ここ数年、サッカーの内容では勝っていると言えるのだが、なぜか勝てない資環研。
ここぞという集中力と精度があり、全力で行かないと勝てない相手である。
相手は4連勝中で調子がいい。
さあ、新加入の神谷選手もバイトの時間をずらして参加してくれた。
同じ産総研を母体とするチーム。
負けられない戦いがそこにはある。
試合開始から機械研はよい展開を見せる。
一方の資環研は、中盤で激しくボールを狙って、相手の裏を取るパワープレーを試みてきた。ここ最近はその戦術一本に頼っているようだ。
こういったプレーになれない機械研は、あたふたとなってしまったが、何とかこらえることができた。
7分: 柏木選手からのパスを櫛田選手シュートをふかす。
11分: 野上選手のパスを櫛田選手合合わせるもゴールならず。
15分: 大石選手相手を抜いて逆サイドへ。高く上がったボールを柏木選手がボレーを空振り。
17分: 猪狩選手が落としたのを野上選手シュート。ふかしてしまってゴ―ルの枠外。
20分: 大石選手からのパスをオーバーラップした櫻庭選手へ。これもゴールならず。
32分: 櫛田選手から神谷選手へ。惜しくも外れる。
35分: 櫛田選手がドリブルで果敢に攻める。たまらず相手は後ろから倒してフリーキックとなった。櫛田選手が低い弾道のFKは相手DFに弾かれてしまった。
攻めの形で上回った機械研であったが、前半を0-0のドローで終える。
猪狩選手と山城選手を交代。
後半になって、相手のパワープレーにも慣れてきた機械研。
10分で足を痛めた野上選手に代わって廣瀬選手を投入
パワープレーを続ける相手。中へのキックを後藤選手が手に当ててハンド・・・。これにプレーを止めてしまった機械研は、こぼれ球を打たれて先制点を決められてしまった。
その後も、機械研は攻める。
廣瀬選手、大石選手の前線からのプレッシャーにより、相手DFはラインを高くすることができず、上がれなくなってきた。
機械研は、パワープレーのボールを確実に奪取。ボール支配率も上昇させることができた。
特に右サイドからの攻めが効果的となる。
20分: 稲葉選手の右サイドからのクロスを廣瀬選手が飛び込むが触ることができず。
25分: 櫛田選手が右サイドで相手を振り切り鋭いクロス。これが相手バックのオウンゴールとなり1-1の五分となった。
30分: 神谷選手の右からのオーバーラップでクロス。これに廣瀬選手が合わせるもゴールはバーの上に超えてしまった。
稲葉選手から三宅選手に交代。谷水選手を上げて、三宅選手はGKに。
32分: 右サイドから廣瀬選手が中央フリーの大石選手にパス。キーパーと一対一のビックチャンスとなったがオフサイドの判定。
試合は1-1のまま、引き分けで終了となった。
残念である。勝ちを逃したような気がしてならないが、やはり勝負ごとは難しい。
ここ数試合は成績上位チームとの決戦である。
気を取り直して頑張っていこうではないか。
MVP:櫛田選手 → 廣瀬選手
さずがの現役ブンデスリーガ。得点につながった見事な右サイドからの攻めは圧巻。
オウンゴールとなったが、これはプレッシャーをかけ続けた廣瀬選手の功績といえる。
ということはMVPは廣瀬かな??!!
試合後のコメントを示してみよう。
猪狩選手: 廣瀬さん、相手DFはびびってましたよ。
柏木選手: 相手ビビッてましたよね、廣瀬さん、すごかったです。
谷水選手: あれだけプレッシャーを与えてくれると、キーパーとして助かったんですよね。
廣瀬選手: ひょっとするとさあ、オウンゴールとなったのも、相手が僕のことを意識してミスったんだよね。
柏木選手、三宅選手: そのとおりですね。
オヤジ同士の傷のなめあいなのか・・・主役はやはり「オレ」と言いたいのか・・。
社会人となっているだけあって、年上を喜ばせる手段を心得ている。
MIP:櫛田選手
緊急帰国、現役ブンデスリーガ櫛田選手に対して「あれ!痩せたんじゃない?」
櫛田選手: 実は最初筋肉ムキムキにしたんですよ!
そしたら最初のプレーで、7mもフっ飛ばされてしまって・・・。
それで方向性を変えて、痩せてスピードで勝負としたんです。
なんせ、「グロース」って「大きい」って意味の名前の人がいて、むっちゃデカイんです!
あと、「ヘルマン」ってのはねぇ・・・・ドイツ土産の話が尽きない「クッシー」でした。
文責: 廣瀬
前半(フォーメーション) 4-4-2
野上 稲葉
柏木 櫛田 大石 猪狩
桑原 櫻庭 後藤 神谷
谷水
後半(フォーメーション) 4-4-2
野上/廣瀬 大石
柏木 櫛田 山城 稲葉/神谷
桑原 櫻庭 後藤 神谷/谷水
谷水/三宅
機械研 |
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資環研 |
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
後半 | OG | - |