後半 堀越 -
後半 林田
後半 堀越 女屋
後半 堀越
後半 克来
後半 女屋 前田


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