昨年は速攻から失点を重ねて負けた相手である。
気温35度、照り返しのあるピッチではそれ以上を体感する猛暑の中での戦いとなった。
集まったのは12名、ベンチに温存できるのは三宅選手のみの厳しい状況であった。
試合開始からゴールキックの競り合い、中盤でのボールの奪い合いに勝ち優位に試合を進める。
特に左サイドからチャンスをつくり、機械研のペースで試合は進む。
これまでの試合に比べるとボールへの寄せが激しくないためボールを持つことができ、それが球離れの悪さにも繋がってしまう。
前を向いている周りの選手を使えば、もっと楽に攻められたはずである。
相手に裏に走られるシーンもあったが、DFとキーパーが連動してゴールは許さない。
コーナーキックから相手のマークをうまく外した山村選手がヘディングでゴールを狙うもバーを越えてしまう。
抜け出した柏木選手がキーパーと1対1になるも、キーパーに止められるなど、惜しいシーンが続く。
しかし両チーム得点がないまま前半終了。
後半開始から三宅さんを投入するプランもあったが、何があるか分からないため、そのまま待機してもらうことに。
後半開始、相手が暑さからか足がとまり、機械研のボールが回り始める。
短いパスを繋ぎ、左サイドを完全に崩したが、得点には至らなかった。
大石選手のシュートがバーを叩き、FWに抜擢された後藤選手が相手をかわして左足でシュートを打つも、ポストをかすめて外れてしまう。
嫌なムードが漂い始めたころ、TKOの木下に少し似た相手キーパーが前に出ているのを見逃さず大石選手がロングループシュート。見事にこれが決まり1-0。
櫻庭選手は、「あんだけ難しいの決められるんだから、もっと点取れるだろ」と褒めているのか、叱っているのか分からないコメントを残す。
その後、裏へのボールに飛び出した柏木選手が肉離れを起こし交代を余儀なくされる。
三宅さんをキーパーに、病み上がりの谷水選手を左ハーフへと変更。
ここで少しずつ機械研の足も重くなり始める。
右サイドでボールを持った相手選手が中に向かってドリブル、逆サイドへとパスを送る。
少しマークがずれた相手の足元にしっかりと収まる。
必死に足を伸ばすも切り返され、シュートを打ち込まれた。これで1-1となる。
その後もいくつかのチャンスがあったが、決めきれず1-1のまま試合終了。
試合中、若手選手でさえも暑さで意識が朦朧とする消耗戦であった。
試合後も着替えることもままならず、山城選手の娘さんに「いつまで裸でいるんだー。」と叱られる始末。
次の試合でNIMSが不戦勝となったため、勝ち点の差が開いてしまった。
惜しい試合であったが、当日の全力は尽くした結果であろう。
夏の間にトレーニングを重ね、残り15分を耐え切れる力を
つけたいところである。
文責: 桑原
前半(フォーメーション) 4-4-2
大石 後藤
柏木 山城 大西 垣谷
高田 山村 桜庭 桑原
谷水
後半(フォーメーション) 4-4-2
大石 後藤
柏木/谷水 山城 大西 垣谷
高田 山村 桜庭 桑原
谷水/三宅
機械研 |
|
高エネ研 |
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
後半 | 大石 | - |