瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

[やったー点目のゴー ル]

2015 11/24 つくばカップ2回戦突破号

偽かわらや発行

機械研、死闘を制す!!PK戦で競り勝ちベスト8に!!




2015 11/21

ここ数年の戦いでは、いつも誰かがケガをさせられているレッドスター。今回も骨肉の戦いが予測された。
ちなみに、土浦の高校サッカー部のOBから構成されており、あるメンバーは、東事業所では芝生の手入れ作業を行う業者さんである。
時は1年前のある日、東事業所で昼休みに話した会話に振り返ってみよう。

レッドスター:(芝生作業に一区切りをつけ、弁当を食べている。)いいですね。昼とかにこういう風にサッカーができて・・・。 
廣瀬:ほんとにいいですよね。結構、精神的に気分転換になりましてね。 
レッドスター:毎日、こうゆう風に練習していると強くなりますよね。
廣瀬:いやいや、おっさんが多いし、今日も4人とかでしょ? ちょっと蹴っているだけですね。  強いというと、レッドスターさんは強いですよね? サッカー経験者ばかりじゃないですか?
レッドスター:土浦のある高校サッカー部のOBですね。 普段、やってない人も多いので、なかなか・・・。
廣瀬:人数が揃うとめっぽう強いでしょ。
レッドスター:そうですね。人数が揃うと、あまり負けたときはないですね。
廣瀬:あまり負けない?
レッドスター:そうっすね。うん、負けないですね。
廣瀬:人数だけの問題ですか・・・。それは残念ですね。

さて、今回である。珍しく相手のレッドスターは、13人と人数を揃えてきた。相手の言葉を借りると、人数が揃ったときに負けた記憶があまりない。しかも、いつもよりも若返りをしており、動きもよさそうである。 対する機械研サッカー部も13人。ガチンコの戦いが始まった。

<前半>
 フォーメーションは、4-2-3-1と、相手の攻めを抑えつつ、サイドを使っていくことを狙ってダブルボランチを採用した。
前半、始まってすぐに機械研はチャンスを何度も作り出す。しかしながら、稲葉選手のシュートが惜しくも外れて、無得点。
一方のレッドスターは、カウンターベースの速攻サッカーで、ボール奪取すると、中盤を通り越して前線へ、その間に4人をディフェンスに残して、6人が責め上がるという明確なサッカーをしてきた。
機械研は、相手の出足が早いため、中盤においてのいつものパス交換ができない。前を狙ってのスルーパスも途中でひっかかるケースが多く、逆襲をよく受けていた。
0-0のまま、前半戦が終わる。

<後半>
  後半になって、海野選手に代わり、大石選手を投入。相手の動きが衰えてくるのを待ったが、0-0のままだと相手の気力が落ちてこず、カウンター時の鋭さに磨きがかかる。
中盤を使いたい機械研は、味方の距離を縮めてパスの出しどころを増やすために4-4-2のフォーメーションに変更した。これで中盤でのパス回しができ、それまでできていなかったサイドバックのオーバーラップが出るようになった。
お互いのチャンスがあったが、機械研の守備陣の気持ちが強くでており、最後のところでの踏ん張りがきいていた。大久保選手、櫻庭選手の2枚は鉄壁で相手の競り合いに勝つし、ラストパスへの反応もよく、カット、クリアなど対応できていた。サイドバックの桑原選手、山村選手も相手のドリブルに対して最後まで飛び込まず、よく見ながら、最後の最後で体を張って飛び込むという気持ちのサッカーが出ていた。
圧巻だったのがGKの反町選手。相手との接触プレーによるダメージも我慢して耐え、幾度もの1対1の決定的なシュートを防いだ。相手GKの声が飛ぶ!「くそ!当たりに当たりまくってるな!あのキーパー!」
ここで、0-0で後半が終了。今年からの規定で、10分の延長戦に突入することとなった。

<延長前半>
 思ったよりも長くなるのが10分間の延長である。レッドスターは、プレーが終わるたびに、ひざに手をかけて休んだり、ときには座り込んだりしていた。
機械研も足を引きずってプレーしている選手も出始めた。双方の攻撃も単発となり、チャンスにかける人数も減ってきた。
 危ない場面もあった。相手の右側からのクロスから、トラップシュートでゴールを決められたかに見えたが、主審の判定はオフサイド。IDFCの線審がオフサイドフラッグを上げたことに、レッドスターの怒りは爆発する。
ここでこの試合の後半でのやりとりを振り返る。

廣瀬監督:(相手の完全なオフサイド。線審は旗を上げるが、主審は見ていないのでプレー続行。相手が外してくれたので問題なかったが・・・。)せっかく、線審の方がオフサイド上げても、主審がとってくれないですね。さっきもありましたね。
IDFC線審: そうなんですよ。取ってくれないですね。
廣瀬監督: 外してくれたからよかったけど、決定的でしたよ。ほんとに危なかった。(笑)。
IDFC線審、第4審判: でしたね。(笑)
廣瀬監督: ちょっと主審に「線審を信じてください」って言っておいてもらっていいですか?何度もオフサイドと旗を上げてるから。
(第4審判)了解です。言っておきますね。

双方譲らず、0-0のスコアレスドローのまま、PK戦で決着することとなった。

(PK戦が始まるにあたり)
反町選手:(侍のように)集中して自分の世界に入る・・・。
山村選手:反町さん、相手の軸足を見て反応す・・・
反町選手:(山村選手の言葉を遮り)、何も言わないでください!今、集中していて、気持ちを入れています!
山村選手、廣瀬監督: (うん、そっとしておこう。今、怖いぐらいに集中しているぞ。)

<PK戦> 
 メンバーは、GK反町選手、成田選手、柳原選手、桑原選手、岸本選手、櫻庭選手の5人。
機械研の先行で、成田選手、柳原選手が落ち着いて決めたのに対して、もはや神々しさを備えた反町選手の見事なセーブで、レッドスターの最初の2人を防ぐことができた。
その後、桑原選手、相手も決めたが、最後に、岸本選手が決めて4-2でPK戦に勝利。
機械研は、つくばカップ2回戦を突破、ベスト8進出を決め、死闘を制した。

MVP:反町選手
試合途中の負傷にも負けず、神がかり的なセーブを連発。この試合のみでなく、年間MVP?級の働きで。

MIP:選手全員
ここ10年を振り返っても、最もタフな試合をものにした。強い気持ちが出ていたメンバー全員に誇りを持った。

(文責 廣瀬)

【結果】

機械研
0 0 前半 0 0
0 後半 0
0 延長前半 0
0 延長後半 0
4 PK 1

レッドスター


前半 

     岸本

山城  成田   稲葉

    山村 柳原

海野 桜庭 大久保 桑原

     反町

後半 フォーメーション4-2-3-1

     岸本

大石  成田   稲葉

    山城 柳原

山村 桜庭 大久保 桑原

     反町

フォーメーション4-4-2

   岸本  稲葉

大石 柳原 成田 山城   

山村 桜庭 大久保 桑原

      反町

延長前半

   岸本  稲葉

大石 柳原 成田 山城   

山村 桜庭 大久保 桑原

      反町

延長後半

   岸本  稲葉

大石 掛川 成田 山城   

山村/柳原 桜庭 大久保 桑原

      反町

★得点者★
時間 得点者 アシスト
     





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