交流試合第1,2戦の資環研、NIMSとの戦いはどちらも不戦勝となり、第3戦になってようやく試合ができるようになった。
相手は、未だ勝利したことのないアステラス製薬。一時期、人が集まらない状況とも聞いていたが、今回は万全のように見受けられる。
監督就任とコロナ蔓延が同時になり、持っていないのではと疑心暗鬼になっている桑原監督から、「アステラスには未だ勝ったことがない。しかし今日がその日だ。」と2日前から温めていた熱いメッセージがあり、廣瀬総監督は「この状況でサッカーができることに感謝して、精いっぱい楽しもう。」とすっかり丸くなった大人なコメントと共に11人を送り出す。
新加入のニコ選手の登録がギリギリで間に合うも、怪我をしている(又は 奥様からの許可が出ない)選手が多いため、廣瀬総監督をベンチに残すのみのスタートとなる。
アステラスは積極的にプレシャーをかけにくるも、それをかいくぐり克来選手が左サイドを突破するなど、流れは機械研にある。久しぶりに参加の大石選手も動きは軽そうで、機械研ペースで試合は進むかに見えた。
しかし、実力者をそろえるアステラスも負けてはいない。左サイドを突破され、クロスを上げられそうになる。少し遅れた対応となった桑原選手がスライディングで足を伸ばすも、ボールは肩のあたりに当たり、無情にもPKとなってしまう。
つくば市No1ゴールキーパー(自称)の谷水選手に全てを託すこととなる。キックの瞬間に誘うような動きを見せ、見事にひっかかった相手のシュートをブロック。こぼれ球を詰められるも、桑原選手が汚名返上のスライディングでこれを防ぎ、失点を免れる。
ニコ選手はスピードを活かして裏に抜け出す。茶圓選手はいつも通りしっかりボールを収めるなど、前線の頑張りでもう一度流れを引き寄せる。ここに浦選手、野本選手、大石選手が絡み、相手陣内で短いパスをつなぐ。テンポよくボールをつないでいるため、相手はボールにプレシャーをかけることもできない。 この流れから浦選手がドリブルで持ち込み相手DFを引き付けたところで、大石選手にパス。しかし、大石選手はこれに反応できない。そして苦しそうに肺の辺りを手で押さえて、ベンチに向かう。
前半残り時間を10人で戦うことになるが、高田選手(30代、若手)、山村選手(40代、中堅)、桑原選手(40代、中堅)、海野選手(40代、ワクチンを早く打ちたい中堅)のDF陣もなんとか踏ん張り、0-0のまま前半を終える。
尋常ではない様子だった大石選手を心配するも、「ただの運動不足です」との回答があり、全員ズッコケそうになったのは降り始めた雨の影響もあっただろう。
その後、雷も鳴り始め残念ながらそこで中止となってしまった。
遠くから来てくれた方には申し訳ない展開となってしまったが、皆でユニホームを着て試合ができるようになったことは、何よりである。そして色々と課題も見つかり、意義深いゲームであった。
怪我をしている選手が戻ってきて、今の流れを継続できれば、1部でも十分に戦っていけるはずである。
MVP:谷水選手:PKストップで文句なし
MIP:大石選手:運動しましょう
MIP (次点) 桑原選手:次の日の練習試合でも、またペナルティエリア内でハンドしました
文責:廣瀬総監督
(フォーメーション) 4-4-2
ニコ 茶園
克来 大石 浦 野本
海野 高田 山村 桑原
谷水
機械研 |
|
アステラスA |
★得点者★ | ||
---|---|---|
時間 | 得点者 | アシスト |