機械研、快挙！！２部無敗優勝！！
２００２年以来１４年ぶりの１部復帰が決定！！

2016 1/23 YAM FC戦

YAMとの本年度リーグ最終戦。成田選手のスパイ活動による事前情報によると、YAMはこれまで一敗一分であり機械研が負けると並んでしまう。勝つか引き分け以上で二部優勝が決まるが、最後は勝利で締めくくりたい。
雪がちらつき、気温も低い。地面も若干滑りやすくなっていた。M2の選手は実質最後の人もいるので、全員先発から最後までの出場となった。
桑原選手が最終戦の雄姿を記録しようとビデオカメラを持参してきた。柏木選手が撮影していたが、ふとバッテリー残量が残り3分であることに気付く。そして試合が始まって早々雄姿の記録は途絶えた。

＜前半＞
立ち上がりから桑原選手が果敢にオーバーラップを仕掛ける。まるで、ビデオにその雄姿を残そうとしているかのよう。
3分右サイドでの稲葉選手のポストプレーから、成田選手が受け、左足で振り切る。弧を描いたボールは左サイドに突き刺さり、早くも先制。1-0。なおこのシーンのみビデオカメラに撮影されている。
9分岸本選手からスルーパスが出るが、走り込んだ成田選手がギリギリ追いつかず。
10分コート中心線沿いにパスが縦へ出る。相手10番がボールを受け、一旦は、櫻庭選手がとったかにみえたが地面に滑ってしまい、そのまま突破を許す。柳原選手が間に合うかとも思ったが、ドリブルする相手の足が速く追いつかず抜けられ、右サイドにゴールを決められる。1-1。振り出しに戻る。相手も必死である。　
12分相手にセンタリングを上げられるが、山村選手が落ち着いてヘディングでキーパーに返す。
15分櫛田選手がボールを奪い、大石選手のポストプレーで左の稲葉選手へ。遠目からセンタリングするが、中に人がおらず相手キーパーへ直接渡る。
16分成田選手が右から左へ横方向にドリブル、逆方向に動いた岸本選手へスルーパスを送るも惜しくもオフサイドにかかる。
18分櫛田選手が中盤でボールを奪い、相手を一人交わしてロングシュートを放つが、枠に行かず。
23分相手がディフェンス裏へボールを出す。ゴールから大分距離はあったがシュートを打たれる。枠に行かず。
24分ロングシュートをうたれ、ゴールポストを直撃する。危ない場面であった。
30分　大石選手が相手ゴール前でプレッシャーをかけ、ボールを奪取。その後、フェイントで二人をかわし、冷静にゴールに押し込んだ。見事な個人技で2-1と勝ち越すことに成功した。

前半は、１点を取ってから、前に来た相手の出足の速さに苦戦をした。決定機は、何度もあったが決めきれないことがずるずると試合を引っ張ってしまった。

＜後半＞
後半、成田選手のロングシュート、櫛田選手の左サイドのごぼう抜きから稲葉選手の惜しいシュートなど、廣瀬選手のボール奪取からの左足シュートなど、惜しいシュートがあった。　機械研はチャンスを何度も得る。
稲葉選手が抜け出し、相手のゴールキーパーが稲葉選手に体当たりをしたが、ボールに触れず、これを稲葉選手がゴールにいれたが、キーパーチャージという不可解な判定で、得点ならず。相手もほっとした感じであった。　
　守備陣も気合が入っており、要所要所で、体を投げ出しながらディフェンスを行い、でも落ち着いて対応している姿には神々しさを覚えた。そして、試合終了。２－１で機械研が勝利した。
機械研は、今期７勝１分の無敗で優勝できた。休部を経て、４部から再スタートし、１部復帰には１４年かかったが、また、こうして戻ってこれたのは奇跡的であるといえる。皆の実力とチームワークの勝利と言えるのではないか。

特に、今期は圧倒的であり、まだ、前後半では負けたことがない。つくばカップでは１部優勝チームのNIMSに勝つなど、延長戦で負けたアステラスＡを考えても、前後半では負けておらず、つくばで最も強いチームの一つになっているといえる。

優勝できたので、恒例のビールかけ、炭酸水かけを行った。みなさん、楽しそうで、後かたづけをしながら、泣きそうになった監督でした。

MVP：大石選手
ボール奪取からドリブルで決めるまで、気持ちの入ったプレーが勝利に直結

MIP：桑原選手
撮影する気満々でビデオカメラを持ってくるも、３分程度でバッテリー切れという結果に。
桑原選手の出場中にベンチから「バッテリー切れた！」の声に苦笑い。「やべ、MIPだ」的な表情を見せる。
ビデオが切れたとたん、果敢なオーバーラップも影を潜める。

（文責　竹中(一), 廣瀬）